帯衣青蓮 今年のデッキ2023 -NR編-【遊戯王マスターデュエル】
例によってこんばんは。
「ツクスト」所属VTuber / バーチャルクリエイターの帯衣青蓮です。
本年は1月より、ゆうづきさん・真佐まつりさんとともに、遊戯王MD対戦動画チーム「デッキビルダーズNeuRon」で対戦動画の投稿活動を行ってまいりました。
先日2023年最後の動画を公開し、本年の活動を締めくくりましたので、今回はこの1年の活動で使用したデッキをまとめて紹介していこうと思います。
また、1年の締めくくりとしては「デッキビルダーズNeuRon 対戦動画人気投票2023」も開催しておりますので、あわせてご確認ください!
(この記事はNRデッキ編です! スタンダード編はこちら)
本題の前に
「デッキビルダーズNeuRon」って?
デッキビルダーズNeuRonは、ビルダーたちのユニークなデッキを発信するべく発足した、遊戯王マスターデュエルの対戦動画チャンネルです。
現在はNR限定構築のレギュレーションを中心として、毎週金曜日に動画を投稿しています。
11月にはフリー対戦サーバー「Duel Krawler」を開設しました。12/23(土)にはこのサーバーを利用しては初の、対戦会配信を予定しています!
では、本題へ。
デッキ紹介
以下、今年使用した16のNRデッキを紹介します。
MDは遊戯王ニューロンと連携でき、レシピを保存したりインポートしたりできることで「デッキ解体」の概念がないので、ニューローンに仕舞ってある現在使っていないデッキについては〔状態:archive〕と表現することとします。
01. NR【星の紋様】 〔状態:archive〕
《クローラー・パラディオン》のデッキ。
デッキビルダーズNeuRonのマスコットをクロパラくんにしたので、初回にはこのカードのデッキを使おうと思って組みました。
「パラディオン」名称で拾える罠モンスターである点に着目し、《苦紋様の土像》を繰り返し誘発することを目指して構築しています。
「パラディオン」の蘇生ギミックには《クロシープ》を採用し、《影依の原核》でも《苦紋様の土像》をトリガーしつつ、除去コン気味に戦います。
戦法を対象を取る破壊に依存している点、動きがもっさりしている点などから、実質解体状態です。
デッキ名は星遺物ストーリーと《苦紋様の土像》から。
最新レシピ:
紹介動画:
廻る苦悶の罠戦術!! 『NR 星の紋様』
対戦動画:
NRだけでマスターデュエルやってみた! 『笑えV・HERO』VS『NR 星の紋様』
02. NR【セイヴァー・スター・ガーディアン】 〔状態:現役〕
《セイヴァー・スター・ドラゴン》のデッキ。
ゆうづきさんのNR研究部屋セイヴァー回の波と、NR鯖での真佐さんのTG相談の流れから自分でもTGセイヴァーを組んでみたのが源流。半ば他者由来のデッキなんですが、気付けば私の代名詞みたいに。
《王者の調和》で5+5から《セイヴァー・スター・ドラゴン》をS召喚扱いで踏み倒し、《光来する奇跡》で固定、リリース後は《D・D・R》等で再出力するデッキです。
《セイヴァー》を出さない試合では、《TG スター・ガーディアン》を何度も特殊召喚し、大量獲得したアドで押していくような戦い方になります。
一見浮いている「レッドアイズ」は、レベル1から《生存境界》用のバニラを確保するためのギミックです。レベル1のバニラじゃないのは本体性能を確保するため。
《セリオンズ“ブルズ”アイン》《カオス・ビースト-混沌の魔獣-》《赫聖の相剣》など、地道にアップデートを続けてきました。《カオス・ビースト》辺りで最近のプレイスタイルに追いつくため《ガジェット・ボックス》を取り入れるなど大幅に改修し、最新レシピはver.2を名乗っています。
除去や受けが多彩で除外にもある程度強く、ゲーム展開が早すぎもしないので、今でも使いやすいデッキの1つとして使い続けています。
特にNR《セイヴァー・スター・ドラゴン》を出せるという意外性から、(NRや自分の)初見相手にはよく出すデッキになっています。
デッキ名は《セイヴァー・スター・ドラゴン》と《TG スター・ガーディアン》から。
