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紺の誇り(負けない準備の大切さ)_湯浅大智 (著)

ラグビー界では知る人ぞ知る、東海大学付属大阪仰星高等学校ラグビー部監督、湯浅さんの著書。

『試行錯誤の記録』という表現が興味をそそる。

ラグビーファンであれば、日本代表、リーグワンで活躍中の選手の名前がたくさん出てくるだけでワクワクするはず。また、高校ラグビー強豪校の内からの視点で追体験できる。

ただ、それだけではない、組織マネジメント(またはコーチング)で大事なことがたくさん表現されていた。一部のみ、紹介する。

・スポーツ、そしてラグビーの力を感じた瞬間だった。
・話を聞いてみたいと思われる存在になっていなければならない。
・土井先生が話す内容が選手ごとに違っていたことだ。
・負けるチームの(インゴールでの)話が似ている事に気づいた。
・練習会を始めてから、仰星に入りたいと希望する中学生が増えたようだ。
・ラグビーで勝つこと以上に、試合前の立ち居振る舞いや、試合後の片づけなど普段の行動に目を向けるようになっていた。
・いろいろ見えてきたのが、6年目以降ということだ。
・ホワイトボードに仰星との合同練習の日程が書いてあったのを見て勝手にやって来たらしい。向上心の塊なのである。
・監督1年目、私は「べき論」に陥った。
・痛感したのは、監督になると生徒と距離ができることだ。
・「真の紺色」
・ラグビーに通ずる人間形成
・勝利至上主義に目くじらを立てる人が多いが、チャンピオンシップに臨む時点で勝利至上主義以外はありえない。
・ラグビーの原理原則、判断基準を定義して言語化することを大切にしているのはたしかだ。
・勝負についていえば、勝ちにいくより、負けない準備をすることが大切だ。
・自分たちがやりたいことよりも、起こり得ることに対して準備をする。
・高校生が中学生に教え、中学生はあんな高校生になりたいと憧れる。
・「どうやってディフェンスする?」
・結局は自分の言葉で、年間を通して自分自身が発してきたものが一番伝わる。
・本当にチャンピオンを目指し、試行錯誤を重ね、そのプロセスが人生を豊かにしている。

紺の誇り(負けない準備の大切さ)

結果を出しているチームからは学びが多い。

正解が最初からあるわけでは無い前提で、
理想を言語で明確にしつつも、
状況を常に観察し、
状況に応じた変化と施策を実施する。

ラグビー部は当然として、会社等、その他の組織マネジメントに活かせることが多いのではないか。

ぜひ、読んでみることをオススメします。

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