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おこづかい2万円ゆる計画、始まる

新卒で入社した会社で1期上の女性の先輩と飲みに行くと、毎回おごってくれた。たった1期違いであり、毎回せめて1000円・2000円でも払おうとするのだが、先輩は決して1円も受け取らなかった。

この先輩は入社して会社の飲み会に行った時、同じように先輩がおごってくれて1円も受け取ってくれなかったそうだ。新卒1社目で毎回おごってもらっているうちに、先輩の中には「年下の後輩には1円も出させない」という刷り込みが出来上がったようだ。申し訳ないので飲み会の翌日にはちょっとしたお菓子を持って行っていたが、それでも何だか居心地が悪かった。

毎回受け取っていると、今度は自分も誰かに何かを贈りたくなるのが人情である。当時は実家に住んでいて、毎月3万円ほど納めていたが、それとは別にたまに食事を両親にご馳走するようになった。

だが去年の夏、母の誕生日にうなぎ弁当を買ってきたところ「もうこんなことしなくていいからさ、早く結婚して子ども産んでよ」と言われ、自分の与える喜びの機会がなくなってしまった。
いや、これまでは先輩のように何も考えず食事をご馳走してあげてたのが、ちょっとおかしかったのかもしれない。この機会にマネープランについて考えてみようではないか。

そんな時たまたまyoutubeで見たのが、月々2万1000円のおこづかいでやりくりする主婦の方の節約動画だった。

節約動画と言っても毎月決まった予算内になるようにお金を使って、余りは繰り越したりスタバでコーヒーを飲んだり、ゆるい雰囲気のもの。これまで自分は節約といえば家計簿をつけて、その無駄遣いの多さから挫折していたが「これなら真似できそう」と11月1日にその動画を見たこともあって、その日から始めることにした。

21000円の中身はこちら。

①3000円(美容・服)、
②3000円(プレゼント)、
③1000円(雑費)、
④14000円(自由なお金・交通費やカフェ代など)


一番惹かれたのが、プレゼント代という項目があることである。
私は自分に対してはお金はあまり使わないが、両親への食事代しかり他人にはジャブジャブとお金を使ってしまう癖がある。
でもジャブジャブではなく毎月決まった額からなら、数字が見えてる安心からか罪悪感もないだろう。そう思って早速今月のおこづかいがここに収まるか、計算してみた。

美容院はドネーションに挑戦中なので行かないでOK。プレゼントも今月はまだ使わない、クリスマス時期にとっておこう。床拭きのクイックルシートを買ったので雑費から250円引いて、カフェや外食を控えれば・・今月はこの予算内で済みそうだ!

小躍りして12月も計算してみた。飲み会が1回あるのが大きいけど、予算内に収まるだろう。さて1月・・と計算しようとしてハタと気づく。1月は今アシスタントで入らせてもらってる学びの場の合宿が静岡である。あと京都の文学フリマもおじゃまする。。とても予算内には収まらない。

節約動画を見ていると、毎月淡々と決まった出費に対応していらっしゃる。旅行とかいかないのだろうか。予想外の出費にはこう対応したとか、そういう動画はないのだろうか。

とりあえず補正予算として、1月は別の財布からお金を出すことにした。
計画通りに物事が進むと嬉しいけど、生きてると予定通りにいかないことの方が多い。それも楽しめるようになれたら、私の人生のステップはもう一段上がれる気がする。





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小澤仁美
最後までお読みくださり、ありがとうございます。書き続けます。