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路地裏の批評家気取りでリアリズムを語る

おかげさまで皆様とコメントのやり取りをさせて頂く事が増えてきました。

もともと創作についての感想投稿やディベートがしたくてnoteにやってきたので、情熱的なメッセージや親切な受け応えを頂けてとてもうれしい、たのしいです。あと大好きです。

とはいえ、どうやら私の記事内とコメント内での熱量というか高低差の様なものが混乱を招く様で、申し訳ございません。

…急に文章どうした?…おちょくっとんのか?…ビビってんとちゃう?…もしもおちょくってんねやったらしばいたろかな…意外とまともな文章書けたりして…実は天才やと思う…ピカソなのかな?…絶対言わんけどな…
なかにはこんな感じの方もおられるらしい。

私が主観を一方的に記事で語る時、私はぐちゃぐちゃな文体で綴らせて頂いております。それが私の頭を表現するのに一番適した文体だからです。コメントをする時は対話が目的なので、文体も抑えているつもりです。というのが自己分析というか言い訳でごさいます。熱量がズレていても御気を悪くなさらないで下さい。


そこで今日は”解説する”態度をとった記事を、なるべく対話を意識した”読み易い”文体で書かせて頂こうかなと🙇‍♂️
創作のリアリズムについて、路地裏の作品を例に挙げて考えていきます。


先ず、リアリズムとはなんですか?という話をしていきましょう。

よく知りません。カタカナかっけーと思って使ってみましたが、”現実味”といいましょうか、”本当っぽさ”の事を私は今言っています。

今流行りの小説を例に挙げると、やっと文庫化された”格好付け本棚本”『百年の孤独』なんかが、そのリアリズムを評価されていますね。マジックリアリズム:魔術的—なんて言われて。

…どうやら限定版らしい金色紐のものを私は買いましたが、長ったるい段落とクドイ固有名詞が読み辛いのなんの。全く進んでおりません🤫…

#なんのはなしですか



マジックリアリズムとは

端的に言えば、「これはフィクション?ノンフィクション?」と読者の心を掻き立てる事。
当たり前に経験している様で、実はこれってすごい事なのである。

到底有り得ない「絶対ウソじゃん」な出来事にこれでもかと情報を纏わせて本当に起こったかの様に表現しているのが↑『百年の孤独』のマジックリアリズムでした。それを私は積んでます笑。
…読む読でる読んだって方いたら教えて下さい。私も頑張れるかも…

ちなみに↑冒頭で「おちょくっとんのか」と私のコメントに動揺していた人、あれなんかは私なりに挑んだマジックリアリズムです。
…関西弁の必要ある?…まさか本当にそんな言いがかりがあったの?…さもなければ関西弁でわざわざ書かないよ!…うんうんそうかもそうかも!…と、皆様の興味本位を掻き立てたかった。
どうやら失敗ですね😝


話が逸れた。では路地裏で読める、誰もが唸るリアリズムとはなんぞや?という話。

するとロジウラーの皆様はあの人を思い浮かべるかな。



(ティコぞおおおおおおおおおおおく)

がリーダー、トン兄のショートショート。
「創作書かなきゃだめよ」「実体験でしょ」こんな事を連日読者全員に言わせている我らが兄貴。これはリアリズムである。

先ずは↑で述べたマジックリアリズムを意識して、このショートショートを振り返ってみて下さい。


リアリズムを楽しんで頂けた筈です。

これが本当に創作ならマジですごい。”マジック”どころではない想像力のリアリズムです。

ではこれが実体験ならばすごくないのか?すごくない事なんか全然なくて、この実体験に”創作”というラベルを貼って発表したって事が凄いんですね。

もっと言ってしまうと、
実体験と創作の境界線を楽しむ事ができる」この気付きこそが現実を楽しむ鍵であり、文学を楽しむ鍵になってくるわけです。

では次、


なぜ皆様がこれを「実体験」だと思ったのか?


それは偏に、マイトン氏に貼られた「変体」というラベルが鍵です。

猜疑的な視点本当に変体かなあ🤔でみてみましょう。あなたはどうして会った事もない人間を変体だと信じる事が出来たのでしょうか?どうして気付けば私はMSJの会員だったのでしょうか?

