Faxada – Cohost 今後もずっと聞き続ける超名作アルバム
どうもおばすんです。
最近、Darling Recordingsというアメリカ中西部から生まれたレーベルから
知ったFaxadaというアーティストを聞いています。
このプレイリストをランダムで再生してたら急に実験的な面白いサウンドが流れて。
おばすんはvillagerrrやMerce Lamonのオルタナティブなサウンドを特徴とするアーティストから入ったのでびっくりしました。
おばすんは元から実験的なサウンドがある音楽(池田亮司やLouis Carnell)が好きなので、めっちゃ嬉しい!
なので早速サブスク配信されてる「Paraa」から聞き始めたんです。
実験的なサウンドをうまく組み合わせてとても面白いアルバムでした!
そこから彼の作品に興味を持ちだし、この「Cohost」を聞きました。
どうせならカセットで聞きたい!と思って買おうとしたら売り切れ、レーベルスタッフに聞いても「倉庫にあるかどうか」とのことなのでyoutubeで聞くことに(公式からのアップロードです)
みなさんも聞いてみてください。
※可能な限り最大の音量で聞くことをお勧めします
まずレーベルからの説明から。
Cohost は、個人的な経験に影響を受けた 1 年間の努力の成果であり、表現主義の画家からインスピレーションを得た、多様なサウンドと音楽的アイデアの集合体です。
とのことで、Faxadaの1年間をサウンドコラージュなどを組み合わせ作られたアルバムです。
コラージュの面は、ジャケットからも出ていますし特徴的なサウンドから出ています。
![](https://assets.st-note.com/img/1726226218-yuBwJO7sXHGDWUeEtMNjP30I.png)
1曲目「You Came Quite Late Tonight」は様々な音声から構成されており、
正直、ぞっとしました(誉めています)
2曲目「Kirchner's Girls」は不安感を全面的に押し出したサウンドの中からも実験的なサウンドが生み出されており、不穏ながらも比較的安定した曲。
3曲目「Grenadines, for Scrapping」は奥深いシンセの音色からは叫び声も聞こえてくるような深いトラウマも良く表現されています。
4曲目「(I)」は安定したサウンドから暗いサウンドに代わりそこからの
5曲目「Throwers」ではピアノや笛の優しい音色、愛情が感じ取れます。
それが壊れていきますが決して変わらない穏やかなサウンド。
6曲目「A Proper Form」はそこから一気にネオンを感じる電子的な音声のコラージュ曲。リズミカルながらに不安定なサウンドが面白い。2016年ってそんな激動の時代でしたっけ?
7曲目「(II)」は弦楽器を破壊したような不安になるサウンドで怖め。
8曲目「Knobby Russet」はこれまたサウンドコラージュ曲。様々な音声のコラージュから壮大なものが出来上がっていて感動する。
これが一番好きな曲。
9曲目「In Shifts」は暗い曲調ながらにリズミカルな曲でとても面白い!
10曲目「Ingress」もまた不安定ながらに曲として出来上がっている素晴らしい曲。
11曲目「(III)」は様々な音声から組み合わされるオーケストラのようで美しい。
12曲目「Glass Cloak」は衝撃的なサウンドから始まり、リラックスしていて、また不安が残るとても面白い曲。途中で入る加工された声も好き。
中盤からはこれらを全て一掃し原点に戻ったのかと思うほど安定していて「このアルバムの中で唯一実験的ではない」とでも言おうか。
そこから過激すぎるドラムロールが、最高!
13曲目「Fantastic Spawn」はかなり安定していてとても聞きやすい。これまたオーケストラのよう。
14曲目「Napebone」はこれもまたオーケストラのような、コラージュがとても良く聞きやすい曲。落ち着いていて、完成度も高い。
15曲目「Zinc Yellow」はアナウンスからの破壊したかのようなサウンド。
最後の16曲目「(IV)」は不安感が残る強烈な音声から構成されたコラージュ曲。
全体の感想
曲間が無いのでノンストップで聞き続けられます。
沢山の面白い展開があるので一つの映画を見ているようで、飽きずに聞き終えることができました。
実験音楽やサウンドコラージュのアルバムの中でも類を抜いた展開の面白さ、それに加えた感情の多様さをコラージュでうまく表現されています。
(言い方は悪いですが)実験音楽のアルバムは単調で飽きるのが多いんですね。でもこのアルバムはサウンドコラージュと多様な展開から飽きがこないんですね。全部の実験音楽にコラージュ入れてほしいぐらい。
以上、ガチで最高だったアルバムについてでした。Bandcampのページではまだカセットが売られている?かもしれないので気になった方は問い合わせてみて下さい。
おばすんも実験音楽作りたいなーって薄っすら思ってるのでかなり参考になりました。
ここまでご閲覧いただきありがとうございました。おすすめのアルバムがありましたらTwitterのDMにお待ちしております。
追記
faxada(P. Wojtaszek)の新プロジェクトに向けたクラウドファンデングがやっているよ!
おばすんは新アルバムのデモが気になるから払います
https://ko-fi.com/trik23projekt