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ご報告とご挨拶とご寄付のお願いと。「ふきげんさんより、ごきげんさんで」。

谷口真由美です。すでにご存知の方も多いかと思われますが、この度、大阪府の行政トップにチャレンジすることとなりました。思い返せば約1年前に、『おっさんの掟』(小学館新書)を刊行したのですが、その際に、「神輿に担がれる」ことはもうコリゴリだと実感していたことを、いま改めて思い出します。

参政権のなかでも、選挙権の行使と被選挙権の行使の間には、大きな川が流れているように感じますが、その上にかかる橋を ー私にとってはいつでも渡れる橋なわけですがー 渡ろうかという気持ちになったことは、これまでの人生では一度もありませんでした。

この橋に足を踏み出しただけでも、身のすくむ思いがしています。そういう意味では、「政治家になりたい!」という志を持って生きてきた方がどうかはわかりませんが、橋を渡ることで失うものがあまりに大きすぎる私にとっては、ただただ、この未知の領域へ足を踏み入れるということは、自分の人生にとってはあまり賢い選択ではないと思います。そういう心配を、自分のことのようにしてくれた友人たちに、今さらながらお礼を申し上げたいのです。ありがとう。

思い返せば、大阪のおばちゃん法学者として、メディアにも出てまいりました。また、高校2年生と中学3年生の子どもを育てていますが、ちょうど大阪で維新が大きく成長をした時期と子育て期が重なっており、いろいろと大阪の置かれている状況に感じること、考えることが増える一方でした。
大学教員をしているなかでも、教え子たちが将来へ希望を見出せない、不安を抱えている状況を目の当たりにしてきました。大人の責任ってなんだろうと考えさせられることが、とてもたくさんありました。

自身が専門にしている国際人権法やジェンダー法の観点からも、「人権」や「尊厳」が、政治によってもないがしろにされ、しんどい人たちや不機嫌な人たちが増えてきたと思っています。

私が住むこの大阪のまちは、この10年で良うなったんやろか?

そんな想いが募っていたところ、「アップデートおおさか」を立ち上げようとするあちらこちらから、お声がけをいただきました。随分と悩みましたし、最初は断りましたし、失うものの大きさも感じ、何より子どもたちの賛同が得られなければ、いくらその気になったとしても、最後の最後までお断りするつもりでした。シングルマザーである私は、子どもたちを守らねばなりません。決して両手をあげて賛成してくれたわけではないうちの子どもたちが、危険に晒されることのないよう、これをお読みになっている皆さまにも、気にかけていただければ幸いです。

さて、そういうひとつひとつのことを経て、啐啄(そったく)の機を得たというところが今回に至った経緯です。一部報道では、私がはじめから前向きだったとかいうことも報じられていますが、私の周囲に、また私自身に取材もせずに、よくそういうフェイクを書けるものだと、良くない意味で感心しております。また、情報源がどこかということがあからさまにわかるのに、「関係者」として出される一方的な報道というのは、もはや報道とはいえず、お名前とお顔いりでインタビューをなされば良いのにと残念な気持ちにもなります。

それでいえば、私自身に何も確認せずに、憶測や思い込み、想像や妄想で罵詈雑言を投げ続ける人、それらを拡散する人にもまた、同じように残念な気持ちになっています。とりわけ知人の皆さまにおかれましては、私を貶めることに必死な方もおられるようですが、人として節度のある振る舞いをお願いしたく存じます。私が被選挙権を行使することにあたり、坊主憎けりゃ袈裟まで憎しを体現されるようなさまは、人権や多様性を大切にと謳い、日々活動なさっておられる知人の皆さま自身に、疑問符が返っていくものだと思われます。

私の被選挙権の行使を「後出しジャンケン」という揶揄をすることについても、この言葉そのものがフェアではない、ズルをした、ルールを守らないという意味が込められていますので、ある種の意図を感じざるを得ません。何がどう「後出し」、つまり何がしかの期限が切れていたのにも関わらず私が出したものは何で、何がどう「ジャンケン」なのか。私は、誰とどのようなことを決しようとして、どんなルールのもとに、なんのジャンケンをしていたのか、わかるようにご説明をお願いしたいところです。そうでなければ、ただの「ズルいやつ」というレッテル貼りにしかならないのではないでしょうか。

