旅日記「九州 ③」ヘルス壮年集団
2018年元旦。早朝に目覚める。
年が明けてから気絶するように寝たようだ。
早朝の道の駅
晴れてはいるが放射冷却で激烈に寒い。九州だから…とか関係ない。冬は寒い。冬ですもの。
元旦は登山をメインに、阿蘇山を登って、あわよくば久住山を・・・
という予定だったが、久住山の天候やらなんやら調べてみると山頂の気温はマイヌス！マイヌス６°C！
さらに風速１５m位だとよ…
強風で体感温度はどエラい事になるだろう。
「どっちも」は無理と判断。「どっちか」にすることに。最初に登ろうとしていた阿蘇山の登山口へ向かう。
が、先の震災の影響で通れない道があり迂回する。
近づくと山肌が派手に崩落している所（崩落写真はネットで調達）がところどころ。
テレビジョンで観た災害現場に俺はいるのだ。
結局道が続いておらず、阿蘇山は断念。久住山にも向かってみたが色々あって断念することに。
U氏、苦渋の決断…クジュー。
予定を変更し、近かった大分県の城を巡る事に。
まず「岡城」へ。滝廉太郎のキラーチューン、「荒城の月」のモデルの城だそうだ。
入口の料金所は閉まってて「正月期間は無料で入らせてやる」的な事が書いてある。
目的の「百名城スタンプ」さえ押せればどうでも良いが、そのスタンプが見当たらない。（通常は料金所に置いてある）
先に進んで探し回るが見当たらない。
唯一開いていた売店は〇〇党のポスターが数枚。
ルーマニアの国旗に似た旗がはためいとる。
意を決して入店。店の婆さんにスタンプの事を聞くが「無い」との事。
どうやら料金所（閉まってる）以外には無いようだ。
色々言いたい事があるが、呑み込んで岡城を。
スッバラシイ城だった！「古代遺跡感」凄い！
神社があったので初詣。俺の今年の初詣は岡城だ。うん、いい。
タキレンの銅像やピアノのモニュメントとかで遊んで、大分市の府内城へ向かう事に。
もう！スタンプ置くくらい何とかしろ！竹田市！バカバカ！
キリシタン大名の城、府内城も立派な城だった。足場で組んだメタル天主閣があって、それがよかった。
一通り巡ったので、いよいよ九州脱出。
最後に通り道にあったウエストへ。ファイナルウエストだ…
乱暴に喰い散らかして関門海峡を渡って山口県へ。
夕方に岩国市到着。山口県も初だ。
今まで生きてて、行く用事が無かった地、「山口」よ。
逆に山口県の人々も石川県には行く用事は無いでしょうよ…
イーブン！全く知らんからワクワクしちゃう！
岩国駅前の飲み屋街をフラフラ彷徨う。いいぞ…楽しい！
夜になり、ローカル居酒屋へ突撃。
隣で元気な爺さん2人と婆さん2人が酒呑んでいた。
爺さんAに「どっから来た？」と元気に聞かれ、「石川県だ」と答えたら、面白がられてしばし質問責めの後、ロックグラスに焼酎をドクドク注いで「飲め」と。
気に入られたのか…？
「舐められちゃいけねぇ」と思い、グイッと飲み干した。
ノドが焼けただれるかと思ったわ…
アホみたいに元気な爺と婆なので、頭の中で「現役」とか「あぶら」とか名付けて過ごす。
それも飽きてきたのでツブれる前に現役達にお礼して切り上げる事に。我々は舐められちゃいけねぇのよ。
フラフラとヤサ（車）に戻り、岩国の夜は更けていった。
旅は続く。