【忘却度90%】バグダッド・カフェ
1992年7月19日、おそらくテレビの録画で鑑賞。
この映画こそが、この「忘却映画館」を書くきっかけになったのでした。
30年分の日記を全部チェックしたときに気づき、愕然とした事実。「見た映画、ほとんど覚えてない」
私の頭の中が消しゴムだったのか。
そしてそれが超B級映画とかならまだしも、「ヒットもしてたし、覚えてると思ってたのに、よく考えたらまったく覚えてない」映画だった場合のショックの大きさったらなかったわけです。
「バグダッド・カフェ」がいい例。
水(?)のタンクみたいなポスターのビジュアルは覚えてる。主題歌が大ヒットした「コーリング・ユー」だということも覚えてる。90年前後の「ミニシアターのロングラン映画」の1本だということも覚えてる。当時おしゃれサブカルが愛する映画の代表格だったことも覚えてる。
でも、話は一から十まで、きれいさっぱり忘れてしまってる。
そして私は検索をして、ポスタービジュアルを確認して、ウィキペディアなどであらすじや概要を読み、ああ西ドイツ映画だったのか、渋谷シネマライズの上映だったのかと知り、そうだモーテルにいる人々の話だったとなんとなく思い出し、ユーチューブにある、いくつかの映像を見て記憶を少しずつたぐりよせたのでした。
おかげで、忘却度は50%くらいにまで減りました。
この作業をリアルタイムで書きながらやるとどうなるだろうと、「バグダッド・カフェ」きっかけで、この「忘却映画館」が始まった、というお話でございました。
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