5D’sって感じでエモい(5D's観てないです……)。
最新レシピ:
ver.1レシピ: http://www.db.yugioh-card.com/yugiohdb/member_deck.action?cgid=7c9806605c5420bbcf5940d31416e23a&dno=88&request_locale=ja
対戦動画:
マジで無限に湧いてくるな...w 『新世壊への祈り』VS『NR セイヴァー・スター・ガーディアン』
さっきローランをもらったから... 『NR セイヴァー・スター・ガーディアン』VS『プロメテオロンの炎』
5D's連合 vs ARC-V連合!? 『NR セイヴァー・スター・ガーディアン』VS『闇に染まる眼』
インチキくせぇよホントに...w『NR セイヴァー・スター・ガーディアン』VS『下級ドラゴンビート』
っしゃ引っかかったァ!!『NR セイヴァー・スター・ガーディアン2.0』VS『なんかさいばーでかわいいやつ』
03. NR【Beaufort scale: Rising】 〔状態:archive〕
《颶風龍-ビュフォート・ノウェム》のデッキです。
この頃にはNRカジュアル界が高度化しており、(自他ともに)丸くて出力のあるデッキばかりになっていたので、もっとシンプルなデッキを持ちたいと思い、いつもならやらない内容のビルドにゴーサインを出しました。
儀式召喚では裏側モンスターをリリースできるため、《音響戦士ディージェス》からPモンスターの合計レベル9を確保して《オッドアイズ・アドベント》から《ビュフォート・ノウェム》を出すことを狙いました。
また、「音響戦士」のセルフバウンス能力にも着目して、《霊魂の拠所》による儀式サポートも取り入れています。
ひとから教えてもらったカードですが、《強制脱出装置》が妨害かつ《霊魂の拠所》のトリガー、《マンジュ・ゴッド》の使い回し等を満たしてくれてお気に入りポイントです。
意図的に低速で事故りやすい(=相手に猶予を与えやすい)構築のまま残しているのですが、NR初心者は強いテーマデッキから入りやすいこと、NRプレイヤーの高度化はそのまま進んだことから、結局出しどころがほとんどなく仕舞い気味なデッキになっています。あと回ったとしても取り回しがめちゃくちゃ悪い。
このデッキについては機会があればたま〜〜〜〜に引っ張り出して使ってもいいかなという気持ちです。
デッキ名は《ビュフォート・ノウェム》の元ネタである「ビューフォート風力階級(Beaufort scale)」と、Pモンスターで高レベルの《ビュフォート・ノウェム》に繋いでいくことから。
最新レシピ:
対戦動画:
一旦流すしかないんじゃないか...? 『岩飛びペンギン』VS『NR Beaufort scale: Rising』
フィサリアは捨てない...! 『岩飛びペンギン』VS『NR Beaufort scale: Rising』
04. NR【天蓋のチャンピオンズ・リング】 〔状態:archive〕
《CNo.9 天蓋妖星カオス・ダイソン・スフィア》のデッキです。
《セイヴァー・スター・ドラゴン》に続いて、エクシーズの大型エースのデッキを握りたくて組みました。
列車+《無限起動ハーヴェスター》+☆8機械の3体で《カオス・ダイソン・スフィア》を作ります。
もう1枚の看板として《スプリガンズ・キャプテン サルガス》がおり、素材を使わないタイプのXモンスターの横に立って除去効果で相手の戦力を削っていきます。
《機甲部隊の超臨界》で棒立ち機械をケアする「マシンナーズ」出張は、ここから始まったような気がします。
《モンスターエクスプレス》を使った初動は真佐さん由来。ありがとうございます。
《無限起動》+《オルフェゴール》の基盤が普通に強くて元々出しどころが限られていたところに「スプリガンズ」系の別デッキを新調したので、出番がなくなって自然消滅していきました。そんなに悪いデッキではない。
デッキ名は、ストーリーで《サルガス》が上空のセリオンズ・リングで戦って“チャンピオン”サルガスとなったことから、《カオス・ダイソン・スフィア》をセリオンズ・リングに見立ててつけました。
