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【無料】帯を取るための穴馬券術講座Vol.32『帯を呼び込むメンタル編⑤ギャンブル依存症の恐ろしさから学ぶ競馬との付き合い方』

3,215,600



この数字、いったい何の数字なのかわかりますでしょうか?

こんにちわ、オビ太郎です。いつもありがとうございます。

今日は講座noteの中で、直接予想や馬券テクニックには関わらないので無料として開放しているメンタル編の第5弾です。

冒頭の数字、タイトルからもカンタンに想像がつくかと思いますが、、、
ハイ、ご想像の通りです。


単位は日本円、
即PAT復帰約1か月半で僕が購入した馬券合計金額が3,215,600円です汗


引く?
そりゃ引くよねえ・・・。

このペースでもし馬券を買い続けていたら、なんと年間で約2,400万円以上の馬券を購入する計算
そしてこれは、例年オビ太郎が馬券を購入している平均の約2.3倍ものペースで馬券を購入していることになります。

競馬には勿論、的中による払い戻しがある訳で。
ゼロから300万円以上のお金を用意して馬券を購入した訳ではなく、払い戻しがあった金額の中から馬券を購入している訳ですが、、、それにしてもコレは明らかに買いすぎ。自分で収支表を見直してみて、あらためて自分がギャンブル依存症であり、昔と全く変わっていないんだということを痛いほど認識しました。


そこで本日は。
本格的に競馬に取り組んで今年で16年目。
コロナの影響で約5年ぶりに復帰した即PATで、あらためて自分が完全な競馬ジャンキー・競馬依存症であることを再認識したオビ太郎が、競馬依存症の恐ろしさと付き合い方について、警鐘の意味も込めてお伝えしようと思います。


Ⅰ.便利さがもたらす功罪
Ⅱ.競馬依存症の深層心理
Ⅲ.依存症を理解しつつ競馬と付き合うには


こんな感じで進めます!




Ⅰ.便利さがもたらす功罪

「情報化社会」と言われるようになって早20年。
僕が大学を出た後、最初に就職する会社に大手PCメーカーを選んだのも、これからは完全にITの時代になるとわかりきっていたから、です。

今の若い方にとってはごくごく当たり前のこととして自分の周りにはネット環境があり、SNSによる他者とのコミュニケーションをはじめとしてあらゆるものがネットで簡単に調べられるのが今の時代。

ちょっと変な話をするけど。
たとえば、僕の世代では男子中高生にとってHなコンテンツを見るってのはそれはそれはハードルが高くてね。
中学生の頃なんて、VHSのビデオでみんなで毎日順番で回してみようと頑張ったりしていたのよ(汗)

それが今では、スマホの普及でHなものだろうがなんでもカンタンに見れてしまうぐらい情報が氾濫しているわけで。
今の少子化には、経済的な理由がもちろん一番大きな要因ではあるものの、こういったコンテンツが簡単に見られる環境であることも、実は要因のひとつになっているという研究結果もあるんですよ。


便利なのは非常にいいこと。
僕だってアマゾンなんかでよく買い物するし、先日友人の子供を預かった時に壊れてしまったベッドの新しい奴も通販で購入しました。

一方で。
過ぎたるは及ばざるが如し

昔の賢人たちは本当に物事の本質を捉えた言葉を残してくれていると思います。これからもっともっと便利になっていくことが容易に想像できる一方で、『利用する側のリテラシー』がとても大事になってきます。

要は、便利すぎるテクノロジーを利用する上で、利用する側である僕たちひとりひとりにしっかりとした情報リテラシーとお金に関するリテラシーが必要ということ。


たまに、ネットゲームとかで判断ができない子供がとんでもない額を課金してしまって親が破産したなんてニュースがあるでしょ?
子供の話だなんてとんでもない間違いで、基本的にはアレと一緒。
このあたりはひとりひとりがしっかり意識しないとダメということですね。





Ⅱ.競馬依存症の深層心理

ココからはリテラシーの話からは一歩先に進んだお話。
僕のような競馬大好きのジャンキーになってしまうと、

テクノロジーの便利さ × 依存症の異常性

という恐ろしい公式が完成してしまい、その結果として冒頭に出したような1カ月半で約320万円の馬券購入というとんでもない事態に陥ってしまいます。

依存症・ジャンキーになってしまうと、リテラシーの高い・低いが一切関係なくなる

これが大きな問題なんです。


サイレンススズカが府中に散った日からドハマりして、多分僕の人生で最も好きで、時間を費やし、楽しみも苦しみも経験したのが競馬。

本格的に競馬に取り組もうと収支をつけはじめたのが2005年。
最初の2005年・2006年はそれはもうクソほど負けて、このままでは競馬を嫌いになってしまうと悩み、なんとかずっと楽しむために収支をあげようと今の穴からデカイ配当を狙うスタイルに変えたのが2007年。

