【忘却度10%】ニュー・シネマ・パラダイス
1990年1月17日、シネスイッチ銀座で15:40の回で鑑賞。
まずは当時の日記をそのまま書き抜いてみます。
「サークル女子と待ち合わせてカプリチョーザで昼飯。その後、六本木WAVEへ。ジョン・ローン見た! 続いて銀座。「ミステリー・トレイン」見るつもりだったが、15:40の回の「ニュー・シネマ・パラダイス」にする。泣いた泣いた」
なんか時代が表れてる日記かなと。
しかし1989年12月29日は、「ニュー・シネマ・パラダイス」見ようと行ったら超満員で、じゃあ「ミステリー・トレイン」とどっちにしようかで「セックスと嘘とビデオテープ」を結局見てるわけで、二度連続振られてる「ミステリー・トレイン」が可哀想。
という余談はともかく、まあこの映画はさすがに、忘れないでしょうねえ。この後も、数回見てます。
少年時代の映画館での検閲にまつわる何気ないシーンが、エンディングで怒涛の涙を誘うとは。またあのときに流れるエンニオ・モリコーネの音楽もたまらないし。
監督はジュゼッペ・トルナトーレ。映画館技師のおじさんはフィリップ・ノワレ。大人になったトトはジャック・ペラン。
おじさんの葬儀で数十年ぶりに田舎に帰ったとき、なんか仏頂面だったジャック・ペランが、あのフィルムを見たときにふっと涙を浮かべて笑った瞬間、私の涙腺は決壊しました。
いまこう書いてるだけで、実はもう泣いてます。
<ポスターを見てみよう>
超有名なポスターのひとつでしょうね。
<ネットで調べてみる>
そうなんですよ、当時シネスイッチ銀座での異例のロングランがニュースになるくらいだったんですよね。
その現場で見られたことが、いまにして思うと良かったなあと感慨深い。
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