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忘却映画館 90年代ベスト

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忘却映画館 90年代ベスト
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【忘却度20%】シュリ

1999年10月15日、18:00シネカノン試写室で鑑賞。  あらゆる韓流ブームの原点と言ってもいいんじゃないでしょうか。  最初に見たときは衝撃だったなあ。香港アクションとも違う、「アジア人がハリウッドアクションみたいなことを平然とやってる!」という驚き。 <ポスターを見てみよう>  そしてここから韓国映画の快進撃が始まったわけです。  私も韓流ドラマとK-POPはいまだにハマらないけど、日本で公開になる韓国映画はかなりの率で追っかけてるもんなあ。チェ・ミンシクと

【忘却度10%】シックス・センス

1999年9月20日、15:30東宝東和試写室で鑑賞。  やっと忘却度100%地獄から抜け出せました。  とはいえ、いまさら何か語ることもない有名作ですが。  試写後の会場、皆無言だけど「おお…」という空気になったのをいまでも覚えてるなあ。 <ポスターを見てみよう>  映画の冒頭、なぜかシャマランでもなくプロデューサーでもなく、ブルース・ウィリスから「結末は決して人に教えないでください」的なテロップが入るんですよね。(あれ、マスコミ試写だけじゃないですよね?) <

【忘却度70%】ショーガール

1998年9月2日、レンタルビデオで鑑賞。  みんな大好きバーホーベン。とりわけ下品なショーガール。  前に書いたKSB瀬戸内海放送の情報番組用に見たと書いてるのですが、こんな品のない映画を紹介してしまったんでしょうか。  エリザベス・バークレー、良かったなあ。 <ネットで調べてみる>  ラジー賞13部門ノミネート7部門受賞の快挙で、実際に会場に来て受賞したのはこのときのバーホーベンが初だったそうです。(後に伝説のハル・ベリーとかありますが)  見直すしかないですね。

【忘却度90%】シューティング・フィッシュ

1998年2月17日、18:30銀座ガスホールの試写で鑑賞。  自分に溜息。  というのもこれも、劇場パンフレットに私、エッセイを寄稿をしてるんです。そのくらい好きな映画ではあったんです。でも忘れてしまうとは。  覚えてるのは、タイトルは詐欺的な意味で、伏線がよく効いてる系の痛快な話で、主演は男女3人で、バート・バカラックを歌う、ということくらいです。 <ネットで調べてみる>  ケイト・ベッキンセールでしたか。  3人が歌うのは「サン・ホセへの道」でした。  当時書いた

【忘却度60%】ジャッキー・ブラウン

1998年1月9日、13:00銀座ヤマハホールの試写で鑑賞。  タランティーノでいちばん覚えてないのがこれかもしれません。  ロバート・デニーロがブリジット・フォンダ撃ち殺すところとか、サミュエル・L・ジャクソンがデニーロを撃ち殺すところか、シーンはいくつも浮かびますが。  そういえば後で出てくる「Touch」もそうですけど、エルモア・レナード原作って流行ってましたよね。「ゲット・ショーティ」とか。 <ネットで調べてみる>  いやいや、当時の日本版予告、先に書いた2人が

【忘却度30%】失楽園

1997年12月8日、レンタルビデオで鑑賞。  「口でしてあげますから」  この映画のいちばん印象に残ってるシーンを挙げてみました。 <ネットで調べてみる>  原作や濡れ場の話題が先行してますけど、森田芳光監督の凝ったカットや編集がけっこう攻めてるんですよね。私は好きでした。  でもここだけの話、(いや、公言もされてたかもしれませんが)淀川長治先生は北野武監督の対談のときに、「あんた、あれ見た? あのひどい映画」とボロカスにおっしゃってました。

【忘却度20%】シベリア超特急

1996年6月6日、18:00駒場東大前こまばエミナースの上映会で鑑賞。  水野晴郎監督、ボンちゃん、占野しげるさんのトークショー付きで、ラストのどんでん返しシーンがカットされてるバージョンでした。  驚きました。私、さっそく雑誌で「君はシベリア超特急を見たか」というコラムコーナーを作りました。 <ポスターを見てみよう>  「戦争は、いかん」  ラストの水野晴郎監督の力強いお言葉です。  その後、めまいのするようなどんでん返しが始まるわけです。 <ネットで調べて

