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忘却映画館 90年代ベスト

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忘却映画館 90年代ベスト
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2021年11月の記事一覧

【忘却度20%】フレンチ・コネクション2

1991年9月14日、テレビの録画で鑑賞。  2週連続で2作放映してたんですね。きっとテレ東の午後のロードショーだったのでしょう。  あと前作は子供のころにも見てたと思うのですが、「2」はこれが初見だったかもしれないです。見事な続編かつ結末だと思います。  シャルニエ!  いきなりラストシーンを小池朝雄さんの声で叫んでしまいました。  前作で書きましたが、小池朝雄さん、羽佐間道夫さん、大平透さんの3人が続投してて、ジーン・ハックマンとフェルナンド・レイはわかりますが

【忘却度40%】冒険者たち

1991年9月8日、テレビの録画で鑑賞。  ロベール・アンリコ監督、アラン・ドロン主演。  男2人と女1人で海に宝探しに行く話。その悲しい結末。というところは覚えてるのですが、なんでそういうことになったかの前半は覚えてないかなあ。  ラストは軍艦島みたいなところの空撮の引きになっていくんですよね。 <ポスターを見てみよう>  リノ・バンチュラの名前を失念しておりました。  「大空に!陸に!海に! 愛とロマンと夢を賭けた3人」って、意味だけじゃなかったんだ。大空と陸

【忘却度20%】フレンチ・コネクション

1991年9月6日、テレビの録画で再見。  何度見てもいいですよね。  あんまり容量の大きくない、けっこう前に買ったHDDレコーダーに残してある数少ない映画の1本です。  内容も演出も芝居もあのカーチェイスも文句なしですが、カメラワークもめちゃくちゃいいんですよね。  吹き替えも最高で、ジーン・ハックマン=小池朝雄さん、ロイ・シャイダー=羽佐間道夫さん、フェルナンド・レイ=大平透さん。文句なしの布陣。そして「フレンチ・コネクション2」も、ロイ・シャイダー出てないのにこ

【忘却度70%】ナック

1991年8月8日、シネヴィヴァン六本木で20:45の回で鑑賞。  出ました、ナック。  ピチカート・ファイヴの小西康陽さんプレゼンツでのリバイバル上映。  これによって、埋もれた過去の映画を、ファッションやインテリアや音楽やデザインのほうから再評価するリバイバルブームが始まるのです。それこそゴダールから市川崑まで。映画における渋谷系という言い方をする人もいました。  この5年後、私はそのへんのリバイバルブームを総括する雑誌の特集を一人で作ったのですが、それは私が手が

【忘却度0%】伝説巨神イデオン 接触篇 発動篇

1991年8月24日、ビデオで再見。  このとき見たのは「発動編」だけです。  「もっとも好きな映画」「もっとも何度も見た映画」などいくつかのジャンルの1位はそれぞれあるのですが、「もっとも影響を受けた映画」となると、ぶっちぎりで本作でしょうね。  これを中学生のときに劇場で見たときの衝撃は、それ以前にもそれ以降にも、上回った映画ないです。  映画としては無茶苦茶です。テレビシリーズ39話分を初見の人には絶対にわからないダイジェストにした「接触篇」、そしてテレビシリー

【忘却度70%】女は二度生まれる

1991年7月13日、テレビの録画で鑑賞。  「しとやかな獣」からの、川島雄三監督・若尾文子主演シリーズ。  当時好きでしょうがなかったけど、これもあらすじは忘れちゃったなあ。 <ポスターを見てみよう>  フランキー堺出てたんですね。覚えてないなあ。 <ネットで調べてみる>  置屋の女から金持ちの妾となった若尾文子の物語、でした。  見直します。

