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これまでの青眼とこれからの青眼について~ドラグマ入り青眼の提案~

初めまして、りょうじと申します。初の考察記事投稿となります。

2020年4月のRISE OF THE DUELIST発売後、ドラグマ入りの青眼を考案し、try and errorを繰り返す中で頭の整理をしたくなったため考察記事を執筆してみることにしました。

内容としては「かっこいい青眼を活躍させたい!」というよりもCS等で「少しでも青眼を使って勝つ」ことを目的とした内容にしています。

おまけ程度に「かっこいい青眼を活躍させたい!」という方に向けた内容も載せていますが・・・。

私自身がなかなか大会に参加できないこともあり【2020年4月制限】という古い環境になりますが、オンラインCSで使用してみた結果も載せていますのでどうぞ最後まで御一読いただければ幸いです。

1.自己紹介 まえがき

遊戯王カードは小学校低学年の時に軽く触っただけ、2016年4月に公開された「遊☆戯☆王 THE DARK SIDE OF DIMENSIONS」を友人と鑑賞したことがきっかけでデュエリスト復帰しました。使用デッキはほぼ青眼一筋で大会はワンチャンの通過を願って店舗予選に参加する程度でした。

ちょうど1年前からいわゆる「環境」デッキを使っての「競技的な」遊戯王の奥深さに気付いたため、少ない機会を見つけては県外のcsに遠征し、各種SNSを通じて数々のTPの皆様の考えを参考にするようになりました。

そんな1年間の経験を踏まえて今まで登場してきた青眼にも触れながら各種考察を進めていこうと思います。

※プレイヤーレベルの参考までに過去の実績?を以下に提示します。

wcs2018 店舗予選通過 使用 青眼

wcs2019 店舗予選通過 使用 魔衝洞バーン

wcs2019 セレブレーション優勝 使用 転生

wcs2020 店舗予選通過 使用 エンディミオン

2.これまでの青眼

私が遊戯王復帰後、一番最初に参考とした青眼デッキは以下のWCS2016優勝デッキのような物になります。

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その頃は映画での復帰勢も多かったのか、青眼デッキでの優勝報告も散見しましたが、ABCや十二獣の台頭により環境から姿を消し、ハリファイバーの登場で一時息を吹き返したかに見えましたが、ハリファイバーの制限化により完全に環境からは姿を消してしまいます。

さて、その後様々な形の青眼が登場しましたが、2020年7月現在、各種csや世界大会予選等である程度結果を残したものは大きく以下の型に大別されると思います。(検索をかけると容易に同じようなリストが出てくるため細かいリストの差に関する解説は省略します。)

①魔神儀を用いてカオスMAXで圧力をかける【儀式青眼】

②守護竜パーツを用いて先行での制圧を理想とする【守護竜青眼】

③セイファート、ネビュラ、バルジを用いて比較的長期のリソース戦を行う青眼

まずはそれぞれの構築の概要や感想をまとめます。

①魔神儀を用いてカオスMAXで圧力をかける【儀式青眼】

ycs j 2018 OSAKAやwcs 2019の店舗予選で私が使用したプランになります。以下参考レシピ。

タンポポサンバとか閃刀姫のシェアが多い大会だったように記憶しています。3回戦でギリギリ負けた方がそのまま優勝してました。(4回戦は酷い事故負け)

魔神儀を採用することでカオスMAXの早期着地を目指します。

事故率の高いデッキでしたが、閃刀姫を初めカオスMAXを突破することが困難なデッキが環境に多かったためカオスMAX着地に漕ぎ着ければなんとかゲームになることが多かったです。

②守護竜パーツを用いて先行での制圧を理想とする【守護竜青眼】

このプランを見かけたのは、ドラゴンリンク全盛期(2019年4-10月環境)に当たります。先行で妨害を受けずに展開しきれた場合は爆発的な強さを見せていました。

しかし、ドラゴンリンクと比べて圧倒的に誘発貫通力が低く、優先して青眼パーツを使うメリットを見出せなかった・・・というのが率直な感想になります。(実際に使わなかったからレシピは省略。)

