お寿司
ちょっと高級なお寿司屋さん
そもそもあまりお寿司屋さんには行かない。うちの奥さんは台湾出身なので、生魚を食べないのである。お魚とは、煮る、あるいは焼くもの、という認識が強いのだ。
うちの近所にちょっと高級路線なお寿司屋さんができたということで、先日、足を運んだ。
どのメニューを見ても、なるほど、色々と注文すればそこそこの価格にはなってしまいそうである。
奥さんの顔色を伺いながら(財布的にも、肥満度的にも)ちょこちょこと注文した。
運ばれてくるお寿司たち。当然、どれもみんな美味しかった。新鮮なお魚たちを、訓練された方たちが捌いて、握るのである。美味しくない訳がない。
お会計は1万円に近かった。とても満足した。
しかし、しかしだ。
僕は年に数回、一皿100円のお寿司屋さんにも行くのだが、やっぱりそちらもとても美味しいのである。
しかもそちらは、お会計はどんなに食べても二人で5000円もいかない。
これは、いったい、どうしたことだろう。
まあ確かに、100円のお寿司屋さんはファミリー層が多いので、いつでもかなり混んでいてガヤガヤしていたり、子供が走っていたりもする。
ちょっと前の話になるが、湯呑みやお箸などを、ペロペロしてしまう客もいるだろう。
落ち着いた個室で食事ができる、という点では、前者のお寿司屋さんに軍杯が上がる。
でもガヤガヤしているのが嫌だったり、ペロペロされているのが嫌であれば、テイクアウトして自宅で食べれば良いのだ。
つまり僕は、なんでも美味しいのだ。確信している。どれもこれも、美味しい。
美食家にはなれない。
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