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忘却映画館 90年代ベスト

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忘却映画館 90年代ベスト
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#忘却度30

【忘却度30%】オースティン・パワーズ・デラックス

1999年7月2日、サンプルビデオで鑑賞。  当時、これほど見るのを楽しみにしてた映画もなかったなあ。  一緒に台本も送られてきて、ポパイ誌の特集や他の雑誌でも編集や執筆をしてました。それもあり、この日から同月22日の披露試写まで、10回は見てます。  第3作(ゴールドメンバー)はもうぐだぐだになるんですが、この2作目はなんとかキープ。とはいえ、ミニミーのくだりとか、ドークターイーブルの小ネタ連発と呆れた息子のツッコミのくだりとか、まあまあ笑いも間も悪いところがいくつも

【忘却度30%】ガメラ3 邪神覚醒

1999年2月12日、18:30徳間ホールでの試写で鑑賞。  平成ガメラシリーズ、面白かったですよね。  いちばんよく覚えてるのはやはりこの「3」ですかね。渋谷で始まって、京都駅で終わる。イリスが覚醒するのは奈良の山奥のほう。 <ポスターを見てみよう>  このコピーも思い出しました。ガメラが敵をやっつけたはいいけど、それによって甚大な被害が出るのも確かで、それで家族を失った前田愛さんが、という話でした。 <ネットで調べてみる>  だいたい思い出してきました。「シン

【忘却度30%】39 刑法第三十九条

1999年2月1日、13:00松竹試写室で鑑賞。  森田芳光監督作。タイトルは心神喪失者の犯罪は問われない刑法のこと。  事件の被疑者役が堤真一さん、彼が本当に心神喪失だったかを探る精神科医を鈴木京香さん。その事件のきっかけとなった元の事件の被疑者が入江雅人さんだったことまで覚えてます。  後日、ときどき映画のインタビューページを担当してた雑誌で、森田芳光監督に取材させていただきました。不勉強な私に、この映画の独特の画面の質感は「銀残し」という手法を使ったことなどを丁寧

【忘却度30%】リング

1999年1月24日、(昨夜の)テレビ放送で鑑賞。  本作は1998年1月劇場公開なのですが、私この劇場パンフレットにエッセイを寄稿してるんですよね。  それで翌年、録画して見てるって、もしかしたら見ないまま、映画自体とは関係ない原稿を頼まれたんだったか……。 <ポスターを見てみよう>  当時大ヒットしましたし、だいたい覚えてるかと。 <ネットで調べてみる>  いまの人はVHSテープを知らないし、もはやDVDも見ないし、配信で貞子が出てきても恐怖は半減でしょうね。

【忘却度30%】鮫肌男と桃尻女

1998年7月29日、13:00東和試写室で鑑賞。  この映画の劇場パンフレット、私が編集執筆しました。当時の私の仕事ではよくやってたのですが、凝ったフォトコミックなども作ってます。 <ネットで調べてみる>  プレミアでもついてないかなと調べたら、300円でした。  そこまで関わった映画でも忘れてるの多いですけど(「ヴィドック」とか)、よく覚えてるほうだと思います。

【忘却度30%】失楽園

1997年12月8日、レンタルビデオで鑑賞。  「口でしてあげますから」  この映画のいちばん印象に残ってるシーンを挙げてみました。 <ネットで調べてみる>  原作や濡れ場の話題が先行してますけど、森田芳光監督の凝ったカットや編集がけっこう攻めてるんですよね。私は好きでした。  でもここだけの話、(いや、公言もされてたかもしれませんが)淀川長治先生は北野武監督の対談のときに、「あんた、あれ見た? あのひどい映画」とボロカスにおっしゃってました。

【忘却度30%】パーフェクトブルー

1997年9月11日、18:00シネセゾン試写室。  今敏監督のデビュー作。もちろん大好きでした。  私が何か語るまでもなく。  このなんでも忘れる私が、「結局誰が」の部分をしっかり覚えてるくらいだもんなあ。 <ネットで調べてみる>  予告見ましたけど、パソコン画面が古いのとまだ「電話」というのは時代だからしょうがないとして、話は全然いまでも古びてないですね。

【忘却度30%】ウォレスとグルミット 危機一髪!

