マガジンのカバー画像

忘却映画館 90年代ベスト

304
忘却映画館 90年代ベスト
運営しているクリエイター

#映画お

【忘却度10%】オースティン・パワーズ

1999年11月19日、レンタルビデオで再見。  初見は1998年3月11日、松竹試写室の試写で。日記には「試写室が映画秘宝チームばっかり(笑)」と書いてます。  この映画はものすごく仕事したなあ。いろんな雑誌で特集作ったりレビュー書いたり。そのためにサンプルビデオ取り寄せて、何度繰り返しみたことか。個人的にサントラCD買ったりもしました。  まあ映画に関していまさら語ることはないですね。 <ポスターを見てみよう>  そして1年半後のこの日は、恵比寿ガーデンプレイス

【忘却度30%】オースティン・パワーズ・デラックス

1999年7月2日、サンプルビデオで鑑賞。  当時、これほど見るのを楽しみにしてた映画もなかったなあ。  一緒に台本も送られてきて、ポパイ誌の特集や他の雑誌でも編集や執筆をしてました。それもあり、この日から同月22日の披露試写まで、10回は見てます。  第3作(ゴールドメンバー)はもうぐだぐだになるんですが、この2作目はなんとかキープ。とはいえ、ミニミーのくだりとか、ドークターイーブルの小ネタ連発と呆れた息子のツッコミのくだりとか、まあまあ笑いも間も悪いところがいくつも

【忘却度40%】オープン・ユア・アイズ

1999年5月20日、13:00京橋メディアボックス試写室で鑑賞。  これは面白かった。って、けっこう忘れてるけど。  スペイン映画で、後にトム・クルーズ「バニラ・スカイ」としてリメイクもされてるので、記憶もまあまあ補完されてます。  ポスターに東京国際映画祭グランプリとか書いてあったことも記憶あり。 <ポスターを見てみよう>  アレハンドロ・アメナーバレの名前が出ませんでした。  ペネロペ・クルスだったことを忘れてました。「バニラ・スカイ」でも同じ役なのに。

【忘却度40%】狼の挽歌

1995年11月13日、サンプルビデオで鑑賞。  ブロンソンですね。  当時、ちょうど新しくVHSビデオで発売される時期で、それをソフト会社に送ってもらいました。  そして雑誌の特集のために、この映画の最初から最後までの場面を、フィルム23本使って撮ってます。 <ポスターを見てみよう>  このビジュアル、思いっきりラストシーンです。名シーン。 <ネットで調べてみる>  そのラストシーン、イタリア版や日本語吹き替え版では声が入ってるらしいのですが、私はただエレベー

【忘却度40%】狼たちの午後

1994年1月11日、深夜テレビで鑑賞。  テレビでやってるのを30分近く経ってから気づいて、慌てて見たのでした。  銀行強盗に失敗して立てこもった2人が、なぜかテレビ中継などで人気が出てしまい、という話。これも有名な映画ですね。  アル・パチーノはもちろん野沢那智さん、事件を締めに来るFBI中村正さんが吹き替えてました。 <ポスターを見てみよう>  ジョン・カザールの名前を失念しておりました。  シドニー・ルメットだったのか。 <ネットで調べてみる>  ジョ

【忘却度20%】オリエント急行殺人事件

1993年10月27日、テレビ放送で再見。  これは個人的に忘れられない映画で、というのも子供のときにこれを見たことで、アガサ・クリスティに興味を持ち、「大人向けの本」を片っ端から読むようになったからです。これを見てなかったら、物書きにもならなかったかもしれない。  お話はいまさら語るまでもなく。  ポワロは本作ではアルバート・フィニー。次の「ナイル殺人事件」ではピーター・ユスチノフに代わるのですが、吹き替えはどちらも同じ方でした(お名前失念)。こういうのって、日本版だ

【忘却度10%】狼よさらば

1993年1月15日、テレビの録画で鑑賞。  後述するかもしれませんが、この2年後くらいから、山ほど映画を見て、原稿を書いてと、おそらく日本でも10本指に入るくらいに、チャールズ・ブロンソンのことばかり考えるようになるので、とりわけこの代表作は忘れようがなく。  街の悪党を警察に代わって成敗していく、自警団映画の元祖といってもいい映画かと思います。  主人公はポール・カージー。職業は建築士。この後、パート5まで作られますが、ありがちですが、徐々に話はめちゃくちゃになって

