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忘却映画館 90年代ベスト

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忘却映画館 90年代ベスト
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#忘却度60

【忘却度60%】エアポート’77

1990年3月4日、テレビで鑑賞。  エアポートシリーズ、何作あるんでしたっけ。  最初の「大空港」ってパニック映画というより、グランドホテル形式のドラマでしたよね。  2作目が、アラン・ドロンとジョージ・ケネディがコンコルド操縦してるのだったかな。それとも本作の次だったかな。  とにもかくにも、これが何作目かは覚えてないですが(たぶん3作目くらい?)、私がいちばん好きなジャック・レモン主演ということで比較的覚えて……ないかな。  本作では飛行機、海に墜落するんです

【忘却度60%】バッファロー’66

1999年3月11日、18:00徳間ホールの試写で鑑賞。  苦手だったなあ。  当時(今も?)、おしゃれ系サブカル系インテリ系、つまり私のまわりの仕事関係者のほぼ全員が絶賛してて、私一人がアンチだったことを覚えてます。 (これの前にそれと同じ感じだったのが、レオス・カラックス映画)  その後のビンセント・ギャロの「ブラウン・バニー」を見て、その直感での嫌悪感は間違ってなかったと後で思いましたが。 <ポスターを見てみよう>  いや、熱狂的に好きな人の理由もわかるんで

【忘却度60%】酒とバラの日々

1998年11月25日再見。  私がいちばん好きなジャック・レモン主演作。監督はブレイク・エドワーズ。  ヘンリー・マンシーニの音楽くらいしか知らなかった子供のころは、シリアスなアル中ものとは思わず、優雅な恋愛ものかと勘違いしてました。  やっぱりいちばん覚えてるのは、温室の鉢植えを片っ端から叩き割るシーンですかね。 <ネットで調べてみる>  私、暴れたりはしませんが、たぶんこの映画のジャック・レモンと同じかそれ以上、毎晩飲んでるような気がします。

【忘却度60%】ハーフ・ア・チャンス

1998年5月29日、15:30渋谷シネカノン試写室で鑑賞。  パトリス・ルコント監督で、二大スタージャン・ポール・ベルモンド&アラン・ドロン主演。  バネッサ・パラディが2人の前に現れて、どっちかが私のお父さんと言ったことから始まり、です。  正直、そんなにすごく好きな映画というわけではなかったのですが、やはりこのメンバーなので、当時映画ページを請け負ってたビジュアル誌などで、大きく取り上げたりしました。 <ネットで調べてみる>  まあこの2人が揃って出て、しかもち

【忘却度60%】SF サムライ・フィクション

1998年4月24日、18:00京橋シネセゾン試写室で鑑賞。  中野裕之監督作。  当時ブルータスとかそのへんの雑誌は、やはりみんな大きく取り上げましたね。 <ネットで調べてみる>  これは後から追記で書いてるのですが、私この2か月後、劇場パンフレットの監督の対談原稿を(現場には立ち合ってないのですが)、馴染みの編集の先輩(超遅筆)にヘルプ頼まれて、速攻で書いてました。当時、編集原稿最速の男と呼ばれてました。

【忘却度60%】チェイシング・エイミー

1998年4月6日、18:00ヘラルド試写室で鑑賞。  これまで何度か書いてますが、ケビン・スミスの映画はほぼ全部受け付けないのですが、本作だけ例外でしかも大好きでした。  何度か繰り返し見てますし、当時よく原稿も書いた記憶が。  でももう、かなり忘れてしまってますね。 <ネットで調べてみる>  ああ、このベン・アフレックの相方が良かったですよね。  あ、これも書きましたが、「世界で一番パパが好き!」も好きでした。2本も好きでしたね。

【忘却度60%】ジャッキー・ブラウン

1998年1月9日、13:00銀座ヤマハホールの試写で鑑賞。  タランティーノでいちばん覚えてないのがこれかもしれません。  ロバート・デニーロがブリジット・フォンダ撃ち殺すところとか、サミュエル・L・ジャクソンがデニーロを撃ち殺すところか、シーンはいくつも浮かびますが。  そういえば後で出てくる「Touch」もそうですけど、エルモア・レナード原作って流行ってましたよね。「ゲット・ショーティ」とか。 <ネットで調べてみる>  いやいや、当時の日本版予告、先に書いた2人が

