【向かないシリーズ】3部作+前日譚【めちゃめちゃゆるーい感想】ネタバレなし
はじめて書評(のようなもの)を書いてみる。
ネットフリックスでの配信も決まったホリー・ジャクソンさんの『自由研究には向かない殺人』(原題『A Good Girl’s Guide to Murder』)を皮切りに高校生ピップが謎解きに挑む青春ミステリー小説3部作【通称:向かないシリーズ】
タイトルに惹かれて1作目購入後、あまりの面白さに続編も購入!
イギリス発の青春ミステリー小説で、著者のホリー・ジャクソンさんはこちらの1作目「自由研究には向かない殺人」がデビュー作とのこと。すごすぎ。
ちなみにネットフリックスのサイトはこちら。
それでは早速内容に移ります!ネタバレはなしです
【1作目】自由研究には向かない殺人(原題:A Good Girl’s Guide to Murder)
シリーズの1作目は主人公ピップが正義感を胸に、小さな町リトルキルトンに暗い影を落としている事件について、自由研究という名目で再調査をするというもの。高校生のピップのまっすぐさ、ひたむきさに心打たれ、高校生らしい?SNSの使い方や若さゆえの度胸ある行動(命知らずともいう)にハラハラドキドキしながら楽しめる青春ミステリーです。相棒のラヴィとの関係性も◎
【2作目】優等生は探偵に向かない(原題:Good Girl, Bad Blood)
1作目での事件解決後、もう調査事はしないと決めていたピップに、友人のコナーから行方不明の兄を探してほしいとの依頼が舞い込む。はじめは断るピップも解決に向かって動けるのは自分しかいないと調査をスタート。ポッドキャストで配信するスタイル、イマドキで読んでいてわくわくする!1作目同様SNSを駆使し事件解決に向かうピップは痛々しいほどにまっすぐ。頑張れピップ頑張れ~~~と何度も心の中で叫んでしまう。応援したくなる主人公です。1作目との繋がりも感じられるのでぜひ順番通りに読んでいただきたいです。
【3作目】卒業生には向かない真実(原題:As Good As Dead)
もうすぐ大学進学のために引っ越すことが決まっているピップの周りで気味の悪い出来事が次々と起こる。大事にはならないくらいの、勘違いと思われるくらいの、でも自分は自分のことってわかるからこそ怖いよな~という絶妙な気味悪さ。今度は自分のために調査を開始するピップ。絶対幸せになってほしい!中盤からはネタバレをせずに話すのが難しいくらいの展開。ラヴィのピップへの理解力の高さと包容力、覚悟に胸を打たれます。ピップに実際には届かないとわかっているけどかけたくなる言葉がたくさんあるよ!!だいすきだ!!!
この衝撃は実際に読んで感じていただきたい。ちなみに私は読後数日、余韻から抜け出せませんでした。
最後に
3部作を読み終わった方は前日譚の『受験生は謎解きに向かない』も是非読んでいただきたいです。3部作がスタートする少し前、親友たちとのマーダーミステリーに参加するお話。実際に事件が起きるわけではないのとボリュームも少ないのでさらっと読むことができますが、満足感はあり!
どのタイミングで読んでも大丈夫ですが、3部作を読んだ後だとより楽しめると思います。
ネタバレなしって難しい
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