その信憑性は日々紡がれる背伸びやかっこつけのないマジモンの呟きやコメントに補完された「この人は父親なんだ」「旦那さんなんだ」すなわち、「マジでこの人マジに存在するマジオジサンなんだな」にあるのです。

マジに存在するマジオジサンが「変体です」と言っていたらどうなるか、

「なるほど変体じゃん」こうなるのだ。

すごい事である。

これこそが呟きやコメントによって作者を常に身近に感じられる昨今のエンタメ性に合わせた、マイトン氏のマジックリアリズムーいいや、

変体リアリズム

なのだ。


以上がマイトン氏…族長への敬愛を以てこう呼ばせて頂こう…トン兄が築いた変体リアリズムの私なりの分析/解説です。

誰に言えるでもないあんな思い出こんな思い出をそうやって上手いこと創作として昇華できたなら、人生はもうちょっと楽しくなるのだろうな。
なーんちゃって😜


…え?て事は↑冒頭、関西弁で半ギレだった人マイトンさん?…実はそんな怖い人なの?…あーね。だって鳩尾って弟分じゃん…やっぱりそーゆーのあんじゃね…オジサンオジサン連呼してたしね…あーね…こわ…こわ…

ちょっとみんな静粛に🤫まじ口外禁止だからね🤫

これが私のマジックリアリズムです🙇‍♂️


今回の主題、リアリズムの解説はここで終了でございまーす🤗

が、興味深い激強変体リアリズムを立て続けに二つも読んでしまいましたので御紹介させて下さい😝


1:めぐみティコ(ティコ本人)

漫画書いてる描写、確かにすごかったです。しかし私がここでリアリズムの観点から特筆したいのは、「前田」のヘンに限定されてヘンに解像度が高い”見た目”描写です。

「私」がもつ…会話とかまじどうでもいい🙄って態度の…絶対的な見た目フェチが上手に描けていました。”前田の事ずっと見てた”というたった一つの変体性を掘って緻密に描写した、これだけでフィクションの知らん女の知らん学生時代の知らん男の話、「しらんがな」が、「知ってる変態の話かも?」或いは「私の話だ!」にかわるんです。リアリズムです。すごい事です。

きっと「前田」がもうちょっとオシャベリな奴だったら「私」は「まじ黙っとけよ😡」と憤っただろうと私は思う笑。そこまで想像が膨らみました。会った事もない「私」に私は感情移入しました。

意識して読み返してみましょう。

前田は数学と日本史の授業では大体堂々と居眠りをしていたので、盗み見し放題、描き放題だった、ブレザーの下に着ていた明るいグレーのパーカーのフードがー

本文13段落辺りから抜粋

ティコさんこれは絶対やってましたね笑。

ご本人は実体験ではないと言っていますし、そう言われたらそりゃあもう彼女の変体リアリズム的企みが狙い通りで大成功って事になるわけで、確かにその信憑性のある文章力に手玉取られて気付いたら「ワンワン」しか言えないのが我々ティコ族の性なわけで、こうやって彼女の文章の事バーって話し出すとせっかく”読み易い”を意識してきた今日の文体が破綻していくって事は犬の私だって百も承知なもんだから百一で何を言うかってーとやっぱり

ワンワン🐶これが俺のリアリズムだ

…百一だけにね🤫…




2:下書き再生第二工場(お帰りオムライス)

…ごめんなさい()オモロイ事言いたかったけどなんも出てこなかったです…

実は大喜利めちゃ強いゆったんの作品です。

この話でリアリズムの鍵となってくるのが、「吉岡先輩」のホクロの毛。

この作品に関してはもう私には「いそうだよなー」とかのレベルじゃないんですよ。「いる!」です。「俺!」です。同じ所に毛が生えたホクロあるんです私。

リアリズム的表現がど真ん中に刺さった時って、こんなにも気持ちいいものなのですね。逆を言えば「こんな人いるか?」は意外にも「いる」という事です。

「こんな事あるかよ」を信じる事が出来た時、人はもっと幅広い創作を楽しめる筈だ。なーんて気付きがありました🤭

以前のバージョンから、リライトされてますよ。特にこのラスト、私は大満足でした🥰読んで下さい。

てか↑で挙げた作品達もう一度全部読み直してみましょう。アマゾンアソシエイトだから『百年の孤独』読んでいただけるとすごく助かるんだけど(リアリズム)、もういい。そんな事より路地裏作品読んでみんなで感想言い合いましょう🤭



今日は↑に挙げさせて頂いた作品達、作者様達に一心の敬愛を込めて、愛と平和と路地裏の繁栄を願って、リアリズムの可能性にワクワクをあふれさせて、コニシ木の子さんのこの言葉を路地裏の皆様と噛み締めて御開にしたいと思います。


みなさん、




創作しないとダメですよ〆



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