カンサイの子たち。
道ゆく人に突然「バーン!」と鉄砲の真似をすると倒れてくれる。
そう聞いております関西人。
テレビカメラがあるからでしょう〜?
とか思ってました。でもあるんですね、あるんですよ関西ノリって。
とってもホッコリしたスーパーカンサイ人(女子中学生)と
おじいちゃんの話。
私の店(花屋)のすぐ近くには、上空から見ると星型の川?沼?堀り?に囲まれている結構大きな公園がありまして、たま〜にそこを散歩する。
#城を守るやつですね
携帯も時計も置いて小一時間全てを解放して自然をアレするデトックス的な効果を求めてやっている趣味の時間です。
まだコートもいらないくらいの絶妙な北海道の秋の心地よい風と
昼間とも夕暮れともつかない何時かもわからない、ふわ〜っと心地よい感覚に包まれる。
ええわ〜。
そんな調子で8分ほどかけて歩き回り、毎度違う場所で人気の無い場所を見つけては、空を見上げ寝そべりボケーっとする。遠目から見ると、1秒でも速くAEDで処置せないかんやつなのか、はたまた近づくと危険なのかの判断をして頂かないといけないような感じでしばらくそのままリラーックス。
満足して帰ろうとしてテクテクと歩いていたところ聞こえてきたのは、
「お〜!!!!!!!」とか
「へ〜〜〜〜!!!!!」とか。
からの大拍手。
え、なに???
そこに居たのは修学旅行っぽい女子中学生10名ほどと、ガイドであろうおじいちゃん。と先生っぽいお姉さん。と、関係ないであろうカップル。
何がそんなに面白いのかと、私は彼女らの近くのベンチに腰掛け、全力で盗み聞きをした。全力で盗み聞きをしたであります。
■おじいちゃん「亀田川の水を引いてきてうんぬんかんぬん」
■女子たち一斉に「おおおおおおお〜!!!!!!!」
(嬉しいそうなおじいちゃん)
■おじいちゃん「ここは昔、男爵芋の畑がうんぬんかんぬん」
■女子たち一斉に「おおおおおおお〜!!!!!!!」
(嬉しいそうなおじいちゃん)
延々とこの繰り返し。
なんで?笑
内容的には絶対に絶対に絶対に面白くはない。
おじいちゃんを持ち上げる遊びなのか?
「ま、いっか」と思って立ち去る私。
ではなかった、そう今までの私ならばそうしていたであろう、しかし!今、なんじゃかんじゃで毎日ライブ配信をしている手前、御視聴いただく皆様にほんの少しでも何かネタをご提供せねばならんとの焦りから、勇気を出して近づいた。
そして距離を測りつつ先生といい感じに目があったので、みんなには聞こえないくらいのトーンで先生だけに聞いてみた。
「この子たち、なんでこんなに盛り上がってるんですか?」
(おじいちゃんおもんないはずですけど?)
すると、先生ではなく生徒の1人が
「うちら関西から来たんです!!!!」
■わたし「なるほどー!!!!!」
あまりにも盛り上がってるもんで、全然関係ないカップルもその雰囲気を楽しんでいた。私も少しだけ居座った笑
一定の納得感はあったものの、おじいちゃんの話は面白くない訳で、やはりあれはおじいちゃんいじりだったのだろうか。
まぁどうでもいいかなと思いつつ、私はふわっと良い笑顔でフェードアウトした。
うん、頑張ってよかったな、今日もいい日だ。
時計が無いだけに、そろそろ次の予定が気になりだして帰ることにした。しばらく前に別れた彼女らの「おおおおおお〜」がまた聞こえてきたような気がした。
居た笑
1本橋的なところを通らないと帰れない。鉢合わせる必要がある。
まいいや行くか。なんとなーく目線を向けると、後ろの2人くらいの彼女らが私に気がついて会釈をしてくれた。
う、嬉しい。しかしどうしたら?
そこで私は会釈で返すのもどうなん?と思い、
手を振った。
誰だお前は!!!
何気取りだ!!!
いやだって、じゃあそういう時はどうすれば良いんだ!!!
おじいちゃん、今日は美味いビールでも飲んでくれ、
私も飲む。
ありがとうカンサイの子たち。
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