#000. HR/HMについてOBLIVION編集部がnoteに書き残すあれやこれ。
はじめましての方には、はじめまして。
架空のHR/HM専門誌、OBLIVIONの編集部です。
満を持して、というより思いつきで2022年に創刊することになりました。
以下、当該noteの内容及び概要を説明しておきます。
はじめに
まずここで紹介していく音楽は、主にHR/HM、つまりヘヴィメタルやハードロックと呼ばれるもの。
特に美旋律を擁する様式美な北欧HR/HMなどは昔から大好物なので、結果的にその辺りの音源紹介が多くなるだろう。
僕の音楽史は小学生の時にYNGWIE MALMSTEEN、それからBOOWYのサウンドに衝撃を受けて本格化した。
まずはギターを弾きたいがためにクラシックギター教室に通い、中学に入ってからすぐに新聞配達をしてお金を貯め、数か月後にはそのお金でエレキギターを購入し、同級生らとバンドを結成。
邦楽ではBOOWYやPERSONZ、BUCK-TICK、D'ERLANGER等、洋楽ではMEGADETHやJUDAS PRIESTをコピーしまくる中学時代を過ごした。
高校時代に入ると世界のロックシーンはグランジに浸食及び傾倒してしまい、その影響を少なからず受けた僕は、パンク~ニューウェイブ~シューゲイザーへの道を着実に歩み始め、音楽嗜好が雑食へとシフトする。
ただ、ギターで弾くのは専らHR/HM系だったこともあり、二足の草鞋のような今の音楽嗜好の源泉は、恐らくこの時代に養われたのではないかと思っている。
上京し、大学に入ると真っ先にバンドサークルへと入部し、様々なバンドでギターを担当。
入部してすぐに先輩から「何が弾ける?」と聞かれ、サクっとYNGWIEの「Trilogy Suite Op.5」のイントロを弾いたことで、いろんなバンドからお誘いを受けるようになったと記憶している。
ギターにはかなり自信があった。
(その自信はすぐに打ち砕かれることになるが、それはまた別の機会に。)
それこそJ-POPのスピッツからゴシックメタルのPARADICE LOSTまで、特に当時流行っていたNOFXやBAD RELIGIONといったエピタフ系は飽きるほどプレイしたので、今はもう率先して聴くことはない。
ちなみに当時観に行った外タレの来日公演で印象に残っているのは、SUEDE、ELASTICA、そしてTHE BRIAN SETZER ORCHESTRAあたり。
特にELASTICAの初来日公演ではスタート直後、勢い余ってクラウドサーフしてみたらスタッフに追い出されてしまい、ろくに観ていない。
酒に酔っていたこともあるけど、別の意味で印象に残っているライブだ。
僕自身、ここまで飽きることなく音楽と関わることが出来たのは「嫌いなジャンルを作らないこと」を信条にしていたからだ。
たとえ好きになれない音楽があったとしても、それは自身の感受性の問題であって、間違っても作り手側に罪などあろうはずがない。
昔は好きではなかった音楽が、幾ばくかの時を経て、なぜか心地良く聴こえてくるようになった、なんていうアハ体験は誰にでも起き得るのだから。
(それぐらい人間なんていい加減なもの、ということが言いたい。)
そのため、当方の記事において言及する作品への不平不満等々は、その時々の僕の超繊細な感受性によって導き出された見解であり、もしかすると数年後には180度全く違った感想になる可能性も、それはそれで多分に残されているということを、この場を借りて、お断りしておかなければならない。
その代わり、例えばQUEENSRYCHEの3作目のように、一度賛辞した評価は何年経とうが自分の中で揺らぐことはない。
40年以上音楽と共に人生を歩み、これだけは確信を持って言えることだ。
この曲を聴け!
今後公開していく記事は、基本的にアルバムレビューという形を取る。
そこでは脈絡のない話から始まるかもしれないが、その作品が生み出された時代背景や歴史的な意味についても言及していく所存である。
また、アルバムの中からは「この曲を聴け!」と題して、僕の気に入った1曲をピックアップしていく予定なので、時間のない方はウンチクを飛ばして試聴だけでもチェックして頂ければと思う。
本日は、皆さんへのご挨拶及びプロフィール的な記事なので、僕がHR/HMに没頭するようになったきっかけの1曲を紹介しておこうと思う。
それはVIPERの「Prelude to Oblivion」(1989年)である。
(ご想像通り、OBLIVION誌の語源はここからインスパイアされたもの。)
ちなみに、アルバムレビューをしていく中で5回に1回につき、過去の名作や傑作も取り上げていくので、古参の方も楽しみにしていて欲しい。
これを機に、Z世代の若い人にも昔の作品をアピールしていきたい所存。
好きなものは、なるべく語り継いでいきたいタイプなのだ。
どちらにせよ、コロナ禍でライブやフェスなどの娯楽が減り、ステイホームを余儀なくされることが多い昨今、もっと好きな音楽を楽しみたいという自分のワガママもあり、こうして架空の編集部を立ち上げることになった。
願わくば、ここで紹介する音楽が皆さんの癒しとなれば、これほど嬉しいことはない。
それでは、はじめよう。
立春の夜に。
2022年2月4日
OBLIVION編集部
追伸
重ねて申し上げますが、当HR/HM専門誌「OBLIVION」は架空の専門誌でありフィクションです。念のため。
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