【忘却度70%】卍

1991年7月6日、テレビの録画で鑑賞。  増村保造監督。谷崎潤一郎原作。若尾文子さんと岸田今日子さん。  若尾文子様好きにはたまらない1本。2人がレズビアンの関係になって、うーん、やっぱりそこからの話は覚えてない。 <ポスターを見てみよう>  はい、そして岸田今日子さんもきれい。 <ネットで調べてみる>  船越英二さん出てましたね。そうか、二つの三角関係の末の悲劇でした。  見直します。若尾文子さん目当てで。

【忘却度30%】隣の女

1991年6月23日、テレビ(教育テレビ)で鑑賞。  3チャンネル教育テレビ(現在のEテレ)で、どろどろの不倫映画。  そこは「フランソワ・トリュフォー」という冠でクリアだったのでしょうか。  ジェラール・ドパルデューの夫婦宅の隣に、昔の恋人が夫と偶然引っ越して来る。そこから泥沼の不倫が始まり、最後は悲劇的展開へ。 <ポスターを見てみよう>  女優の名前が出てこなかったのですが、ファニー・アルダンでしたね。 <ネットで調べてみる>  とくに特記事項はないです。

【忘却度10%】007 カジノロワイヤル

1991年6月23日、セルビデオ(VHS)で再見  ダニエル・クレイグのかっこいいほうじゃないです。  1991年4月13日の「何かいいことないか子猫チャン」でも書きましたが、大好きな1967年の、超豪華キャストによる超くだらない映画。  初見は子供のころテレビ放送で見てます。  ちなみにこの3日前の日記に「六本木WAVEでやってた、ピチカート・ファイヴがらみのフェアで、思わず「カジノロワイヤル」のVHS3,900円を買う」とあります。時代ですね。  もちろん後にバ

【忘却度70%】東京物語

1991年5月19日、テレビの録画で鑑賞。  「小津ノック」は続く。  これはまあ代表作ですから覚えてるところは、他の小津作品よりは多いです。いちばんちゃんと覚えてるのは「晩春」ですが。 <ポスターを見てみよう>  老夫婦の海べのビジュアルかと思ってましたが、まあ当然かもですけど原節子のビジュアルでしたね。 <ネットで調べてみる>  そうでしたね。東京に子供たちに会いに行っても、妻が亡くなっても、冷たい他の兄弟たちと違って、夫を亡くした嫁の原節子だけが気を使ってく

【忘却度60%】しとやかな獣

1991年5月12日、テレビの録画で鑑賞。  数本しかないけど、川島雄三と若尾文子の組み合わせは大好きだったなあ。  でも、細かいあらすじはもう忘れちゃったなあ。  団地の一室が舞台なんですよね。 <ポスターを見てみよう>  船越英二、出てましたね。 <ネットで調べてみる>  なるほど、金に執着するクズ一家と関わる人々の話でしたね。これは見直します。

【忘却度70%】さよならをもう一度

1991年5月4日、テレビの録画で鑑賞。  話はほぼ覚えてないんですが、イングリット・バーグマンが別れの後、運転中に泣き出してしまい、雨が降ってきたと勘違いしてワイパーのスイッチを入れるシーンが妙に心に残ってるんですよね。  あとはアンソニー・パーキンスが出てたことくらいかな。 <ポスターを見てみよう>  イングリッド・バーグマンの相手役はイブ・モンタンでしたか。 <ネットで調べてみる>  あれ、フランソワーズ・サガンの「ブラームスはお好き」が原作だったのか。私、

【忘却度10%】さらば友よ

1991年5月1日、テレビの録画で鑑賞。  大好きなうえに、この数年後、この映画については何度も何度も原稿を書くことになるので、全シーン完璧にとは言えないですが、忘れようにも忘れられない映画の1本。  フランソワ・ド・ルーペのオープニングテーマから(後年の「アンタッチャブル」のテーマが似てると思うのは私だけでしょうか)、アラン・ドロンとチャールズ・ブロンソンのあの有名すぎるラストまで、最高ですよね。  これを見るずっと前に誰かの(どなただったかなあ)エッセイで、グラスに