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忘却映画館 90年代ベスト

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忘却映画館 90年代ベスト
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2021年6月の記事一覧

【忘却度0%】ファイト・クラブ

1999年10月19日、19:40マリオン日劇の試写で鑑賞。  みんな大好きファイト・クラブ。私も何回見たかな。 <ポスターを見てみよう>  吹き替えの山寺宏一さんの「ファイト・クラブ、ルールその1。ファイト・クラブのことは喋るな。ファイト・クラブルールその2。ファイト・クラブのことは絶対に喋るな」も超かっこいいんですよね。 <ネットで調べてみる>  最近復刊しましたが、その前からチャック・パラニュークの原作も読んでます。  私、「ファイト・クラブ」のフォーマット

【忘却度20%】シュリ

1999年10月15日、18:00シネカノン試写室で鑑賞。  あらゆる韓流ブームの原点と言ってもいいんじゃないでしょうか。  最初に見たときは衝撃だったなあ。香港アクションとも違う、「アジア人がハリウッドアクションみたいなことを平然とやってる!」という驚き。 <ポスターを見てみよう>  そしてここから韓国映画の快進撃が始まったわけです。  私も韓流ドラマとK-POPはいまだにハマらないけど、日本で公開になる韓国映画はかなりの率で追っかけてるもんなあ。チェ・ミンシクと

【忘却度70%】バレット・バレエ

1999年10月12日、18:30新橋徳間ホールの試写で鑑賞。  舞台挨拶付きの試写だったようです。  このころは塚本晋也監督の新作といだけでわくわくしてたなあ。本作と「東京フィスト」と「六月の蛇」とか(順番忘れちゃいましたが)。 <ポスターを見てみよう>  中村達也さんの俳優デビュー作でした。 <ネットで調べてみる>  この年、「双生児」もあって本作もあってだったんですね。そして2作ともで私、塚本監督に雑誌でインタビューさせていただいております。

【忘却度10%】シックス・センス

1999年9月20日、15:30東宝東和試写室で鑑賞。  やっと忘却度100%地獄から抜け出せました。  とはいえ、いまさら何か語ることもない有名作ですが。  試写後の会場、皆無言だけど「おお…」という空気になったのをいまでも覚えてるなあ。 <ポスターを見てみよう>  映画の冒頭、なぜかシャマランでもなくプロデューサーでもなく、ブルース・ウィリスから「結末は決して人に教えないでください」的なテロップが入るんですよね。(あれ、マスコミ試写だけじゃないですよね?) <

【忘却度90%】ヘンリー・フール

1999年9月1日、18:00シネカノン試写室で鑑賞。  困ったことになりました。  私、この映画の劇場パンフレットにレビューを頼まれて、原稿書いてるんですね。なのに、記憶が。  原稿には、才能がありそうに見えた主人公が、実はほんとうに才能がなかったという現実を、そのまま写し出してるみたいなことを書いたと思うんですよ。この言葉は使ったか使ってないか忘れましたが、ハル・ハートリー残酷だなと。  個人的には、大学時代大きなことばっかり言ってて結局何の表現にもたどり着かなか

【忘却度40%】月光の囁き

1999年8月29日、サンプルビデオで鑑賞。  前項で書きましたが、塩田明彦監督。原作は喜国雅彦さんの漫画。  恋人同士の高校生男女。しかし男の子はMで、それを知った女も、気持ち悪いと思いつつもSに目覚めて男を責めていく女の子の話。  靴下愛でたり踏まれたりの(SMというか)足へのフェチが漫画では肝なわけですが、映画もそれが生々しくていいんですよね。 <ポスターを見てみよう>  つぐみさんだ。可愛かったしエロかったし。  この翌月、ときどきインタビューページを担当

【忘却度0%】ノッティングヒルの恋人

1999年8月2日、15:30六本木ギャガ試写室で鑑賞。  出ました。ラブコメ最高傑作。  そして後に私が、(映画マニアほど馬鹿にして誰もやらないから)ラブコメ映画評論家となって、そんな本まで出すようになるきっかけとなった映画。ヒュー・グラントを「おヒュー」と呼び、男優偏愛を語る映画誌の連載を15年以上続けることになるきっかけとなった映画。  ジュリア・ロバーツとメグ・ライアンの二強時代だった90年代ラブコメが、00年代のヒュー・グラント時代へと移行する記念碑的作品でも

