変幻自在の獣戦術! 【演目:『天目一祠』】デッキ紹介 (前編)【無題紅白 / VTuberイメージデッキ大会】
こんばんは!
「ツクスト」所属VTuber / バーチャルクリエイターの帯衣青蓮です。
2022年3月下旬に活動を開始し、文芸やDCG(デジタルカードゲーム)に関する創造性を刺激するようなコンテンツを提供すべく日々邁進しております。
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今回は2022年9月17日(土)に参加した『紅白デュエル合戦 The Final』G枠で使用した、《魔妖仙獣 独眼群主》のデッキ【演目:『天目一祠』】の紹介です。
7月30日(土)に参加した『Vtuberイメージデッキ大会』Day2で使用した【演目:『鉈御先』】もこのデッキの前身にあたるデッキなので、こちらも併せて掲載したく思います。
0.前身【演目:『鉈御先』】
こちらの構築は『無題紅白』以前のものであり,このままでは不満があったため『無題紅白』参加にさしあたって大きく改修されました。
紹介の中で「以前からどう変えたか」という話題が出る可能性があるので、先んじて提示しておきます。
(とはいえこのデッキは《妖仙獣 閻魔巳裂》のデッキとして始まっているので、《閻魔巳裂》に寄っている部分は仕方ないのですが……。)
0.5.事の発端
そもそもなぜ《魔妖仙獣 独眼群主》をフィニッシュ宣言カードに選んだのか、どうしてEM・メタルフォーゼ・メルフィーの基盤になったのかの話から。
そもそも、帯衣青蓮にとって最初のフリーデッキ【神秘考察 - mystic sight】というデッキがありました。
この頃から、帯衣青蓮のデッキイメージは「物語への考察、その編纂」でした。
このデッキは《呪眼の女王 ゴルゴーネ》のデッキであり、魔法を複数発動できることから「エンディミオン」、そして「メタルフォーゼ」などに拡張され、「呪術・魔術・錬金術」というテーマ、そして《ゴルゴーネ》の「眼差し」というテーマが定まりました。
元々私の姿はもう一回り前髪が長くデザインされていたため片目隠れであるはずだった、という部分も、「目」というモチーフがしっくりきた理由の一つです。
その後、何となく気になったのが《魔妖仙獣 独眼群主》というカードでした。これは本当に何となくです。
カードが手札に戻ることで攻撃力が上がる、という能力を生かそうと試行錯誤していたとき、「これ《ミスリエル》と《エンプレス》使える【mystic sight】」でよくないか? となり、結局このデッキの新たな切り札となったのです。《エレクトラム》からいつでも持って来られる、というのも採用しやすい理由のひとつでした。
(この頃は【mystic sight】が唯一のデッキだったので、飽きが来ないよう切り札を増やしたい気持ちがありました)
かくして、《魔妖仙獣 独眼群主》は【mystic sight】において、出しにくいが出たらカッコいい裏エースのようなカードになりました。「片目」というモチーフを共有しつつ、和のモンスターである《独眼群主》は私の切り札として非常に腑に落ちるカードでした。(和服を着ている、日本語の表現者であるため)
ここまでが、《魔妖仙獣 独眼群主》が自分に馴染むという話。
また全く別件で、いわゆる「NR」のレギュレーションで私が使っているデッキに、《妖仙獣 閻魔巳裂》のデッキがありました。
このカードは、P召喚成功時に相手のカード1枚を破壊するという名称制限のない効果を持っています。
NRには非常に優秀なスケールとして「メタルフォーゼ」が存在し、上スケール8を《ビスマギア》で安定して維持することができます。
また、《妖仙獣 閻魔巳裂》は獣族であるため《メルフィー・キャシィ》でサーチすることができます。
ここから、《キャシィ》でスケール(特に下)にもアクセスしたいと考えました。そうなったとき、白羽の矢が立ったのが「EM」でした。《閻魔巳裂》が手札に戻る都合上、ダメージ対策が欲しいと思っていたところにフィットした《EMドラネコ》、《ミスリエル》とのシナジーで本領を発揮する《EMユーゴーレム》……にアクセスできる《EMセカンドンキー》など、ただのスケール以上のシナジーを発揮。かくしてNR《閻魔巳裂》の基盤は定まりました。
その後、『VTuberイメージデッキ大会』のアンケートにより、使用デッキが【妖仙獣】になり。だったらスタンダードに改良しようということで【演目:『鉈御先』】になり。
しかしこの時点でも《独眼群主》は裏エースのような位置付けで、そうそう出るものではありませんでした。《閻魔巳裂》で盤面を荒らしてリソース差で決着をつける……というデッキですね。あくまで【妖仙獣】というていだったので。
そんな頃、『無題紅白』の募集がたまたまTLに流れてきました。
舞台でのデュエルに飢えていた私はイメージありきで《魔妖仙獣 独眼群主》フィニッシュ宣言し……。
最初に考えたのがこの「ドラゴンメイド」型でした。
『無題紅白』ではエースカードを演出する方向のパフォーマンスが必要だと考えたため、まずは《独眼群主》のパワーを上げるためにセルフバウンスを繰り返すギミックと合わせようと試みました。
が、断念。妥協版で試すなどする中で、「ドラゴンメイド」部分だけで完結して広がらないゲーム展開になりやすいこと、また単純にパワーが不適切であることなどからこの方向性は切り捨てました。
【mystic sight】を持ち込むという選択肢も取ることはできました。が、ハンドによって過剰なパワーが出たり噛み合わず40点の動きしかできなかったりと満足いかないこと、DIFOの「音響戦士」を待ったほうが完成度が上がりそうなためレシピ自体を凍結していることなどから、この道も断念。
結果、残った道が【演目:『鉈御先』】での参戦だったわけです。
このあと大幅な改築に踏み出した話もあるのですが、そちらはまた本編で。(!?)
そう、事の発端だけで長くなりすぎたので、解説は次の記事に回すことにしたのです。次回、解説編でお会いしましょう。