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ガールズバンドクライに心と精神と脳を破壊された話#2

とりあえず書きたいことがいっぱいあってうまく言語化できるかわからないですが、見てくれる人が居る限り続けていきます。間違ってないって信じたいから。
とりあえず1記事1話のペースで書いていこうと思いますが、その前に最終回が来そうなので、どうしようか考えてます。
また、ちょっと長いので、キャプションで分けてみます。

前回同様、1話から12話までのネタバレを含みます!

観てない人は12話まで観てから見てください!

また、前回を読んでない人は先に読むことをオススメします!


第2話 夜行性の生き物3匹

サブタイトルについて

サブタイトルについですが、前回同様、実在する歌のタイトルになっています。
歌詞を確認したところ、今回はこの話とマッチしている気がしたので取り上げておきます。

事情はいろいろだ ましてや素性なんてわからない夜行性の生き物3人組

夜行性の生き物3匹/ゆらゆら帝国 歌詞より

これは仁菜、桃香、すばるが出会うことのように感じます。また夜行性の生き物は、先が見えない暗い状態(夜行性なので暗い時間に行動する)の3人それぞれを表しているとも取れます。
・音楽をやめようと思っていた桃香
・負けたけ無くて東京に来た仁菜
・役者になることに後ろ向きなすばる

この時点ではお互いのことはまだよくわかっておらず、知ろうとするお話ですが、仁菜は素直に受け止められず相変わらずトゲトゲを出してしまう訳です。
12話現在でも多くはあまり語られていませんが、仁菜の過去は余っ程だったと分かります。(最終回で明らかになる?)

目覚め~別れまで

桃香の目覚めのシーンから始まりますが、家を引き払ってしまったので、仁菜の家に泊まっています。
こういう日常の描写も好きです。

桃香は仁菜が一緒にバンドをやってくれると勘違いしていたわけですが、仁菜はそんなこと微塵も思っていませんでした。仁菜の性格的にそりゃ急にはやりたくはならないよね。

その後、仁菜に「直ぐ中指立てるクセ直してください」って言われてますが、この後の話では、2話で仁菜と別れるシーン以降、8話でダイヤモンドダストに宣戦布告するまで、"自分から"中指を立てるシーンはなかったはずです。(たぶん)(仁菜に立ててって言われた時は立ててますが。)(4話の足踏まれ魂桃香が立ててますがそれはノーカンで。)
なぜ中指を立てなかったかは後で考察してます。

まぁそういった仁菜は直ぐに小指を立てるわけですが、お前はいいんかい。でもそういう仁菜の性格が好き。

ガールズバンドクライ 2話より

バンドってさ、言いたいことが溜まりに溜まってる奴が、集まってやるものだと思うんだよね。

ガールズバンドクライ 2話 桃香のセリフより

そしてこのセリフめっちゃ好き。俺もバンドやりたい。ギター弾けないけど。

桃香は、自分ひとりじゃできないことを仲間と一緒に生み出すことを力説してくれますが、仁菜は仲間と何かするってことを今までやってこなかったから、このシーンではずっとムスッとしてたんだと思います。
そんなこと言われてもわからないよ。って

家に戻り、桃香は仁菜のことを知ろうとしますが、なんやかんやあって、鍋の野菜クタクタ派だということもわかります。私もクタクタ派です。

そして桃香と仁菜の別れのシーンでは、仁菜は桃香にこう言います。

中指立てたくなったら、小指立ててください。私もそうするので。

ガールズバンドクライ 2話 仁菜のセリフより

日本では小指を立てることは、”恋人”を意味します。(所説あり)
仁菜は気づいていませんが、桃香は気づいていたでしょう。
つまり仁菜は8話の最高のシーンより前に告白してしまったことになっています。たぶん。

そう捉えた桃香は、中指を立てたいときではなく、”告白的な意味”で使っていると考えられます。
先ほど、2話で仁菜と別れるシーンと、ダイダスの話をしましたが、これも、どちらも好きなものだからそのような意味で使っているととらえられます。
また、好きなもの以外には中指を立ててないですが、これは"私の歌である仁菜が代わりに立ててくれているから"とも考えられます。

すばるとの出会い

間違いなく仁菜の苦手なタイプだったでしょう。過去にこのタイプの子がいて何かあったようにも受け取れます。
ここですばるは、野菜クタクタ派の仁菜の前で、シャキシャキ?状態で鍋を取ってあげます。好きな音楽を聞いたり、質問攻めにあってしまいますが、そういう一方的なのが仁菜は受け付けられず、席を立ってしまいます。

そしてそのまま貰ったライトだけをもって出ていくわけですが、感情の限界が来ます。東京に出てきてまだ”何一つ上手くいってないから”です。ライトを持って外で暴れるだけ暴れて、感情を吐き出しますが、家に帰っても

一人じゃ電気もつけられない。一生暗いままなんだ。私。ずっと闇なんだ。闇なんだ。

ガールズバンドクライ 2話 仁菜のセリフより

仁菜は相当拗らせていることもわかります。
こう何もうまく行かない時って全部自分のせいだと思って、どんどん空回りしていって自分を"虐めて"しまうの。私もやりがちです。

そんなところに桃香とすばるは現れ、桃香は仁菜に伝えます。

ガールズバンドクライ 2話より

私が忘れていた、私が大好きで、いつまでも抱きしめていたい、私の歌なんだ。

ガールズバンドクライ 2話 桃香のセリフより

これもう逆告白です。
百合的意味ではなく、人として好きというニュアンスだと思います。
ありのままの自分でいること。何も知らない純粋な心。過去の桃香がそうであったように、ダイダスとして東京に来て、現実を知って、自分を見失い、桃香は"自分"を忘れてしまっていたんだと思います。
仁菜は自分の気持ちに素直で、直ぐ表に出してしまいますが、それがまさに"ロック"で桃香がやりたい音楽なんでしょう。

そして初めてのエンディングになるんですが、このエンディング曲がまたいいんですよね。

ちなみに仁菜が泣いて暴れるシーンから、エンディングまでずっと泣いてました。

本当は曲についてもあーだこーだ言いたいんですが、長くなってしまうのでそれはまた別の機会に。

ここで心は完全にやられて、そのままの勢いで続けて3話を観ました。
3話の話は次で話します。

3話書きました。



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