今でも忘れられない2007年9月、新潟2歳ステークスのエフティマイア蛯名さん1着固定から自身初の帯、142万馬券をゲットしてから、僕の予想スタイルは平場・重賞の全レースの強調材料をカウントして『どのレースが堅そうか&荒れそうか?』を自分なりに見極めてから買い方を決める形にどんどん傾いていって今に至っています。
(これが今、コミュニティでやっている「荒れ予報」の原型です)

ただ、このスタイルには問題がありまして。

上記に書いたように、オビ太郎の予想は単複や堅めの買い目に厚めに張れるとみた堅いレースと、収支を跳ね上げてくれそうな波乱が期待できる買い目に手広く網を張れるレースをピックアップして勝負をかけ、収支をあげていくやり方。

で、『新馬戦と障害を除くすべてのレース』でこれをやって堅い・荒れるを探すことが問題で、「買うに値しない、配信に値しない」と最終的には判断したレースでも時間をかけて一応チェックをしている訳なんですね。

頑張って予想した
買うべき・買ってイイと判断できたレースは絞れた
後は予算とレースの種類(堅いor荒れる)に応じた買い目を考えるだけ

もちろん堅いと読んだレースが荒れたり、荒れると読んだレースが堅いこともあるし、それが当たっても今度は軸馬や買い方がミスれば的中できない。
でも、自分の中では長年の試行錯誤で一応年間ではプラスを出し続けることができているこのやり方に殉じること、コレが徹底できればいいんです。

でも、それが出来ないのが競馬依存症。


自分の中では一度、予想をしてしまっている訳です。
で、そもそも競馬は大好きな訳で。

わかりもしないパドックみたり、体重やオッズを確認していくうちに、
「アレ、このレースはやっぱりこの馬からでいいんじゃね?来たらでかくね?」という心理状態に支配されるわけです。

ポイントは、一度そのレースは買うべき・配信すべきでないと判断をしたのにも関わらず、「競馬がやりたい」という気持ちに負けて手を出してしまっていること。

もちろんコレが当たって的中することもあります。
でも、中長期的な視点から見ればやっぱりそういったレースでのラッキーパンチの方が少ない訳で、自分が決めたレース以外でのトータル収支では負けているというのが収支表には残酷に記録されています。


冒頭にあげた約320万円分の馬券購入費用。
そのうち、配信に値しないと判断したレースの費用がなんと134万円分、実に42%もの額が一度自分が買うべきではない・配信に値しないと判断したレースでの購入額であり、その回収率が残念ながらわずか82%(約109万円の回収)しかできておらず、ここで25万円分も負けて収支を下げていることがわかりました。

なんで自分の中で一度買えないと思ったレースを買ってしまうのか?
それは、一度荒れるかどうかの判断のためだけとはいえ、一応そのレースを予想してしまっているからなんですね。


買わなかったらドンピシャで来やがった!買ってれば!悔しい!
⇒ 今日の読みはきっと合ってる!次のレースは買おう!
⇒ 買ったらハズレやがった!まだまだ!次!
⇒ ふざけんな、もう配信した奴しか買わない!スルー!
⇒ うわ、買わないとまた来やがった!ムキー!!


依存症を代表していうと、買いまくり状態に陥ってしまった時のジャンキーの深層心理はこんな感じ。
この状態で最悪なのは、朝から一度も的中と収支がプラスとなったレースがでない時。本当にこれはキツイケースでその日はほぼ負け確定といってもいい。ムカついて、アツくなって、お金がお金ではなくBETをする為の単なる数字にしか意味を持たなくなってしまう危険な状態。
でもこれね、実はまだこれよりも更に良くない最悪の心理状態がまだあるんです。

一番ひどい最悪の状態になると、、、
人は予想すらほぼしないまま毎レースお金を賭けるようになります(汗)

昔のデカイ的中、アドレナリン全開の刺激を脳が求めて、とにかく全レースに賭けまくる。金額も少額では我慢が出来ず、常に自分の最高の収支だった払い戻しを越えようと額が大きくなる。
そしてその先に待っているのは、間違いなく破産です。


競馬で勝ちたいのか?
競馬にお金を賭けてドキドキできればそれでいいのか?


コレ、最近よく自分に言い聞かせてます。
競馬は本当に楽しいけど、ある程度勝ちを知ってしまうと必ず現れる落とし穴がコレ。
自分は大丈夫なんて決して思わずに、しっかり意識して気を付けましょう。




Ⅲ.依存症を理解しつつ競馬と付き合うには

こんな恐ろしい心理状態にまでなりかねない競馬。
では、そんな競馬と長く楽しく付き合うにはどうしたらいいか?

