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モンブラン マイスターシュテュック プラチナコーティング 149 / モンブラン ボールペン マイスターシュテュック プラチナライン クラシック 164

中学生のころ、アウトドア系の旅行記が好きで椎名誠や開高健のその類の本をたくさん読んでいました。
その二人が万年筆を使って原稿を書いており、二人共にモンブランのマイスターシュテュック149を愛用していると知りました。
「どうしてかどうしても」欲しくなりました。
心の奥にその思いを抱えてはいたものの、優先順位は後回しになって、時間が過ぎていきました。

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万年筆は好きで、安めのLAMYを色々な色で揃えたり、5000円ぐらいの国内メーカーのものを使ったりしていました。
正直、どのタイミングで10万円は下らない憧れのマイスターシュテュックを買うことができるのか、漠然と考えていました。さして実用性のない10万円の万年筆を買うには、自分の感覚では150万くらいのボーナスをもらわなければ買えないなと思っていたところ、趣味の競馬で大儲けするというチャンスが巡ってきました。

購入の検討を始めました。個人的にゴールドは趣味じゃないので、プラチナコーティングにすることにしました。定価113.000円。モンブランのブティックで買うということにも価値を感じましたが、ちょっと敷居が高い。会社に出入りしている業者さんに頼むと少し安くなるようでしたが、楽天で86.240円で手に入るところを見つけました。どうして安くなるのかはわかりませんでしたが、万年筆専門のサイトのようでしたし、偽物の可能性は低いだろうなと思いました。まぁ偽物でも気づかないだろうなとも思いました。

次はペン先の太さです。LAMYのペン先はMを使っていたのですが、LAMYのペン先は太めにできているよう。開高健はマイスターシュテュックのMを使っていたようでしたが、原稿用紙に大きめの字で書くわけではないので、Mでは太そうな気がする。ネットでペン先の太さを確認する方法を調べたら、丸善などでは、実物を試し書きできるようで、モンブランのブティックでは試し書き用のものが用意されていて、それを試すことができるが実物は試せないということがわかりました。10万円の買い物をするのに、モンブランの塩対応にびっくりしましたが、丸善まで行く元気がなかったので、新宿の高島屋のモンブランブティックに行くことにしました。

筆記具屋というよりは、宝飾品のブティックみたいな売り場の前を遠くから眺めて入りづらいなと躊躇しておりましたが、意を決して店員に声を掛けました。「マイスターシュテュック149のプラチナが欲しいのですが、ペン先の太さを確認したいのですが。」店員はどの種類の本体かわからない試し書き用のセットを出してくれました。他の客でラグジュアリーな宝飾ペンを物色していた中国の方がおり、店員は試し書きセットを出してそちらの対応に掛かりきりになっておりましたので、気楽に太さを確認することができました。
Mはやっぱり太いなという感じ。メモ帳なんかに適当に雑文を書くにはFでちょうど良い感じと思いました。店員が戻ってきたので、これはマイスターシュテュック149のペン先の太さとは同じなんですかと聞いたら、ペン先はすべて共通なので一緒です。と二回言われました。潮時だなと感じましたので、検討しますと言って逃げるように帰ってきました。

ペン先の太さが決まりましたので、あとはポチっとするだけ、金額を考えるとポチっとという感じではありませんでしたが、頑張って走ってくれた馬の名前を名入れしてもらうことにしてボチっと注文しました。頑張って走ってくれた馬は二頭いましたので、同じ店でマイスターシュテュック プラチナ クラシック ボールペンも買うことにしました。定価51.700円が40.480円。ボールペンはペン先の太さを気にする必要がないので見た目で購入を決めました。リフィルも一緒に買ってしまおうかなと思っていたのですが、洋物のぬらぬらした書きごごちがあまり好きじゃないなと思っていたら、モンブランの純正のリフィルではなく、国内メーカーのジェットストリームなんかを装着できる、モンブラン対応のリフィルアダプターというのがありましたので、そちらも購入1.100円。それと万年筆を収納するペンケースを伊東屋オンラインで購入しました7.150円。

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一週間ほどで届き早速使ってみましたが、ペン先がしっかりしていて、滑らかな書きごごち。これは素晴らしい。キャップを付けるときに、キャップの端にペン先が引っかかって、ペン先が広がってだめにするというのを結構やってしまうのですが、そんな心配がない堅牢さ。それに、LAMYなどはしばらく使わないでいるとペン先が乾いてしまってインクの出し入れをしないと書けなくなるのですが、しばらくほっておいてもペン先が乾かないのにはびっくりしました。インクタンク内のインクまで乾いてしまうということは決してないと思います。

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ボールペンはやはりぬらぬらした書きごごちが苦手だったので、さっそくリフィルアダプターを使用して、ジェットストリームのリフィルに交換。高級感は消えてしまいましたが、実用的に使うにはこれでいいと思います。
長年繰り越していた想いを遂げることができました。

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ちなみに競馬好きの方がいらっしゃたら、走ってくれた二頭の馬は、
有馬記念→サラキア 大阪杯→レイパパレです。レイパパレは出資馬です。

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