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obake mask - レーベルはじめました。

みなさまこんにちは、りきくんです。
札幌を拠点にDOG NOISEとしてDJしたりツイートしたりしています。

この度自主音楽レーベル「obake mask」を立ち上げまして、初めてのリリースをするにあたり活動声明をしたいなと思い本文を執筆しました。
お時間ありましたら読んでいただけると嬉しいです。

全部書き終わった後に読み返して気づいたけど日本語が下手くそなので語尾が変わりまくります。

obake maskについて

結論から言うと、obake maskは僕が主導して動くレーベル、です。

主な動機は実用的で、今まではねちねちと作品を磨き続けて永遠に世に出すのをためらっていたものを自分自身に納期を設定することで生産性を強制できることに気づきました。
アーティスト(創作者)である自分と、プロデューサー(制作者)である自分を切り離すような感覚でしょうか。

また、自分の創作物はもちろん、自分の身の周りにいる素晴らしいクリエイターをフィーチャーしていく場に作り上げていきたいと考えています。
それは札幌という「物理的な身の回り」はもちろん、故郷のアメリカや長年のネットでの付き合いがある友人などをどんどん巻き込んでいこうと目論んでます。

この企画の発案、そしてようやく始動するまでに様々な思いがありました。

一昔前、今はもう上京してしまっためちゃくちゃ尊敬している某先輩DJに「りきくんはイベントを企画した方がいい」と言われたことがありました。ただ、当時は自分がやりたいと思うようなイベントはすでに札幌に存在していたし、正直自分がイベントを立ち上げて何か新しい価値を生み出せるとは思えなかった。
また、自分の身の回りの界隈ではクラブの客人口は減る一方に見えるし、
凄腕のプレイヤーたちはどんどん道外に出て行ってしまう。
(これについて思うことはたくさんあるのでまた別の機会に話したいと思います)
自分がイベント主催をする意義はあるように感じれなかった。
こだわりすぎずとりあえず行動を起こすべきだったと今は反省しています。

結局僕は先輩に勧められた一人でのイベント主催はやらなかったものの、自分の現行の音楽活動(たまにDJしてたまに曲を作る)以上のことはできるのか?
という質問がその日からずっと頭の中に居座り続けてきました。

「札幌のシーン活性化のため」「ローカルな音楽を世界に向けて」
この企画を立ち上げるにあたり様々な想いや動機がありましたが、最終的にこれは僕のエゴのためのプロジェクトだという結論にいたりました。
自分は日本に引っ越してきてから5年かけてもあり溢れた音楽の中でまだ札幌の極一部の人や場所や音や歴史しか知らない。
まだ「誰かのために」といった大それた責務は背負えない。
でも、新しい活動を通してもっと出会いや発見があるかもしれない。
今日までの札幌での5年は受信が主だったので、今までより大きな送信をしないと自分自身も創作者として現状維持以上の成長はできないのではと考えました。

とりあえず何かしなきゃという動機が、今回はobake maskという「音楽を発表するプラットフォーム」という形をとりましたが、今後はリリース以外にもやりたいと思っていることはいくつかあるしもしかしたら次第に思いも寄らないような変身を遂げるかもしれない。
今後何にでもなれるよう企画名はあえて「records」「tracks」などの単語を避けました。

深く考えすぎて動けなくなるのが得意なので、とりあえず行動。
一先ずの目標は「活動を1年続ける」です。
計画性があまりない人間なのでその先はまだ考えていないです。


初リリースについて

話は変わって、obake mask初リリースとなる作品、
「All Frequencies At Once」について少し解説します。

自分は「DOG NOISE」名義でのDJとトラックメイク以外にも「cotowari」として曲作りとハードシンセのライブ活動をしています。

表題曲の「A.F.A.O. (retune)」は、2018年に楽天斎さんが主催した「#SSKNSessions」というイベントにライブセットで出演した際に入場特典コンピに提供した楽曲「A.F.A.O.」のレタッチ版。
カップリング曲の「Cherenkov Blue」は去年の冬に旧かるひこハウスのリビングで仲間としこたま飲酒した末に酔った勢いで作り始めその場でほぼできあがった作品。
どちらの曲も、「札幌」の人、場所との出会いがなければ生まれなかった音です。
自分がここにいるからこそ作れたものであり、そういう意味でも札幌を拠点とするobake maskの第一弾リリースにふさわしいと考えました。

また、リミックスは札幌勢のhitogomi君kaputt君に依頼させていただきました。
彼らは各々の活動を頑張っているので、これを機に名前を知ったという方は
是非チェックしておいてください。

お二人とも素晴らしいリミックスを本当にありがとうございます。

ビジュアル面も様々な人に支えられて完成まで至っています。
cotowariのメガネロゴは大学時代の友達のVictoriaに描いてもらい、ツイッターなどに投稿したプレビュー動画は、札幌のいろんなイベントでVJとしていつもお世話になっているchiyoさんが素材を制作してくれました。
(ジャケのデザイン自体と映像の編集は自分自身でやりました)


募金活動

本作のリリースですが、BandcampにてNYP(任意金額)で公開していますが、昨今の情勢を考えた結果、この作品を募金活動に活用したいと考えております。

リリース当日から1ヶ月、2020/6/20までの間に本作を購入していただいた場合、Bandcampの手数料などを差し引いた後の売り上げは全額を札幌の医療機関に寄付いたします。
また、集まったお金に合わせて、個人的にドネーションマッチングいたしますので、例えば4000円の集金があったらそこに僕自身が4000円を上乗せして8000円を寄付します。
(自分の財布にも限界はあるのでマッチングは上限1万円までとさせていただきます!)

余談ですがなんか「donation matching」のいい感じの和訳がないかと軽く調べたんだけど、もしかしてこの概念って日本ではまだあまりメインストリームではない?

6/5にまたBandcamp手数料免除デーがあるらしいのでそれまで購入を待つのもアリかも。
もちろん、NYPなので無料でダウンロードしていただいても構いません。
いま無料でDLして6/5に有料でDLしてもらえたら数字も伸びて嬉しいなーとかちょっと思ってます。
ずるいですね。

*上記期間(6/20まで)後に売上が発生した場合はobake maskのSoundcloud Pro課金やイベント経費など企画運営のアテにさせていただきます。


最後に

なんか予想していたより長文になってしまいました。

まず、今回以降もすでに何作かリリース企画が動いています。乞うご期待くださいませ。
いつかはobake mask主催でイベントもやりたいと思っていますが、
とりあえず今はみんな生き延びることに努めましょう。

僕にとって初めてなことばかりでこの先悩むことや苦戦するのは目に見えているのですが、
とりあえず2021年の5月にはちゃんと胸張って活動を続けれたと言えるよう頑張りますので
何卒よろしくお願いいたします。

長くなってしまいましたが、最後に問い合わせ先を共有します:
DM @DOG_NOISE
obake.mask @ gmail . com
どちらにでも、いつでも、お気軽にご連絡ください!

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