③セイファート、ネビュラ、バルジを用いて比較的長期のリソース戦を行う青眼

現段階で私が勝ちを目指せると考えているプランになります。レシピの無断転載は控えることとしますが、「青眼 優勝」等で検索をかけると既に使用されている方のレシピが出てくると思います。

3.青眼に足りないもの、望むこと

唐突ですが、青眼というデッキは人気テーマとして常に新規が求められているテーマですが、読者の皆様が青眼に望む新規とはどのようなカードでしょうか。私の中では大きく分けて以下のような新規カードを望んでいます。

①「相手ターンでも発動できる」盤面除去

②「相手ターンでも発動できる」カード効果無効

③青き眼の賢士に代わって召喚権を割きたいカード

(一番欲しいのは青眼用のデッキ融合ですが、まあ・・・来ないでしょう。)

各項について以下で解説します。

①「相手ターンでも発動できる」盤面除去

実は「盤面除去」ということであれば、すでに青眼と相性の良いカードは既に複数存在しています。(亜白龍、銀河眼エクシーズやディンギルス等)

そこに「相手ターンでも発動できる」という条件をつけた途端にグッと種類が減ってしまいます(轟砲→霊龍のようなコンボ含む)。高打点を並べてビートダウンをする方針のデッキのため容易に盤面除去できるカードを刷り難いのは理解できますが、1つの除去を成立させるための要求値がすごく高くなってしまっています。(要求値高いハンド2枚消費して召喚した精霊龍が墓穴1枚で飛ばされるところとかもう・・・。)

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②「相手ターンでも発動できる」カード効果無効

少し違和感のある見出しになっていますが、理由は1枚の画像でお察しください。

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・・・さて、②も同様に現在使われがちなリストを挙げるなら以下のようなカードが挙げられます・・・というよりパッと浮かぶものはこれぐらいしかありません。先述した理由が影響しているのかもしれませんが。これらも同様に素引きや展開が通ることが前提でようやく用意できる妨害となるため、ハンド要求値の高さに質が見合わないという状況になっています。

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(無さ過ぎて驚いてるから実用性のあるものがあれば教えてください。)

③青き眼の賢士に代わって召喚権を割きたいカード

③に関してですが、青き眼の賢士を召喚してエフェクトヴェーラーをサーチするというムーブも今や時代遅れとなってしまいました。

現段階で強く召喚権を割けるカードはセイファート→白黒ムーブでしょうか。

4.ドラグマ入り青眼の提案

前項で述べるような新規が欲しいと考えていた時にちょうどすべての条件を満たすカードがやって来ました。

①「相手ターンでも発動できる」盤面除去

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ヌトスと絡めて盤面をお掃除してバーストストリームを叩き込みましょう。カオスMAXの天敵であるソードやロードを処理できるようになったのはgood point ! EXに最大4000打点を用意できるため、アルコンやメガトンゲイルを処理できるようになります。

②「相手ターンでも発動できる」カード効果無効

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モンスター効果を無効にするだけでなく、青眼と合わせてランク8を作ることにも寄与してくれます。

③青き眼の賢士に代わって召喚権を割きたいカード

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モンスター効果無効、儀式パーツ、フリチェ破壊の欲しいものを状況に応じて選択しましょう。うららや泡影を一心に受けてくれます。

↓事故率の高さを誤魔化して補う爆アドサーチ魔法まで来ました。

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カオスMAX降臨のサポートまでしてくれる新規も来ました。

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「EXからモンスターを特殊召喚できない」という制約は一見相性が悪く見えます。