最新レシピ:
紹介動画:
圧倒的スケールが盤面を覆う!! 『NR 天蓋のチャンピオンズ・リング』
対戦動画:
これが古のデュエリストに伝わる… 『NR 天蓋のチャンピオンズ・リング』VS『もけもけラビュリンス』
05. NR【セリオンズクロニクル】 〔状態:archive〕
第1回 NR研究部屋 研究発表会(通称ゆうづきクロニクル)で使用したデッキです。
ちょうど「セリオンズ」が実装された頃で、このテーマを強く使える墓地肥やしデッキを使おうと思った末、「オルフェゴール」と組み合わせることにしました。
《トイポット》や《星遺物の醒存》からカードを落とし、《セリオンズ“リーパー”ファム》や《星遺物-『星杯』》で妨害を構えつつ「オルフェゴール」展開で妨害を構えます。
ランク7が立てやすいため、押しのターンでは《撃滅龍 ダーク・アームド》や《セリオンズ“ブルズ”アイン》で盤面を崩して攻めかかります。
《星遺物に眠る深層》から、《星遺物-『星鎧』》なら後続、《星遺物-『星杯』》なら妨害、《“ブルズ”アイン》なら除去と動きを使い分けられるのもお気に入りポイントです。
研究発表会ではかなりうまく回ってベスト4まで残れましたが、その後引きが猛烈に弱くなり、ほぼ同一のレシピで出た第2回真佐杯では1-1と振るわ ない結果に沈みました(配信卓映らず)。
実際上級が多く《醒存》も運次第で無になるカードなので、信頼できないほうがこのデッキの正体だと思います。あれ以来ほぼ使っていません。
(大会以外では公式イベントのテーマクロニクルで規制を貫通したので周回デッキに選択していました。)
最新レシピ:
06. NR【原初の灯】 〔状態:現役〕
NRの「エヴォル」デッキです。
【Beaufort】や【チャンピオンズ・リング】より前に存在はしていたと思います。NR界隈でエヴォル波が来ていたときに組んだデッキですね。
《溟界の大蛟》から蘇生した《エヴォルド・ゲフィロス》の自凸で「エヴォルダー」を蘇生するデッキで、反射ダメージを「サンアバロン」をケアするつくりになっています。
消費したリンクモンスターを回復するギミックとして《ウォーターリヴァイアサン@イグニスター》を採用し、「エヴォル」「捕食植物(サンアバロンの素材)」「@イグニスター」を繋ぐ起動パーツとして《パケットリンク》等を用いています。
あまりにも無関係なテーマがシナジーしている面白さ、十分な受け、凶悪すぎない除去力から、比較的緩めなシーンで未だに使っています。たまにですが。
デッキ名は3テーマの共通項を考えたとき、「エヴォル」と「捕食植物」は古代っぽい、「エヴォル」と「@イグニスター」は火(炎属性とイグニス)だと思ったことから名付けました。
最新レシピ:
対戦動画:
出てきたってメガキレラw 『NR 原初の灯』VS『魔力の塔』
07. NR【ヒトを呪詛わば風穴ふたつ】 〔状態:現役〕
《呪詛返しのヒトガタ》を使ってみたかったデッキです。通称【ヒトガタヴァレット】。
《エクスプロードヴァレット・ドラゴン》や《オッドアイズ・アドバンス・ドラゴン》、《竜絶蘭》などのバーン効果で詰めていく変則的なバーンデッキです。
受け身に偏っていたり除去の手数が限られたりする「ヴァレット」の弱みが、「まぁ最終的にバーンで勝てるしな」の心理でケアされています。
《補強要員》を強く使えるデッキとしてもお気に入りです。デッキに戻したいカードであり、ゲーム進行に合わせてデッキから消えていく「ヴァレット」と合わせることで、無駄なく使えている感じがします。相手ターンにつ札から投げられるカードが入っているのもgood。
耐久寄りで適度に除去を飛ばせるので、特に新デッキや調整中デッキの壁役として使うことを想定して残しています。
基本的にはその役割をいい感じに果たせているのですが、破壊以外の除去や墓地除外を備えた相手となると一転してあまりにも非力になるのが玉に瑕。
デッキ名は、お互いにダメージを与える弾丸を《呪詛返しのヒトガタ》で相手に撃ち込むことから、「人を呪わば穴二つ」をもじって名付けました。2つ目の風穴を空けてやるぜ——!