逆説的にいえば、勝つしかありません。

勝てないとつまらないし、経済的にも勝負が続かない。
そもそも、勝つ為に僕は荒れるか堅いかを見極めて買うレースを絞って勝負をしてきたわけだから。


Ⅱ項で述べた無駄な馬券の購入と、自分が競馬が好きすぎる病的な依存症なんだと気づいたのは、実は今回が2回目。
自分の成長の無さ・進歩の無さに自分でガッカリしてしまったけど汗、この病にどう対処していくかに関しては熟知していますので下記にご紹介したいと思います。


対処① 物理的環境を変える

これが一番効果的だと思います。
PATを解約してしまって、紙の馬券だけを自分がWINSに馬券を買えるタイミングだけ買うようにすることです。
これはこの5年間、コロナで復帰するまでずっと僕がやっていた競馬との付き合い方ですが、この5年が年間の収支的にも一番良かった5年間です。

誰もが予想もしてなかったコロナ禍でなんとダービーまでの無観客競馬がきまってしまった緊急事態。
noteで有料配信をしている者として、まさか予想だけして自分が馬券を買わずにエア予想だけして小遣い稼ぎなんてマネはとてもできないので、約5年ぶりぐらいに即PATに復帰しましたが、もし買いすぎや負けすぎで悩んでいる方がいるなら一旦解約をすることを個人的にはオススメします。

競馬予想配信をしていて競馬から離れろなんて矛盾極まりないお話だけど汗
これね、僕はLINEのコミュニティでも参加いただいている皆さんに言ってる話なんです。

僕は有料配信なんかをはじめてしまったから予想から逃げることが出来ないけど、競馬なんてのはそもそもが趣味でありギャンブル。
絶対なんかはない中で、競馬のせいでお金がなくなって気持ちが荒んだり、自分の精神のバランスが崩れるぐらいならやらない方が全然イイ。
あくまで楽しめる範囲でやればいい訳で、調子が悪ければ一度離れるのは全然あり(※LINEコミュでも、一度退会しても好きな時にいつでも復帰OKにしており、復帰している方も現にいらっしゃいます)

競馬は誰かに強制されてやるべきじゃない。
一度競馬と距離を置く時間を作る。
これはこれで競馬を長く楽しむ上でとても大事なことです。




対処② メンタルを変える

まあ、、、僕は変えられてないんですけど(汗)
ただ、抑止力にはなると思います。

ズバリ、収支表を正確につけましょう。

無駄な馬券を買えば買うほど、その日の夜にエクセルに収支とメモを入力する際、いかに自分が無駄な馬券を買っているかがイヤというほど思い知ることになります。
この講座の冒頭でだした購入している馬券費用や回収率、収支を出すぐに出せるのも収支表を正確につけているから。

収支表の作り方に関しては下の記事を是非ご参照ください。

https://note.com/obitarou777/n/nd275475d2edd?magazine_key=mb0c036d92033

ちなみに。
あっという間に2020年も1/3、5月の連休まで終わってしまっていますが・・・。

昨年末に書いた上の収支表の件、いまだにずっと継続してつけ続けられている方はどれぐらいいるでしょうか?
僕はもう今年でこの収支表をつけるようになって16年目です。
継続は力なり。
予想のためにも、今後も競馬と楽しく付き合っていくためにも、これだけは競馬を続けている以上はずっと続けていこうと思っています。



対処③ 優先順位を再確認する

ラストは至極カンタンなお話。
自然にできている方の方が多いと思うので僕なんかが言う必要もないと思うんですが、念のため。

競馬より大事なこと、山ほどあると思います。
家族、友人、恋人、仕事などなど。
この優先順位を間違えないようにしましょうというだけ。

今、コロナで外出自粛という、誰もがはじめての経験で時間を持てあましてしまい、ついつい競馬をやれてしまう時間があるというのも、この順番を間違えやすくはしていると思うので気を付けたいところですが。


この自粛期間、コロナに罹患してしまった医療従事者の幼馴染の子供を預かるという貴重な経験をしました。
彼の面倒を見るなんてとんでもない話で、結果的にいろんな気づきをさせてもらったのは僕のほう。

まだ5歳になったばかりの幼稚園児。
親が離婚をして父親がいない彼にとって、唯一の家族であるママに会えない寂しさを抱えながらも健気にふるまう彼といた時間では、やっぱり余計な馬券なんか買うなんて気にならないんだよね。


競馬は楽しい。
でも、繰り返しになるけど何事も
『過ぎたるは及ばざるがごとし』です。


皆さん、僕のような危険な独身競馬中毒者にならないように汗

、、、コロナ明けたら婚活でもしよかな笑

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