【忘却度40%】アイズ ワイド シャット

1999年7月15日、東京国際フォーラムでの披露試写で鑑賞。  トム・クルーズと二コール・キッドマンの舞台挨拶ありの試写でした。  キューブリックの遺作。トム・クルーズが仮面パーティみたいなのに行ったり、二コール・キッドマンの浮気を疑ったりなんですが、正直に言えば拍子抜けでした。  仮面パーティのシーンがありがちすぎることと、セックスの話や描写が「そんなもん?」というくらい、普通というかよく見たり聞いたりする範囲のものでしかなかったので。 <ポスターを見てみよう>

【忘却度30%】オースティン・パワーズ・デラックス

1999年7月2日、サンプルビデオで鑑賞。  当時、これほど見るのを楽しみにしてた映画もなかったなあ。  一緒に台本も送られてきて、ポパイ誌の特集や他の雑誌でも編集や執筆をしてました。それもあり、この日から同月22日の披露試写まで、10回は見てます。  第3作(ゴールドメンバー)はもうぐだぐだになるんですが、この2作目はなんとかキープ。とはいえ、ミニミーのくだりとか、ドークターイーブルの小ネタ連発と呆れた息子のツッコミのくだりとか、まあまあ笑いも間も悪いところがいくつも

【忘却度70%】ノーライフキング

1989年10月5日、銀座の試写室で鑑賞。  ♪星に〜願いを〜  個人的なことになるのですが、って個人的なことしか書いてないかと思うんですが、当時大学3年生で、学園祭のイベントなどをやってまして、その関係で試写にご招待いただいたという経緯での拝見。  ちなみに私の日記には、試写会場にムーンライダーズの岡田徹さんがいらっしゃったとの記述が。劇伴が岡田徹さんだったのかな。  冒頭に書いたのは、主題歌の一節です。すごくいい曲だったなあ。  いとうせいこうさんの原作は、ゲー

【忘却度70%】神経衰弱ぎりぎりの女たち

1989年10月10日、渋谷シネマライズで鑑賞。  大学の美女とデートで。てへ。  ペドロ・アルモドバルがすごいという噂が、尖ったおしゃれカルチャー好きあたりに広まり始めたころだったんですかね。  確かに「見たことない映画!」という興奮を覚えたことはよく覚えてます。  でも、あらすじは忘れちゃったなあ。  「マンボ・タクシー」と、顎が印象的な女優さんの顔が浮かぶくらい。  と、いろいろ忘れてるのに、英語のタイトルには「ナーバス・ブレイクダウン」ってワードが入るなん

【忘却度60%】異人たちとの夏

1989年9月22日、テレビで鑑賞。  風間杜夫さんが過去にタイムスリップ。そして出会ったのは、若き日の両親。父親は片岡鶴太郎さん。3人で浅草のすき焼き屋で語るシーンが印象的。  いい映画だった記憶はあるのですが、それ以外の筋書きやディティールは覚えてないなあ。 <ポスターを見てみよう>  母親は秋吉久美子さんでしたか。  そうだ山田太一さん(脚本でなく)原作で、大林宣彦監督だった。 <ネット調べてみる>  そうでした、早くに亡くした両親に出会って、それが嬉しく

【忘却度40%】エンゼル・ハート

1989年7月1日、テレビで鑑賞。  好きなアラン・パーカー。ミッキー・ローク主演。筋立てはハードボイルドの王道。私立探偵が事件の調査に乗り出すが……というやつ。  謎の男役でロバート・デ・ニーロも出てるんですよね。  ディティールやキャストは忘れた部分多いけど、めずらしくこの映画はラストのオチもしっかり覚えてます。似てるオチの映画は他にもあるけど、それを書くこと自体がネタバレというやつになるのでやめておきましょう。シャッター・アイランド。  だから書くんじゃないよ。

【忘却度40%】砂丘

1989年7月30日、テレビ放送で見る。  ♪どうしたの、いや、なんでもないさ(ムーンライダーズの名曲「砂丘」)。  たぶんビデオじゃなくて、テレビ放映ので見たと思うのが、主人公の吹き替えが柴田侊彦さん(「大草原の小さな家」のお父さん)だったことを覚えてるから。  さて、ミケランジェロ・アントニオーニ映画。原題は「ザ」がつく単語+ポイント。うろ覚えだけどザブルスキー・ポイントみたいな語感。  あらすじは覚えてないけど、あってないようなものだったかしら。  メインビジ