最新レシピ:
対戦動画:
ついでに俺も連れてってくれ 『NR ヒトを呪詛わば風穴ふたつ』VS『新世壊への祈り~遺跡編~』
バトルしに来てくれよぉ〜!!『黒のウォークライ』VS『ヒトを呪詛わば風穴ふたつ』
08. NR【Climax Brand】 〔状態:BAN〕
「魔界劇団」+「烙印」のデッキ……ということになるのかしら。
新弾デッキとして《決戦のゴルゴンダ》を使おうと思い、《スプリガンズ・キット》から触れるカードの中で《分かつ烙印》に着目して組んだデッキです。
最終的には送りつけた《ヤジロベーダー》で「魔界台本」を破壊したり、《魔晶龍ジルドラス》をトリガーすることをめざします。
《ヤジロベーダー》を落とす《溟界の大蛟》から触れる「溟界」ギミックで光・闇属性を確保できるので、《デスピアン・プロスケニオン》を融合召喚して戦うプランも備えています。
《烙印劇城デスピア》も相手による破壊を参照するので、これで《プロスケニオン》を復活させて戦うようなこともできます。
スタンダードで《分かつ烙印》が禁止、NoRiches(NR独自制限)で《決戦のゴルゴンダ》が禁止されたことで使いどころを失ったため封印状態。
耐久性があり、送りつけデッキながら送りつけずとも面白い動きができたりするので、デッキ自体はお気に入りです。
デッキ名は《“極限駆雷”ブランド》から烙印(Branded)ストーリーのデッキであることと、「デスピア」「魔界劇団」と劇の要素があることから、決戦の場面ということで【Climax Brand】としました。
(コンセプトがBANされているのでリペアとかはないです。)
デッキ:
対戦動画:
《決戦のゴルゴンダ》ミラー開幕!? 新弾デッキ対決!『ゴルモンフー』VS『NR Climax Brand』
09. NR【ドラゴンアイスドラメghoti】 〔状態:現役(ガチデッキ)〕
ガチデッキです。
《ドラゴン・アイス》入り【ゴーティス】研究の末、「ドラゴンメイド」と組み合わせたものとなります。
《揺海魚デッドリーフ》と「素早い」ギミックでデッキ圧縮やドローを行い、2面除去や除外といった除去妨害で相手とのリソース差をこじ開けて勝ちます。
《妖醒龍ラルバウール》もお気に入りポイント。《素早いマンボウ》や「白闘気」モンスターは被破壊時に盤面を作るため、《ラルバウール》を同時に反応させることで魚族をサーチできるようになっています。
ver.2では当時環境を席巻していた【花札衛】や【王】への捲りとして《ライトニング・ボルテックス》を採用し、これに伴い《素早いアンコウ》の効果から《No.29 マネキンキャット》で一気に展開するプランも意識するようになりました。
「ドラゴンメイド」や《ゴーティス・フューリー》の墓地効果から突発的に打点を出すことができるため、相手が枯れるまで無理にゲームを続けずとも
隙さえ作れば勝てるのが罠系デッキとして優秀なポイントだと感じています。
このデッキで出場した第6回真佐杯と第11回真佐杯ではどちらもベスト4まで残ることができました。万年4位 堅実に強くて手に馴染むので、このデッキが通用しそうな環境でモチベがあれば、NR大会には引き続きこのデッキで参加し続けると思います。
完全に大会用のデッキなので特にデッキ名に凝ることはしていません。
最新レシピ:
デッキ紹介(旧構築):
対戦動画
お手々タイム嫌なんだが……?『ドラゴンアイスドラメghoti』VS『ウィッチクラフト』
《水月のアデュラリア》降臨!!『ドラゴンアイスドラメghoti』VS『ウィッチクラフト』
10. NR【春ターガイスト】 〔状態:現役〕
NRの「オルターガイスト」デッキです。
《オルターガイスト・クンティエリ》を蘇生するデッキとして出発したものの、気付けばランダム墓地肥やしのデッキになっていました。
「オルターガイスト」で妨害しつつ、罠の墓地効果で手札を整え、使った罠カードは《フラワーダイノ》で回収します。
