あやうく小原庄助
最近、ほんの少しだけお利口になった。夜に入浴(シャワー)するようになったのだ。
何それ?どういうこと?と思った方、いらっしゃると思います。こういうことなんです。
とにかく入浴が面倒くさくて、すこしでも遅く遅く、とダラダラしてる間に寝てしまい、朝にバタバタとシャワーを浴びるという次第で我ながらクセが悪いなぁと思っておりました。
ところがどっこい、両親が私の家に滞在している間、夕ご飯を食べる前にまず「シャワーを浴びろ」と言われ、「ご飯を食べてからね」とやり過ごしても、全然後々まで覚えていて食後にまた「シャワー」と言われる。
あまり何度も同じことを言われるのも嫌なので渋々入浴していたのだが、まぁ、捗る。頭では分かっていたのだが、入浴さえ済ませていれば極端な話いつでも眠れる。(あぁシャワー…)と思いながら録画していた朝ドラなどを観ながら、いつまで経っても後ろめたい気持ちを持たずに済む。
入浴さえ済んでいれば、とにかくやり終えた感が出るのだ。しかし、やはり元々だらしない私、やっぱり休みの前の日などは入浴せずに寝てしまう。
この前の休日は少し肌寒かったので、この家に越してきて初めて浴槽に湯を溜めて、朝日の中ゆ〜っくり浸かってみた。
実は私、朝風呂が大好きなのだ。我ながら小原庄助さんみたいだなと思う。福島県の民謡、「会津磐梯山」にこんな節がある。
小原庄助さん何で身上潰した
朝寝朝酒朝湯が大好きで それで身上潰した
ハァモットモダーモットモダ
会津藩士の草履の裏に「薩族」「薩奸」と書かれる国の女はお酒が強いとよく勘違いされる。は〜!危なかった。これでお酒が好きだったら本当に「身上潰す」ところだった。幸い私はお酒がほぼ飲めない。
今日はもう入浴を済ませて後は寝るだけだ。私の事をいつまでもティーンエイジャーだと思っていて口うるさい両親に、ほんの少しだけ感謝。
(最近、民謡聞くと落ち着くわ〜)