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決して感情的にならない 汚実家の片付けに成功した話#3
実家の片付けで一番重要なことは、「お互いに感情的にならない」ことだと思います。姉はこれを理解しないまま、無理矢理片付けに押しかけてはすぐにまた散らかって、、、を繰り返していたようです。
人の考えを変えることは容易ではありません。ましてや、考えが凝り固まってしまっている高齢の両親に対して、身内からの「あなたのためを思って」なんて言葉は、さらにガードを固くさせてしまって逆効果でしかありません。説得する際はあくまでも、「冷静に」「理論的に」「客観的に」を心がけてください。
私が両親にアプローチした方法はこうです。
なかなか片付けを進めようとしない相手には、
まず下記のことを理解してもらうように説得します。
①現状把握 【今の部屋の状態を客観視させる】
②現状のデメリット 【安全に暮らせないことに気づかせる】
③片付けることのメリット 【結果を解像度高く想像させる】
そして次が一番難しいのですが、
④【「片付かない」「片付けられない」は思い込みと気づかせる】
実は④のことに気がつくことができるのとできないのとでは天と地ほどの差があります。今回両親には、①から④までを順序立てて説明することで、スッと理解してくれたようでした。感情的になって議論していたのでは、とうてい説得はできなかったと思います。
そして何年にもわたって、どれだけ説得してもモノを捨てなかった両親が、憑き物が取れたかのようにモノを手放すことが出来るようになりました。
①から④の具体的な説明は、別の記事で。