《フラワーダイノ》の回収には《花と野原の春化精》を活用。これを回収するために《ドリル・ウォリアー》や《No.49 秘鳥フォーチュンチュン》を使います。
ずっと形にならなかったNR「オルターガイスト」と「春化精」、《フラワーダイノ》が思いがけず合流して形になった、ちょっと奇妙な生い立ちのデッキです。
かなり長期戦側のデッキなので気安く握れませんが、動き自体は面白いのとNR【オルターガイスト】が珍しいのでたまに対戦会に持ち込んでいます。
編集めんどくさいから動画にはもう出さないかも……。
デッキ名はしっくりきたのでそのまんまです。
最新レシピ:
対戦動画:
ホントに人か...?『おジャマ暗黒界』VS『NR 春ターガイスト』
11. NR【捕食帝トリアンティス】 〔状態:archive〕
《捕食植物トリアンティス》のデッキです。
《キュウドウ魂 HAN-SHI》が実装されたときに組んだ新弾デッキで、合わせる帝ステータスとして選んだのが《トリアンティス》と《六花精エリカ》でした。
《トリアンティス》は植物族のため、サーチを共有できる《六花精エリカ》でスムーズに強化できるという寸法です。
さらに《HAN-SHI》のスケール9を活かし、《トリアンティス》を「EXデッキから特殊召喚できる闇属性モンスター」とみなすことで、《トイ・パレード》でのフィニッシュを狙っています。レベル1の展開に長けるので、《No.13 ケインズ・デビル》《No.31 アベルズ・デビル》で相手を起こしてから全体攻撃に踏み込めます。
《伊弉波》は《闇の増産工場》や手札上限(このデッキはサーチやスピリットを多用する関係で手札が溢れがちです)で捨てたスピリットを回収できるほか、天使族のため《トイ・パレード》の墓地効果の条件も満たせます。
スピリットの動きにくさをはじめとする初動の渋さ、コンセプト以外の攻め手の薄さ、「弱くした捕食六花」感の否めなさなどから、現在はほとんど握らないデッキになっています。
デッキ名はずっと擦っていたネタ「捕食帝トリアンティス」そのままです(帝ステータスの捕食植物)。
最新レシピ:
対戦動画:
そんな簡単に勝てるわけないでしょ?『メイズ・イン・プリズン』VS『NR 捕食帝トリアンティス』
12. NR【クシャトリラアモルメタル真竜】 〔状態:archive〕
壁役。一応動画になってるので。
《クシャトリラ・オーガ》実装時に組んだ新弾デッキ。
《オーガ》が最上級帝ステータスであること、8スケールでP召喚できることからメタル真竜と合わせ、余った枠に強い永続魔法を擁するテーマとして「アモルファージ」を取り込みました。
とりあえず組んでみただけなので動画以来特に使ったりはしていません。アモルの代わりに「クリフォート」を入れてみたりはちょっとしたかな。
ガチシーンなら【ドラゴンアイスドラメghoti】を使うので、そうなると握る場面がないです。
最新レシピ:
対戦動画:
NRにクシャトリラ襲来! 現代パワカの集大成を刮目せよ!!『クシャトリラアモルメタル真竜』VS『新NRGS』
13. NR【バーニングメタルF.A.】 〔状態:archive〕
《エクシーズ・アライン》採用型のNR「F.A.」デッキです。
《エクシーズ・アライン》が実装されたとき、瞬間的に「F.A.」のレベルを引き上げられることに着目していたのをデッキにしたものになります。
《希望皇アストラル・ホープ》で《メタルフォーゼ・コンビネーション》を剥がしながら《エクシーズ・アライン》をサーチするギミックを取り入れた形の【メタルF.A.】です。
もう1枚の新カードとして《バーニング・ドラゴン》を採用し、フィールド魔法や《コンビネーション》を破壊しつつ相手のバックも剥がせるようにしています。「F.A.」は墓地効果のある魔法が多いのも好相性です。
カジュアルにしては強く、ガチにしては弱く、特に立て直しが難しいデッキであることが使って分かったので、ほぼ解体状態。
デッキ名についても特に言うことなしです。
最新レシピ:
対戦動画: 実は出ていないらしい
14. NR【クラッシュ・ゲート】 〔状態:現役〕