【忘却度60%】白い嵐

1996年3月27日、13:00ヘラルド試写室で鑑賞。  リドリー・スコットです。  ジェフ・ブリッジスが教官で、海洋学校の生徒たちと訓練に出た船が嵐にあって、と前半はパニックアクション。後半は死者も出たその事故の責任がジェフ・ブリッジスにあったのかの、法廷ものです。 <ポスターを見てみよう>  映画は好きで泣けましたが、日記には「昨今の映画主題歌スティングばっかりじゃないか」と書いております。 <ネットで調べてみる>  ウィキペディアに載ってるだけでも、当時4年

【忘却度80%】シクロ

1999年3月26日、13:00京橋シネセゾン試写室。  いま、どれだけ自分にがっかりしてるかって、私この数ヶ月後、この映画に絡めてベトナム取材に行ってるんですよね。ホーチミンの街並みで写真ページ作りました。  そして主演のレ・バン・ロックくん(素人で映画出演は確かこれだけ)にも会ってインタビューしてます。  なのに、この映画はもうほぼ覚えてない。トラン・アン・ユン監督作で、トニー・レオンも出てるのとかちゃんと知ってるのに。 <ポスターを見てみよう>  取材旅行で何

【忘却度20%】Shall we ダンス?

1996年2月15日、18:30新宿ビレッジ1で鑑賞。  デートムービーです。  私が何かを語るまでもない名作。 <ポスターを見てみよう>  リチャード・ギア版も好きです。 <ネットで調べてみる>  「フォロー・ミー」のところでも書きましたが、周防正行監督が「フォロー・ミー」の大ファンで、柄本明さんの探偵事務所にポスター貼ってあるんですよね。  そしていま知りましたが、柄本明さんの役名って「三輪」だったんですね。「フォロー・ミー」主演のミア・ファローからつけた?

【忘却度20%】シンドラーのリスト

1994年4月17日、日比谷スカラ座で14:15の回で鑑賞。  女友達と鑑賞。ボロ泣きでした。有名すぎるので解説的なことは不要ですね。  多くの方と同じく、リーアム・ニーソンという名前を初めて認識した映画でもあります。まさか還暦からアクションスターに転向するとは、このときのシンドラーを見て誰が想像できたでしょう。 <ポスターを見てみよう>  感動大作だと思ってると、スピルバーグお得意の残酷描写にビビるんですよね。 <ネットで調べてみる>  あの残忍なナチスがレイフ

【忘却度20%】シャレード

1994年2月12日、テレビ放送で再見。  たぶん子供のころにも見てます。  オードリー・ヘプバーンとケーリー・グラント以外が、ウォルター・マッソー、ジェームズ・コバーン、ジョージ・ケネディと好きな俳優ばかりで、みんな悪役なのも良かった。  「ミセス(奥さん)はいるの?」「いるよ。ミセス(母)はね」の粋なやりとりはこの映画でしたよね。  オープニングのヘンリー・マンシーニの音楽にモーリス・ビンダーのタイトルデザイン。超かっこいいです。  ちなみにですが、「犬神家の一

【忘却度60%】ジュ・テーム…

1992年4月11日、レンタルビデオで鑑賞。  その存在は知ってたけど、やっと見られたという感じでしたかね。なんせまず元になった歌が有名ですし。  これも数年後、おしゃれリバイバルブームで上映されることになります。そんときは「ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュ」と正式タイトルにわざわざ変更してました。何度か書いてますけど、邦題はなんでもオリジナルに忠実ならいいというわけでもないので、この「…」のほうが私は好きです。  セルジュ・ゲンズブールとジェーン・バーキン。まあ確かに

【忘却度60%】ショック療法

1992年2月15日、テレビの録画で鑑賞。  アラン・ドロンB級映画シリーズ(おそらくテレ東午後のロードショー)。  アラン・ドロンは悪い奴で医者です。医学的な方法で、ヒロインを監禁とかそんなことをやってたはず。  雑な思い出し方。 <ポスターを見てみよう>  アラン・ドロン、注射針持ってますね。記憶、合ってるようです。 <ネットで調べてみる>  若返りの治療で殺した美少年の血を輸血って、けっこうなオチですね。  「ゲット・アウト」(2017)は、この映画に影