T先生の真実
これはこの前知ってしまったことなんですけど、
全校集会みたいなので学校紹介とか部活紹介をしてたんですよね。
その時ちっちゃいクイズみたいなのをしたんです。
それで、3問目だったかな?
「T先生(仮定)の好きな食べ物はなんでしょう」っていう問題があったんですね。
なんだろうなと思ってたら答えを発表されてたんですけど、
答えが「焼肉」で、問題にしたくせに捻りが無さすぎてちょっと、
許せなかったんですよね。
捻りが無さすぎたので、聞いてみたんです。本人に。
僕の勘は当たってました。
焼肉は好きは好きなんだけど、一番好きな食べ物ではないらしいです。
T先生の本当に好きな食べ物は...
「部首の衤(ころもへん)の点の部分」
らしいです。
絶句です。絶句しました。
だからT先生は本当に好きな食べ物を言わなかったんです。
そこを食べてしまえば、衤は礻(しめすへん)になってしまう、
つまり彼(もしくはあいつ)の唯一のアイデンティティを除き取ってしまうわけです。
こんな残虐非道な行為をする人がなぜ教員なんかになれるのでしょう。
こんなことをしていいのか?
そんなことを好んでやっているのか?
聞いてみました。
なぜ、こんなことをしているのかを。
「え?そりゃ美味いからやろ。」
「美味しいからやってるんですか?どんな味か表現できますか?」
「もぎもぎフルーツの味。」
「それなら、もぎもぎフルーツを食べればいいのでは?」
「いいや、もぎもぎフルーツとは違ってあれは射幸性のあるゲームみたいで楽しいんだよ。」
何をいっているんだ。衤の点にどういう射幸性があるっていうんだ。
「あれ、運がいい日はアンパンマングミのオブラートの味がするんだよ〜。たまに、だから嬉しいんだけどね。」
ああ〜。なるほど、そういうことか。そういうことなのね。じゃあいいわ。全然許せる。なるほどね〜
「あっ、そうだったんですか!それなら良かったです!」
それから僕はもう一つ疑問が浮かんだので聞いてみることにした。
「衤の点以外の部分ってどんな味がするんですか?」
「うーん、それはね〜...」
「血と汗が混じり合ったあと、蒸発させて、その気体らが充満した部屋に飢えた人間を9ヶ月放置させたのち、お湯でそれを煮込み、15度になるまで冷やしたものの味がするよ。」
え?
その味を知ってるの?
…
だから教員になれたんだろうな〜。
…
すげ〜...
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