【忘却度60%】クラッシュ

1996年10月4日、18:45文化村オーチャードホールで鑑賞。  東京国際映画祭での上映でした。  ポール・ハギスのでなく、クローネンバーグのクラッシュ。私はもちろんこっちのほうが好き。でもけっこう忘れちゃってますね。 <ポスターを見てみよう>  そういえばお世話になってる映画評論家の方がクローネンバーグにインタビューしたときの余談で、「もっとも壊れづらかったのはボルボ」と言っていたという話を急に思い出しました。 <ネットで調べてみる>  4K無修正版というのが

【忘却度60%】白い嵐

1996年3月27日、13:00ヘラルド試写室で鑑賞。  リドリー・スコットです。  ジェフ・ブリッジスが教官で、海洋学校の生徒たちと訓練に出た船が嵐にあって、と前半はパニックアクション。後半は死者も出たその事故の責任がジェフ・ブリッジスにあったのかの、法廷ものです。 <ポスターを見てみよう>  映画は好きで泣けましたが、日記には「昨今の映画主題歌スティングばっかりじゃないか」と書いております。 <ネットで調べてみる>  ウィキペディアに載ってるだけでも、当時4年

【忘却度60%】アンダーグラウンド

1996年2月2日、17:30ヘラルド試写室で鑑賞。  めっぽう面白い映画です。エミール・クストリッツァの中でも一番かな。 <ポスターを見てみよう>  パワフル。映画に関する原稿たくさん書きましたけど、この言葉はクストリッツァにしか使ってないと思います。 <ネットで調べてみる>  長いけどもう一度見ようかな。

【忘却度60%】アウトブレイク

1996年1月20日、レンタルビデオで鑑賞。  当時すっかり夢中だったケビン・スペイシー目当てで見ました。ものすごく有名ですけど、公開当時は見ておらず。 <ポスターを見てみよう>  きっとコロナでこの映画、再注目されてたでしょうね。  すごい映画だったけど、けっこう忘れちゃってるなあ。 <ネットで調べてみる>  「復活の日」はパンデミック後の世界がメインでしたけど、パンデミックを現在進行形で描いたのは、本作とソダーバーグの「コンテイジョン」がやはり双璧ですかね。

【忘却度60%】KYOKO

1996年1月9日、15:30ヘラルド試写室で鑑賞。  出た。問題作。  村上龍先生が自身の原作を映画化したものです。ダンサーのKYOKO(高岡早紀さん)がかつてのダンスの恩人に会いに行って、彼(HIV)を連れてどこかまで行くロードムービー。 <ポスターを見てみよう>  問題作というのは、KYOKOがある特別なダンスを披露すると地元の人が認めてくれるというシーンがあるのですが、その数分間、本当にいたたまれない気持ちになります。 <ネットで調べてみる>  村上先生、

【忘却度60%】渚のシンドバッド

1995年10月17日、15:30東宝試写室で鑑賞。  橋口亮輔監督。ゲイの男の子と、その好きな男の子と、浜崎あゆみさん。  日記に「試写後、ぴあフィルムフェスティバルの方と打ち合わせ」とあるので、雑誌で記事作ったりしたのかな。 <ポスターを見てみよう>  岡田義徳さんでした。  いまではまったくですが、若いころすごく痩せてた私は、よく似てると言われてました。それ以来、勝手にシンパシー。 <ネットで調べてみる>  予告だけでもすごく胸がきゅーっとなります。映像も

【忘却度60%】牯嶺街少年殺人事件

1995年8月21日鑑賞。  これまでもいろいろ書いてきたエドワード・ヤンです。 <ポスターを見てみよう>  2012年9月、初めて台湾旅行にツアーで行ったのですが、ガイドの女性に「クーリンチェって近いですか?」と聞くと、「それどこですか?」。ガイドさんが他の方に聞いて場所を確かめた後で、「なんでそんなとこ知ってるの?」。  台湾人がすべてこの映画を知ってるわけではないらしい(笑)。  いまグーグルマップでも見直しましたが、大通りの1本裏の、本当になんでもない通りで