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椎名林檎のライブを喜ばない彼女
真実とは詩みたいなもんだ。
んで、ほとんどの人間が詩なんてクソだと嫌う。
私は詩をクソなどと思わないし嫌わない。クソ大好きなものは週末に食べるハンバーガーです。最高ですよね。
はい、ハンバーガーと言ったのにあなたの頭に浮かんだのはチーズバーガーでしたね?🤭
チーズ嫌いの方でもなにかしら+オプションが挟まれていた筈だ。
お疲れ様です鳩尾です。
要するにそのチーズはダンプ松本の化粧であり、ナンシー関の消しゴム版画、デーブスペクターのダジャレの様なもの。
まだクドイ例えを出すのなら談志師匠が頭にヘンナノ巻いてたみてーに、グラドルがビデオで毎回飴舐めるみてーに、今日も私はパンツを履いていない。コニシ木の子が蛇巻いてる様に、めぐみティコが寿司履いてる様に、今日も鳩尾はフルチンに靴下なんだろうなと思って頂きたい。
ごめんなさい。↑の話なんも関係ない🙇♂️
先日、友人:アイツから恋愛の相談をされた。
あーコマリマンネンコマリマンネン。せっかく椎名林檎のライブチケットが取れたってーのに彼女がちっとも喜んじゃーくれない。どうしたもんかなーって、あゝ、空前絶後の東西南北ジャビンジャビン恋愛マスター鳩尾イケメン太郎がいるじゃねーか!ってーんで私にかけてきた電話がこの話のインスピレーション。
どうも、鳩尾イケメン太郎です🤭
曰くアイツと彼女には圧倒的な価値観の違いがある。温度差がある。ってか、ハッキシ言って、そもそも価値観の違いとかそーゆー次元の話ではないと思う。
椎名林檎のライブ喜ばない奴いる?
奴がいるとすればそれはもう椎名林檎本人であろう。椎名林檎本人が椎名林檎本人のライブをみたらどうなるか?そう。混乱するのである。「え?あれ私?あれ私だよね?私歌うますぎませんか🫢えっぐーーー、えぐえぐえぐ。ドクターエッグマン🤭まじすか、😆🫣😩🤯」こうなってしまうに違いない。↑今日のなんも関係ないマクラで混乱した皆様の様に。
しかし椎名林檎だ、有名な曲しか知らない私だってワクワクが溢れ出す。ネットで歌い手しているアイツの彼女が、ハッキシ言って椎名林檎に興味ないわけない。このコンサートはすごくいいインスピレーションであり、ごっつええエクスペリエンスになる筈。それを彼女は
「おー、すごい」「いいね」「うん」「いこっか」「はいはーい」「オッケー了解でーす」
以降、全くこの話題には興味を示さないらしい。
するとどうなるか、
「なんでやねん」
こうなる。何故か?本当にいい時に人は「いいねー!⤴️⤴️」こうなるからであーる。
彼女はアイツと椎名林檎のライブに行く事にワクワク溢れ出していない。
その事実だけでは慊りなくて、もっと深い所の真実みたいなものを解明したくなるのがアイツの心情だ。或いは「🙅♂️🙅♂️🙅♂️」と思わざるを得ないもっと鋭いなにかを。
ほんで溢れてくるのは「こんな最高をシェアできない関係性でいいのか?」
「じゃあ俺が代わりいくわ」
つってチケット奪い取ってきてめぐみティコに献上仕ろうかと思ったのだが、所詮私はめぐみティコの靴紐。靴紐根性が言っていた。結ばれるのはまだ先でいいかなって。
永遠とも思える長い時間、いつか結ばれる日を夢見て、踏まれて汚れて、解けて、絡まって、それが儚くもめちゃ遠く続く私の努力なのだろう。
結ばれるのはまだ先でいいのであーる。
どうも、コニシの女の来世の靴紐です。
話が逸れた。要するに、
アイツと彼女は付き合っている。
カップルでアベック。あらゆるファックしまくり、笑顔でメシ食いまくり、嗜好が合わねーのになんか一緒にいたい仲。正味、愛。