1997年6月3日、13:00シネカノン試写室で鑑賞。  文句なく面白いです。大好き。  詳しくは前作のところで書いてます。 <ポスターを見てみよう>  しょっぱなの、はしごビヨーンのシーン(わかってください)からハートを鷲掴みにされました。 <ネットで調べてみる>  映像を見ると、忘却度は10%くらいまで下がりました。

【忘却度30%】サボテン・ブラザーズ

1997年1月19日、レンタルビデオで再見。  後で出てくるかと思いますが、「ステューピッド/おばかっち地球防衛大作戦」というジョン・ランディスの(あんまり面白くない)映画の劇場パンフレットなどの編集・執筆を引き受けての再見です。  編集者の自分がライターの自分に「ジョン・ランディス全作品解説を書け」とめんどくさいことを命じてしまい、ここからジョン・ランディスの未見作品も、かつて見たものも、全部見直していくことになります。 <ポスターを見てみよう>  私は「ブルース・

【忘却度30%】ミッション:インポッシブル

1996年8月3日、16:40新宿の映画館で鑑賞。  デートムービーです。  ひじょうに面白かったんですけど、いきなり1作目で、フェルプスが黒幕っていうオチはどうなんだと思いました。  「スパイ大作戦」は「おはようフェルプスくん」から始まるのを知ってる世代としては。 <ポスターを見てみよう>  あと、ジャン・レノとエマニュエル・べアールの展開を、一緒に見た女子は「結局、フランス人が悪いって話だったね」と笑ってました。 <ネットで調べてみる>  エミリオ・エステベ

【忘却度30%】ウォレスとグルミット ペンギンに気をつけろ/チーズ・ホリデー

1996年5月23日、18:00五反田イマジカでの試写で鑑賞。  このシリーズ好きだったなあ。最初に見たときは、ピーター・ガブリエルの「スレッジハンマー」のPV作ったアードマンスタジオか!と驚きつつ納得したことを覚えてます。 <ポスターを見てみよう>  エピソードは「ペンギンに気をつけろ」と「チーズ・ホリデー」でしたね。  シリーズが全部で何本あるのか覚えてないですけど、やっぱりいちばん覚えてるのは「ペンギンに気をつけろ」です。傑作。 <ネットで調べてみる>  後

【忘却度30%】ベイブ

1996年4月13日、19:00新宿の映画館で鑑賞。  デートムービー。  ベイブ嫌いな人、この世にいない説。 <ポスターを見てみよう>  ジェームズ・クロムウェルは本作で遅咲きブレイクでした。 <ネットで調べてみる>  4つ前に偽物のジョージ・ミラーが出てきましたが(言い方)、こちらは本物のジョージ・ミラー。  でも私、ずっと勘違いしててジョージ・ミラー監督だと思ってたんですが、それは「ベイブ/都会へ行く」のほうで、本作は製作脚本だったんですね。

【忘却度30%】GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊

1995年9月21日、15:30イマジカ試写室で鑑賞。  まあ私が語るまでもなく、いろんな表現作品の「基本」となったひとつの作品ですよね。 <ポスターを見てみよう>  これを書いてるのは2021年8月29日なのですが、検索したらまさにこの9月17日に4Kリマスター版が公開されると知りました。 <ネットで調べてみる>  私いまだに、ビデオ化時にプロモーションでもらった、このビジュアルの「テレフォンカード」持ってます。いまの人はそもそもテレカを見たことないんだろうな。

【忘却度30%】プリシラ

1995年4月20日、13:00日本ヘラルド試写室で鑑賞。  これは大好きな映画なので、中盤のもろもろ忘れてるところもありますが、覚えてるほうです。  2008年にシャーリーンの「愛はかげろうのように」がずっと頭の中で鳴り止まなかったことがあり、ユーチューブで、この曲が流れる本作のオープニングを何度も繰り返し見たりもしてました。 <ポスターを見てみよう>  なんか見てると、嬉し泣きしちゃうんですよね、この映画。 <ネットで調べてみる>  私、子供のころから(親がよ