しかし青眼というデッキの戦略を見直してみるとその多くは、「メインデッキ内で3000↑打点を用意」し、「EXデッキのモンスターで盤面の除去や相手ターンでも発動できる妨害を用意する」という戦略を取っているため、従来EXデッキに依存していた役割をメインデッキで行えるようになれば「EXからモンスターを特殊召喚できない」という制約はそう重い制約ではないと考えます。

青眼の「メインデッキ内で3000↑打点を用意」できるという点はドラグマギミックにはない強みとなっており、十分に混ぜる価値はあるのではないでしょうか。

5.サンプルレシピと実際のcsでの戦績

上記仮説の元、5/23にデッキを組んで5/24, 5/31, 6/7に折紙csというオンラインCSに参加させて頂きました。

思い付きの構築だったことや、プレイの甘さで勝ち確のゲームを落としたこともあり、5/24, 5/31の2日間は3-3、0-2と成績は振るいませんでしたが、修正を加えながらある程度まとまった構築にたどり着きました。

最終的に6/7に使用した構築をサンプルレシピとして提示します。

サンプルレシピ

以上の構築で参加した結果が以下のものになります。

構築に着手してから2週間、「最終戦に勝てればトナメ進出」というところまではで漕ぎ着けましたが、トナメ進出は果たすことができませんでした。3回戦の3本目が完全なプレイミスでの敗戦だったことを考慮すると、6/7時点ではそれなりに戦えるデッキであったと言えると思います。

6.基本戦略の解説

基本的にはドラグマギミックで盤面アドバンテージを確保し、相手のリソースを削ったところで青眼の高打点を叩き込むことを目的とします。

今回のレシピでは、天庭の使徒やエクレシアが誘発の的となってくれるため、竜の霊廟1枚からカオスMAXパーツを揃える難易度は従来の青眼より比較的容易になっています。

戦績の振るわなかった5/24と5/31と比べてサンプルレシピで大きく異なる点があります。それは以下のカードの採用になります。

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基本的にはハンドや盤面に応じてドラグマギミックと青眼ギミックの欲しい方を引っ張ってくることとします。めくれたエクレシアを特殊召喚し、そのまま妨害ギミックを引っ張ってくることができる点は非常に優秀な点であると考えます。

墓地肥しの効果も優秀で、次ターン以降、竜の霊廟と合わせて太古の白石→青眼、セイファート→ネビュラと回収できればハンド0枚からランク8銀河眼を経由して盤面2枚破壊+3200打点を用意することに繋がります。(エクレシア、フルルドリスと合わせて2000+3000+3200=8200打点etc)

また、メインギミックの補充に留まらず二ビルや幽鬼うさぎ等の光・闇属性であれば手札誘発を引き込むということも選択肢の一つに入ってきます。

青眼と合わせて下敷きとして使えば蘇生効果を複数回使用できるのも良き。

7.使ってみたいカード達(ファン構築向け)

相性の良いカードを探している中で面白いカードを見つけたためメモ程度に紹介します。

①青き眼の乙女+一族の結集

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中盤以降に青き眼の乙女を対象にとることで青眼の白龍とエクレシアが並びます。パニッシュメント除去したさに発動してきたバック破壊にチェーンすることで蘇生しつつ、2枚目をセットできます。気持ちよくなりましょう。

相手モンスターも対象に取れるのは密かにオシャレポイント高いのではないでしょうか。

②ドラゴン復活の狂奏

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登場した時は歓喜こそしたものの未だ使われている姿は見ないカードになります。待望の高相性な魔法使いが来ましたよ!パニッシュメントの枠をフルルドリスやハッシャーシーンに変更すればエクストラの制限に引っかかる機会も減り、強く使える場面もありそうです。

8.最後に

初の解説記事になりました。

ゆっくりと記事を書いている内に海外先行ですが、青眼の新規が判明してしまいました・・・。需要が有れば新規も含めて新しい解説記事を書いてみようと思います。

ここまで御読み頂きありがとうございました。感想・ご意見等twitterやコメント欄で頂けると幸いです。

それでは。

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