《天御巫の闔》+《ブレイン・クラッシャー》のデッキです。
強制攻撃誘導のできる《天御巫の闔》に合わせるカードとして、戦闘で勝ったときに恩恵のあるモンスターから《ブレイン・クラッシャー》を採用しました。
昆虫ギミックには《寄生虫パラノイド》が存在するので、切り札の着地の準備からフリーチェーン装備カードの確保までこなすことができます。
戦闘で勝つには心許ないステータスの補助として《機械仕掛けの夜-クロック・ワーク・ナイト-》を採用し、その繋がりでフィールドサーチのギミックを取り込むことに成功。機械族をシステムに組み込んだので、もう1種類の装備カードとして《弾丸特急バレット・ライナー》で回収できる《銀翼のAXE-サリー》を採用するに至りました。《ブレイン・クラッシャー》や《G・ボール・シュート》で奪ったモンスターの活用法として《宇宙との交信》を採用し、この点でも機械族が噛み合っています。
《クロック・ワーク・ナイト》で種族変更すると《ジャイアント・メサイア》が沈黙するのはご愛嬌……。
まあまあ基盤がしっかりしていて、かつ昆虫族+《クロック・ワーク・ナイト》の意外性やデッキコンセプトのユニークな厭らしさがあるので、ときどき対戦会に持ち込んでいます。
ただ盤面が完成したときに起こるのがコンボの成功ではなく攻撃そのものの忌避になりがちなため、やりたいことを見せられる場面はほとんどないのが実際です。
デッキ名は《ブレイン・クラッシャー》と《天御巫の闔 / Heavenly Gate of the Mikanko》から。相手に自らモンスターを奪われさせるという点から元は【脳破壊の闔】という名前でしたがあまりにもアレなので動画化するときに修正しました。
最新レシピ:
対戦動画:
こいつしかいない...『NR紋章獣』VS『NR クラッシュ・ゲート』
出したくなるでしょうよ!!『フォトン、ときどきドラメ』VS『NR クラッシュ・ゲート』
15. NR【キマイラフレーズ】 〔状態:現役〕
《魔法名-「解体し統合せよ」》のデッキです。
NR研究部屋《魔法名-「解体し統合せよ」》回の産物。お互いのモンスターを一時除外するカードと組み合わせるため、「ゴーティス」で構築しました。
相手モンスターを奪うというよりは、自分の除外モンスターを墓地に戻したいついでに相手の一時除外を横取りできるといったイメージのデッキです。奪ったモンスターは《悪魔嬢マリス》のリリースに充てて、さらに罠を構えに行きたいところ。
罠の確保に「ラビュリンス」ギミックを採用し、手札を捨てるギミックが多くなったので「魔轟神」を搭載。盤面の悪魔族確保や家具回収の除去罠確保、シンクロ・ランク2補佐などを担います。
デュエルが長引き難しくなりやすいので、モチベーションの問題であまり使っていません。動画になっていないのはこの頃自分の「ゴーティス」派生デッキが多かったのが一因。
基盤が強いぶん動きは良いほうなので、使えないデッキというわけではないと思います。
デッキ名は《「解体し統合せよ」(バフォメット)》から連想して「キマイラ」と、「Ghoti」の由来が英語で特殊な読みをする綴りのキメラであることから。
最新レシピ:
16. NR【Furious Fortress】 〔状態:現役〕
魚族+「アームド・ドラゴン」のデッキです。
ボルクサンダー流さんとのコラボに向けて、「サンダー」にまつわるデッキを組もうと思い、「アームド・ドラゴン・サンダー」を使いました。
「アームド・ドラゴン・サンダー」と《ドラゴン・アイス》の相性がいいことを直近で知っていたので、ここからランク5を組むことをめざしました。《クリスタル・シャーク》が落ちていれば、《ドラゴン・アイス》を対象に取ることでスムーズにランク5まで繋がります。
例によって魚族と組み合わせ、2面除去罠や除外除去、《撃滅龍 ダーク・アームド》で妨害を剥がし、フィニッシュには《シャーク・フォートレス》を《ゴーティス・フューリー》で強化し連撃を叩き込みます。