【忘却度40%】おませなツインキー

1992年2月22日、深夜2時テレビで鑑賞。  出ました、おませなツインキー。  私の中では珍品中の珍品。  あのチャールズ・ブロンソンが戦争ものでもアクションでもなく、まさかの恋愛コメディに主演。しかも似合わないことに官能作家役。さらに一回りもふた回りも下の女子高生スーザン・ジョージが相手役。さらに本当に結婚しちゃうし。いまなら一発アウトでしょうな。  オープニングから自転車で登校中のスーザン・ジョージたちのミニスカからの太ももばかり執拗に狙ってるし、というか劇中も

【忘却度0%】おもいでの夏

1992年1月21日、レンタルビデオで鑑賞。  ものすごく、大好きな映画。  これも「幸せはパリで」同様、ミシェル・ルグランの輸入盤サントラLPを先に見つけて買っていて、何度も何度も聴いて、とにかく見たくてしょうがなかった映画。レンタルビデオ店で見つけたときは、さぞ鼻の穴が膨らんだことでしょう。  「年上の憧れの女性」「初体験」「夏」「回想」だと、後年のジョディ・フォスター「君がいた夏」もそうですね。  「年上の憧れの女性」「戦争の悲劇」だと、後年のモニカ・ベルッチ「

【忘却度80%】黄金の七人

1992年1月4日、レンタルビデオかテレビの録画で鑑賞。  出ました、黄金の七人。  92年にこれを見た人はほぼ9割以上、この映画が、フリッパーズ・ギター「恋とマシンガン」の前奏の元ネタのテーマ曲だから、でしょう。  ピチカート・ファイヴやフリッパーズ・ギターの登場で、過去曲の「引用」とか「元ネタ」を愛でるというブーム(というのかな)が起こり、本作のテーマ曲はとりわけそれを代表する一曲。  実際私も、映画見る前にこれのアルマンド・トロバヨーリのサントラを手に入れて聴い

【忘却度70%】女は二度生まれる

1991年7月13日、テレビの録画で鑑賞。  「しとやかな獣」からの、川島雄三監督・若尾文子主演シリーズ。  当時好きでしょうがなかったけど、これもあらすじは忘れちゃったなあ。 <ポスターを見てみよう>  フランキー堺出てたんですね。覚えてないなあ。 <ネットで調べてみる>  置屋の女から金持ちの妾となった若尾文子の物語、でした。  見直します。

【忘却度50%】おしゃれスパイ危機連発

1990年11月23日、おそらくテレビの録画で鑑賞。  スパイ映画ブーム、続いております。  深夜のテレビでこれやったとき、ラテ欄見たときから楽しみだったなあ。邦題が最高だもの。  でもドリス・デイ主演で、スパイ映画というより、もうちょっと古い感じのコメディっぽさの加減が多かったんじゃないかなと。  あと、ドリス・デイはけっこうお年を召してましたよね。  でもオープニング、パリを歩くサングラス姿のドリス・デイに、クレジットが入ってくる感じは超おしゃれでした。 <ポ

【忘却度30%】おしゃれ泥棒

1990年7月13日、テレビの録画で鑑賞。  この映画についての当時の私の日記の唯一の記述、前回の「サボテンの花」とまったく同じく「ピーター・オトゥールは中村正!」でした。中村正さん映画祭シーズンだった模様。  オードリー・ヘプバーン主演作。もちろん吹き替えは池田昌子さん。オードリーは(「ローマの休日」とかに比べてという意味で)けっこうお年を召されてたけど、池田昌子さんのお声でかなりイメージ補正されてたはずです。  画家か美術商の娘のオードリーと、彼女が泥棒と勘違いした

【忘却度10%】お熱いのがお好き

1990年3月16日、銀座文化劇場「マリクレールクラシックスpart2」、14:50の回で鑑賞。  ビリー・ワイルダー&ジャック・レモン。  いちばん好きな組み合わせですから、そりゃ忘れるわけもなく。  あとはトニー・カーチスとマリリン・モンロー。マフィアに追われる楽団の2人が、女装して女性楽団に紛れ込んで逃亡。そのドタバタ。  そして有名な「完璧な人間なんていない(Nobody’s perfect)」。  何から何まで完璧な映画。  「Some like it