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【心はロンリー、気持ちは…】その2

1997年9月1日。
「8月29日録画の、久しぶりの「心はロンリー、気持ちは…X」。シリーズの熱狂的なファンとして、これは残念すぎる」

 「その1」で書きましたけど、本当に1作目から7作目くらいまではこれほど面白いテレビシリーズはなかったんですよ。でも本当に後期は残念な結果に。
 DVD-B0Xが発売されたらすぐ入手しました。
 
2005年3月3日。
「注文してた「心はロンリー、気持ちは…」DVD-BOX届く。さっそくパート1を見る」
8月7日「アマゾン「心はロンリー、気持ちは…」7、8、10話届いて見る」

 さてここで、私がかつてエッセイ本で書いた原稿を引用しておきます。「先生」が小説家のもろもろを教えるという設定の、お笑いエッセイです。

パート5

「突然だが先生の大好きなドラマシリーズに、明石家さんま主演の『心はロンリー、気持ちは「…」』というのがある。これがどれだけ面白かったかを知らない若者は各自勝手に調べてもらうことにして、このシリーズには毎回決まり事があった。
 
 ラスト、明石家さんまとヒロインの恋の行方がわからないまま終わる。そして「15年後」とクレジットが出てエピローグ。明石家さんまは商店街で、若いときの職業にちなんだ店をやっている(カメラマンなら写真屋など)。昔の知り合い(当時は子供)が訪ねてきて会話を交わすが、まだヒロインのその後はわからない。最後の最後で、飾ってある写真や、奥から呼ぶ声で、二人は一緒になったんだとわかって、エンドロール。
 
 前回パクリ問題に触れたけど、そこで例に出した先生の売れた著作のラストって、このフォーマットと同じなんだよね。昔からよくある展開には違いないけど、当時も先生は『心はロンリー』に影響されてたと明言してた。もちろん書いたときは意識してないけど、後から自分でも気づかないうちに刷り込まれてたなと自覚したから。決して、オマージュとかリスペクトとかってなんでも許される魔法の呪文は使わないよ。
 
 もし関係者の方が不快な思いをされたとしたら、それは先生がダメだった証だ。もし喜んでくださったら、愛があったと伝わったかもしれない。まあ当時から、どう思われるか以前に、関係者の方は先生の本なんか手にしたことすらないと思うんだけどね」

パート6

2024年4月27日。
「心はロンリーFINAL。予想どおり、ぞっとするほどのつまらなさ」
 
 本当に出だしからぞっとしました。

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