「西日本の旅 高知」2茶色い男
2023・12・29。
高知県警に駐禁を切られ、下唇を噛みながら高知城を後に。
口汚い言葉を吐きつつ高知駅に到着。坂本と、その仲間の銅像がキョンキョン建っとるわい。
茶色いオラウータンこと、アイアン・アロー先輩が大好きなあの偉人だ。
ソレらを撮影し終え、フラフラと徘徊し始める。
やがて「ガックリ観光スポット」として名高い「はりまや橋」に遭遇した。
なるほど、何の感動も無い。ただの橋だな…完全な「無」の表情で数秒眺める。
我々のココロが荒んでいたから何も感じなかったのかもしれない。
……「高知っぽいモノ」を喰らって荒ぶるココロを鎮めよう…腹へった…
数年前から高知の「ジャン麺」なるご当地メニュが気になっていた我々だ、時は今!
そのお店「まんしゅう」さんへテクテク歩いていくと、もう既に数人並んでいる。
タイミングが良かったのかスンナリ入店できた!嬉しい!
で、「ジャン麺」と「ごはん」を美しい声で注文。
数分後着丼。ジャン麺…おぉジャン麺よ…
まずはご挨拶(初手で汁を啜る行為)。勝手に「ピリ辛」だと思っていたが、ホルモンの脂のアレで少し甘いな。そして餡掛け。
「ズボボボボ」と族車の様な音をたて勢いよく吸う。旨い!そしてバカ熱い!「旨い溶岩」のごたる…
夢中で麺を吸った後、残った溶岩にコメをダンクインしてseason2に移行。行儀がアレやけどコレがやりたかったんや…
「ゾブリ…」と不気味な音を立て、鼻息を荒げ完食。
素敵!また吸いたい!次は辛味を追加しよう。
すっかりゴキゲンになった我々は「桂浜」へ向かった。
綺麗な海を見たり、ジャンボ坂本像を撮影したりして、おじさん2人、キャッキャして過ごす。
かつてココにあったという「土佐闘犬センター」は、もう無いようだ…行きたかったな…
「アイスクリン」をねぶりながら、はりまや橋、「ガックリさせる」とか「感動しない」とか、敢えてそう思わせる施設なのではないか…?
と思ったが同時に「観光とは?」という疑問も生まれ、自分が今何をしているか見失いそうになった。
旅はまだ始まったばかりだ。
続く。