旅日記「岩手経由秋田 ⑦」小僧なのか虎なのか熊なのか犬なのか
(2023 5月)
9時ごろ「道の駅美郷」で目覚める。
天気は雨…ムゥ…
とりあえず洗顔やらを済ませ、道の駅の売店を冷やかす。
「冷やかしているうちに雨が上がらんもんか…」とか思いながら店を出るが、当然状況は変わらず。
目的地の横手市へ一応向かう。ココも4年ぶり、2回目だ。
駅前にクルマをPし、傘を持って散策するが、雨のせいで全くヤル気が出てこない…
とりあえず駅の構内に入ってみると、高橋よしひろ先生の犬達が防犯を呼びかけていた。
繁華街を頑張って徘徊しようともしたが「頑張ってやるような事なのか…」と思ったので、即辞め。風邪ひいちゃう。
まあ朝ぐわんでも食らってアレしよう…と横手駅から数キロの「十文字」という地区へ。
ココで「十文字中華そば」を吸うのだ!俺はコレが吸いたかったのだ!
数年越しの願望を!今!
「十文字中華そばの顔的存在」の「マルタマ」さんに10時半ごろ到着。待ち人間は居らず。
座って「ボッサー」と待っていると、次々に人が集まってきた…(県外ナンバーも)。
「おぉ…」と思っていると開店。店内に雪崩れ込み、メニュを眩しい顔で凝視。
基本の「中華そば」をイイ声でオーダーする。500えん!安い!
数分後着丼。美しい…
まずご挨拶(初手でスープを吸う行為)
誤解を恐れずに言うと「美味い病院食」とか「限界醤油ラーメン」とかそんな感じ。
褒めているつもりだが、言葉の選択がまずいのは認識している。ソーリー…
かなり、かなり優しいスープに、極細麺。美ん味い!「麩」いい…
一瞬で吸い込み完了!白胡椒がよく乗るタイプ。
好きだぜ!
「ラーメン」より「そば」とか「そうめん」寄りなんかな…と思うとしっくりくる…いや違う、上手く言えんな…
コレはコレだわ。
マルタマを一瞬で吸引したが、極細麺が全く腹にたまらない。
高山ラーメン的な…「なーんか美味いモヤ食ったな…」的な感覚。
即座にすぐ近く、「丸竹食堂」さんへ。
ココも十文字中華そばの顔的存在
ココも既に満席に近かったが、奇跡的にスルリと待たずにイケた。
ココでも基本の「中華そば」を。
ココのも凄い優しいスープ。
んで麺が極細で凄く長い!ココのもイイな…500えん。毎日吸えるな…腹にたまらんけど。
まぁあまり腹は満たされては無いが、クルマに乗り込み「増田マンガ美術館」へ!
前回行きたかったが、気力が無くて行けなかったところだ。
俺もマンガイーターの端くれ、行かねばなるまいて。
雨降っとるしちょうどイイわいや。
そんな俺、そんな天気なので「入場料、ソコソコの値段でも入ろう…」と心に決め入館。
入場は何と無料!(特別展示のところは有料)
秋田出身の漫画家さんや、有名どころの原画が多数展示されてて良い!(撮影はNG)しかもタダで!
豊富な蔵書も読み放題!
住みたい…もりやまつる作品の下品マンガや、高校の頃読んでた熱血演歌マンガ「俺節」を読み耽ること数時間…(帰宅後、俺節は買い揃えた。素晴らしい)
ソコソコいい時間になったので、十文字の道の駅で横手焼きそばを吸う。
ん、焼きそば。
もう秋田で予定した事は大体終わったし、連休ももう終わるので、ゆっくりと帰ることに。
秋田を出て、山形県の「道の駅鳥海」で最後の夜。
車内で「かわいい醤油差し」とか「高橋よしひろ先生ステッカー」等を眺め酒を啜る。
あー帰りたく無ぇ…
が、無慈悲に夜は明け、朝の野郎が俺をブン殴りに来る。
嫌々日本海側を降って行く…やがて新潟に入り、現実世界に戻っていった。
旅の最後に新発田市の「ドライブイン豊山」でメシを喰おうと入店。
ココは「モツ煮込み定食」がアレだ。着席すると、隣の兄ちゃんがソレ食っとるな。
兄ちゃん達、「ムン…!」とか「ンン!」とか声を漏らしながら、物凄い勢いで喰らいついとる…こりゃあ間違い無ぇな…
マダムに「モツ煮込み定食、大盛」とオーダー。
即提供!あ!美味い!大好物!
「ココ新潟も屈指のコメ処やもんな…」とウットリしながら、先日のクロスカウンター的な秋田での事を思い出したら、更に帰りたく無くなった…
思ってた以上に秋田県は素晴らしかった。「秋田、また行ったらいい…」と思い無理矢理旅を終えた。
連休がもっと欲しい。日本海側大好き!
完。
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