私が今回のチャレンジで大切にすることのひとつは、選択肢を増やすことです。旗色がハッキリされている方で、投票権のある方は、選挙に行かれることでしょう。問題だと思うのは、選挙があることすらあまりよくわかっていない方たちです。投票に行くって楽しそうだな、行ってみたいなと思ってもらいたいと、そのために「まつり」をするのだと思い、臨むつもりです。
選択肢を増やすという意味では、同じチャレンジをされる他の方たちとも、きちんとした議論はたくさんしたいですが、罵詈雑言は交わしたいとは思いません。他の方たちと、そのご家族の人権と尊厳を守ることはとても大切なことであり、それらを踏まえて、きちんとした議論も討論もしたいのです。
こういう経験は、活かしてナンボやと思っております。つまり、私がいま経験していることで、次世代にやらせてはならないこともたくさんあるとすでに感じています。そうであるなら、若い方たち、とりわけ女性が安心して被選挙権を行使できる状況を作り出すために、声をあげることもまた、おばちゃんとしての役割なのかもと感じているところです。

そんなわけで、「ごきげんさんなまち大阪へ」を目指して、いまの選挙のやり方も、いまの大阪も、アップデートしていきたいと思います。具体的な政策はまた追ってお知らせしますが、大阪でのIRもカジノも、具体的なことはわからない人が最大多数派だと思われます。そのわからない人たちはおいていくというようなことでは、いま盛んに叫ばれるSDGs(持続可能な発展)でのスローガン「誰ひとり取り残さない」も、むなしく響くだけですよね。
中年以降の身体になっているのに、いつまでも若い頃と同じような「成長」はできないように、いまの大阪にあった持続可能な発展を続けるために必要なことは何か、ぜひご意見をお知らせください。

ヘイトや罵詈雑言は、差別であり、尊厳の否定ですからお相手をいたしません。ご意見や、意見とか難しいけどしんどいことがあるから聞いてほしいねんということは、たくさんお聞かせください。

同じ「アップデートおおさか」から、市政のトップへチャレンジされる北野たえこさんも、素晴らしいリーダーです。北野さんは、「居心地の良い先進都市」を目指されます。二人できげんよう頑張りますので、どうぞよろしくお願いいたします。

そして、最後に。このたび、「谷口真由美後援会」を立ち上げました。またもや、全てを捨てて、このチャレンジとなりました。ご寄付いただける方は、是非ともよろしくお願いいたしたく、伏してお願い申し上げます。

●振込先 「谷口真由美後援会」
●三井住友銀行 阿倍野支店 普通 7681750
●ご寄付いただいた際は、メールにて以下の記載事項をご確認いただき、その旨お知らせいただけると大変助かります。
●メール update.taniguchi@gmail.com

□ 留意事項確認済(*参照)
□ 日本国籍確認済
□ 氏名
□ 住所
□ 電話番号
□ メールアドレス
□ 領収書要 □不要
□ 寄付金控除書類要 □不要*(政治献金に関する留意事項)

1. お受けできる個人献金は、お一人年間限度額は150万円迄です。
2. 外国人(日本国籍を有しない方)、他人名義、匿名による寄付をすることはできません。
3. 年間5万円を超える寄付は、谷口真由美後援会が選挙管理委員会に提出する収支報告書に寄付者の氏名、住所、職業、金額、寄付年月日が掲載され、情報公開の対象となります。
4. 政治資金規正法により、法人・団体名での寄付は政党以外には禁じられているためにお受けすることができません
5. 年間2千円を超える寄付をされた方は、年度末の確定申告の際に所得控除の対象となります。
6. 所得控除を受ける場合には年間5万円以下であっても、上記項番4に記載の各事項が選挙管理委員会に届けられ、情報公開の対象となります。申告される方は、寄付金控除書類をご請求下さい。
7. 寄付金控除書類は選挙管理委員会の発行時期によって申告に間に合わない場合があります。その際は、領収証で代用していただくことになりますので、領収証の保存にはお気を付け下さい。
8. 政治資金規正法により、法人・団体名での寄付は政党以外には禁じられております。

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