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強いものが生き残るのではなく、生き残ったものが強い

自分が主宰している文章教室も、好調な時ばかりではない。ちょっと立ち止まってしばらくお休みしようか、、とたまに思う。

しかし先日、ある本の読書会をもう何年も続けている方とお話しした時「どうすれば集客できるようになりますかね?」と聞いたところ「続けたもん勝ち!続けてればそのうちみんなが勝手に大御所扱いし始めるから、それまで気長に走ればいい」とのことだった。

その話を聞いたとき思い出したのが、自分の好きなyoutuberさんだ。

ある時たまたま見つけた。少ないお金で生活を豊かに暮らしている感じが好きで、疲れている時などに結構見る。
初期から遡ってみてみると、こんな感じ。

決して最初からバズってたわけではない。


自分はブログなら続けられそうだけど、動画だったらすぐやめていたと思う。自分は3ヶ月くらい前に初めてこのチャンネルを見つけたので、続けてくださってありがとうという感謝の念が湧き上がるし、淡々と努力をして少しずつ人気になっていく様子に勇気をもらっている。

必ずしも才能に溢れ、バズりまくっていると人たちがずっとその位置にいられるかというと、必ずしもそうではないことを歴史が証明している。

戦国時代に例えてみると。
武田家はこの時代に最強と謳われたが、お家の繁栄は短かった。織田家も同様である。豊臣家も、後継がいたらまた運命は違っていたかもしれない。

結局乱世を収めたのは、長い間ずっと時代に翻弄されながらも耐え忍んできた徳川家であった。徳川家が天下を獲れたのは時の運も大いに味方した面はあるけども、長い局面を見ていると運を味方にするのも実力のうちなのがわかる。

ここ近年は芸能界でも、絶対に揺るがないと誰もが思っていたところに激震が走っている。吉本から始まりジャニーズ、宝塚、そしてテレビ局。。

私たちが生きているこの世界は、晴れの日もあれば雨の日もある。花が咲く時期もあれば花が散る時期もある。その辺りを考えると、ずーっと勝ち組でいることなど、自然の摂理に大きく反している。

ダーウィンの有名な言葉でも「強いものが生き残るのではなく、生き残ったものが強い」というものがある。

大河ドラマや朝ドラファンの自分としては、例えば仲野太賢さんは長い間売れない時期が続いたが去年の朝ドラの当たり役を得て、来年の大河主演まで一気に波に乗った印象がある。

また女優の見上愛さんは去年の大河での素晴らしい演技から、次の次の次の朝ドラ主演を射止めた。彼女もまた一気に駆け上がってきた感じがあるが、どちらもまだ売れない時期・いわゆる不遇の時代に腐らず走り続けたことが今に続いているように思う。
(「仲野さんも見上さんも最初から凄かったですよ!」という古参ファンの皆さんすみません、皆さんの目は確かでしたね)

私たちはつい花が咲いているとその時だけ注目してしまうが、一年全体を通して考えると、花が咲いている時期より次の花が咲くための準備の時期の方がずっとずっと長いことに気づく。

うまくいかない時こそ本番だと思って、もう少し淡々と続けてみようと思う。








話すことだけでなく、書くことでも人とのつながりを深めたい方へ。


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小澤仁美
最後までお読みくださり、ありがとうございます。書き続けます。