既の所で助かった

昨日の台風はかなりの爪痕を残していきましたが、被災された方に心よりお見舞い申し上げます。


前日に当院も緊急体制を敷いて、宿直者を出すなどの勤務調整をしつつ、帰宅困難者のために空きベッドを提供するなど万全を期していました。

私の部署も電車通勤の人はお休みにし、バスや徒歩で通勤できる人が勤務を変わるなど対応し、先輩が「私たちが勤務するのでみんな休んでください」と言ってくれて、信頼できる上司で良かったと思いました。


今回の台風は長雨と暴風で、台風がくる前から川の水位が怪しかったところが多かったように思います。

私の実家は多摩川のすぐそばで、刻一刻と水位が上がっていく様子を見ながら、頼むから氾濫しないでと祈るばかり。

多摩川が氾濫する30分ほど前にYahooで見てた水位が突如0mになり、あぁ、終わった………と思いました。

実家に電話するも誰も出ず、妹に両親が電話に出ないことや水位計が壊れたであろうことを伝えると、妹も電話してくれて、それでもやっぱり出ず。

その後多摩川氾濫発生の速報が出て、生きた心地がしなかった。

実家が浸水したことを覚悟して、翌日実家の片付けをする心づもりで準備を始めると、ようやく妹から両親と連絡がついたと連絡がありました。

氾濫したのは実家とは別の場所で、家財をすべて上の部屋にあげていたこと、車で高台に避難したことを聞いて、力が抜けました。

幸い、あと0.3mというところで辛うじて氾濫せず、実家の浸水は免れました。


ホッとしたのもつかの間、今度はダムの緊急放水で我が家が浸水の危機に。

それでも、川は辛うじて氾濫せずなんとかなりました。


今テレビ等で映っている光景は他人事ではなく、あと少し雨が多かったら、あと少しダムの放水量が多かったら、私たちの身にも起こっていたことです。


今回、丸1日外出せず食べ物も家にあるもので簡単に作るような状況でしたが、買い物に行きたい時に行けないこと、食べたい時に食べたいものが食べられないこと、常に緊張状態にいることが大変なストレスでした。

自由に外出ができて、電気・水道・ガスが問題なく使えて、安全が保障されている環境がどれだけ有難いか身に染みて感じています。


被災された方が1日も早く元の生活に戻れますように。

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