アイツは30を手前にして、いまだにやりたい事に挑戦している。それこそ会社員一本の生活にすれば給料も睡眠も確保できるのだろう。でも彼女はそんな提案絶対にしない。ティーバーを垂れ流すリビングで、ただなんか一緒にチルってる。彼女は雑誌を捲り、アイツは創作に打ち込む。
…これが愛だなんて断言できるほど愛も人生もなんも知らない。けど…
それってめちゃいい関係じゃん。私は「なんでパンツ履かないの😡」「出張の日はカレンダーに😡」「いつソファー買い行けるの😡」と怒られる日々。ってか今さっき怒られたとこ。あのだからえっとあのその、それもぜーんぜんいい関係だけどね🤫
私の彼女が「なーんか宇宙のこと知りたい」と言った時、「うちゅー、いいねー!⤴️⤴️」つって私は宇宙の本を上下纏めてプレゼントした。いつまで経っても読んで貰えていない。正味、上。
「この映画、いいねー!⤴️⤴️」笑顔で映画館を出れば「なんでこの映画で泣けるの😡」言ってた彼女は寝る前にホロコーストの映画観たりする。その方が私にはよっぽど「なんで」だ。
たまたま口からこぼした意地悪にも、逆境を笑って忍ぶ皮肉や冗談にも、彼女は悉く「なんでそんな事言えんの」”不謹慎”のラベルを貼りつける。
ハッキシ言って、価値観合わない所あげればきりがない。
でもそんな毎日にも、一瞬ピカッと肯定できる時がある。昨日あった。
これ鳩尾が好きな映画の人じゃん、プリン食べまくってマイル貯めてイーなってブチギレる人、みたいな事を彼女が言い出した。配信のオススメに出てきたコメディアンを指して。
「うほ、プリン食べまくってマイル貯めてイーなってブチギレる人、いいねー!⤴️⤴️」となったか?
そんな事は全然なくて、これがその一瞬ピカッ:イシュピカだった。よかった。いい時だった。
彼女にとってこの男が”爆笑コメディアン”ではなくて”ヘンな演技をする人”という認識だったからか、”この男が主演なのに潔く笑えない”映画が私の”好きな”映画という認識だったからか、はたまた彼女が大切な映画を覚えてくれていた、それだけなのかもしれない。
反芻すると、飲み屋でどっかのジジイに聞いたなんのはなしですか:「奥さんとはケンカしかしてこなかったけど、機嫌いい時に作ってくれるサンドイッチが大好きだった」みたいな事かな。
…私が好きなのは週末のハンバーガー🤫…
そんな事ばかりなのかなあ、と思う。
イシュピカ、いいねー!⤴️⤴️
何故アイツの彼女が乗り気じゃないのか、何故私の彼女はあの本を読まないのか?そんな真実、クソだ。I fuc🤬ing hate it. 聞きたくもない。
「え?私椎名林檎生でみれんの?🫢えっぐーーー、えぐえぐえぐ。ドクターエッグマン🤭まじすか、😆🫣😩🤯あ、混乱しているけど私は椎名林檎じゃないでーす。挨拶文を楽しもう、いいねー!⤴️⤴️ワクワクが溢れ出す、いいねー!⤴️⤴️」
きっと彼女はこんな風に混乱しているのかも。少なくとも彼女が漏らした「いいね」には、イシュピカが宿っていたに違いない。
そうやって納得して一緒にリビングでチル…ってろ?チルれ?チろ?チ…
I 🤬 hate it!
この週末、私は出張に行かずにリビングでチルって冗談を言ってやるつもりだ。不謹慎のラベルが貼られたそれも、「笑ったらいけないのにー🙄」とかなんとか言いながら笑って貰えた時に背徳を共有している様で楽しい。
それが私のイシュピカです〆
気付かせてくれてありがとう。叫ばせて下さい。
「椎名林檎のライブ喜ばない彼女、いいねー!⤴️⤴️」
「それだれよ😡😡😡」
「ソファーないよ😡😡」
「パンツ履けよ😡」
…🤬
きっとこーゆーこと↓
「🔥🙅♂️⚡🙆♂️」