コラボ用の特注デッキであること、組んで日が浅いこと、手札事故や息切れを起こしやすいことなどからあまり普段使いはしていません。
このデッキの処遇がどうなるかは今後と気分次第です。
デッキ名は《ゴーティス・フューリー》と《シャーク・フォートレス》から。
最新レシピ:
対戦動画:
ボルクサンダー流、見参!!『NR Furious Fortress』VS『雷轟龍-カオスサンダードラゴン』
総括
以上16デッキが、今年使用したといえるデッキのすべてとなります。
(スプライト研究とか真佐杯#10の【爬虫類】とか、ほんの一時使ったデッキはもう少しあると思いますが、話すことがある水準に達していないので今回は省略しました。)
うち現役で残っているのは8つで、ちょうど半分が残った形となりました。残らなかったうち1つは禁止によるデッキ崩壊なので、気に入ったデッキは9つといっていいでしょう。
【セイヴァー】や【原初の灯】が古いデッキであること、終盤の魚系が別カウントするには基盤が似通っていることなどを考慮すれば、今年組んだデッキで気に入ったのは6つ程度といったところ。
6デッキ/年……。ビルダーとしては特別悪いわけではないですが、動画勢としてはもうちょっと実になる1年にしたかったかなという感じがします。
残ったデッキにせよ仕舞ったデッキにせよ、全体を通していえるのは特定の単カードを活躍させようとデッキを組んできたなということ。
《クローラー・パラディオン》、《颶風龍-ビュフォート・ノウェム》、《CNo.9 天蓋妖星カオス・ダイソン・スフィア》、《呪詛返しのヒトガタ》、《決戦のゴルゴンダ》、《捕食植物トリアンティス》、《エクシーズ・アライン》、《魔法名-「解体し統合せよ」》——。
まぁ、この辺りはゆうづきさんの影響もあるのかなと思います。《セイヴァー・スター・ドラゴン》に始まり、ゆうづきさんが挑戦しているこのカードに自分ならどうアプローチするか? と組んだデッキは少なくありません。
そんな中で基盤をしっかり構築し、システムを成立させ、序盤中盤からしっかり戦える安定感と、ある程度多様な場面に対処できる手の広さを実現できたデッキが手元に残ったのかなという感じがします。
それ以外のデッキは初動が不安定だったりリソースが枯れる、目的のカード・コンボ以外の戦術が細いといった弱みを抱えていた感じがします。
一見すると必然的な淘汰のようにも聞こえるこの結果ですが、個人的には必ずしもそれでよかったとは思えないのが本音です。
【Beaufort scale: Rising】の項でもお話ししたことですが、NRカジュアルデッキ界は高度化の一途を辿っています。研究の深まりや高パワーの新規カード実装を思えばそれは当然の流れではありますが、それは他方で気軽に組んだデッキやゲートボール的環境を期待して参入してきたユーザーに対して排除的な環境を醸成するもの。
それに、先述のような安定構築ばかり目指すようになると、カードの繋がりに依らないGS構築や一点集中型の尖ったコンボデッキ、自分の攻めを押し通すビートデッキといった構築の選択肢を取れなくなってゆきます。ビルダーとして表現の幅が狭まっているのもよい状態とはいえません。
今年は成果を出せなかった道ではありますが、今後も自身の表現を広げるため、またカジュアルシーンの遊びの幅を保ち/広げるためにも、もっと違った形のデッキ構築を身につけられるよう精進してゆきたいところです。
それにせっかく仲間と動画活動してるんだから、もっと擦り合わせしていろんなパワーのデッキ使っていくべきなんだよね。
おわりに
というわけで、長らくお付き合いいただきありがとうございました。
今回の記事を通して興味を持っていただけた方は、是非noteおよびTwitterのフォロー、YouTubeのチャンネル登録をよろしくお願いいたします。
それではまたどこかでお会いしましょう、じゃあね!
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