見出し画像

3回目のことのは文章教室、完了しました

ことのは文章教室〜物語の力編〜、無事完了しました!
応援してくださったり、心を寄せてくださった皆さま、本当にありがとうございました。

今回座学では「自分の体験を文章にするとき、読む人の心に届ける方法」についてお伝えしました。

文章の世界では、完璧で幸福で成功している主人公の物語は、あまり愛されないそうです。
逆に、主人公を追い詰める体験が理不尽であればあるほど、その運命と対峙しもがく主人公の人生は光を増すと言われています。

渦中にいる時はとてもそんな風には思えませんが、いつか来る答え合わせの日をあたたかく迎えることに、文章はきっと一役買ってくれるはずと信じて(噛んだり出すスライドを間違えながら)お伝えしました。

そして実技では参加者の方々に「どうしても許せない人」というテーマで作品を書いてきて頂きました。
目に痛いほど鮮やかだった記憶の数々が、物語の力を借りて、これから少しずつでもやさしい色調のものになっていったらいいな、と願っています。

ご感想を紹介します。

***

もともと文章を書くことに苦手意識があり参加しましたが、今回で3回目の受講となり、だんだんと文章を書くことが楽しみになってきた自分に驚きです。
文章を書くことを通じて、自分の主観を取り出し、客観的に眺め、表現し、さらに仁美さんや受講仲間からのフィードバックを受け取ることで、無意識だった自分の心のありように気づきが起こりました。それぞれの物語を聞き合い、笑いあり、涙あり。しみじみと味わい深い3時間でした。
今回は、仁美さんが我々の書いた文章にその場で少し手を加えていただけたので、それも非常に良かったです。本当に表現したかったことが、より生き生きと「伝わる」ものに変化するのを見て、思わず心の中で「ワーオ」と唸っておりました。

M.O様(50代・会社経営)

「どうしても許せない人」というタイトルでそのことについて書いたものを読んだ時、声が震えてこんなにもまだ自分の中に怒りや辛さがあることがわかったことが、驚きでした。他の参加者の方々が、一緒に怒ってくれたことで、涙が出そうになりました。

他の参加者の方たちから、同じように声が震えたり、自分では読めないくらいエッジのある大切な物語を聞かせていただき、ドキドキしたり、背筋が寒くなったりして、心が大きく動きました。

その物語を囲んで、みなさんのいろいろな感じ方を聞かせていただき、新しい見方を聞けたことも心に残っています。

仁美さんがアドバイスしてくださった文章の最後の部分に、新たな文章が加わることで私の書いたものが「作品」になったと感じられたことも印象的でした。すごいなー!って思いました。ありがとうございました。

S.F様(50代)

ひとみさんの添削によって、全員の文章がみずみずしくより輝きだしたこと、文章にすると普段話している時とまた違うインパクトが生じること、読み手が主人公の文章は、その感想を聞くだけで物語に新しい光があたること、が印象に残りました。

S.M様(50代)

表現するって、生きてる証なんだなって思えたのがすごく大きな気づきでした。自分に起こったことや感じたこと考えたことを表現することで、誰かの心に響いたり、勇気になったりっていうことがあるんだなぁ、それは私の人生だったとしてもそうなんだなぁと実感することができました。
あと、皆さんからもらったFBで、「まっすぐ」という言葉が印象に残りました。以前にも別の人に伝えてもらったことがあり、少しずつお気に入りになっている気がします。文章を書くことで、自分を認めてあげたり、丁寧に扱うことができて、癒されるということを知れたし、自分だって世界の中で生きてる一人なんだから、癒されたっていいよねっと思うことが少しできた気がします。
そして、私はじっくり満足いくまで作りこんで世に出したいんだなって思いました! インスタみたいに、写真だけを気軽にアップできるというよりは、大事に大事に準備して、それ!っと川に笹舟を流すように出したいんだなぁっと感じました。それが、文章という形なのか、朗読なのか、芝居なのかとか、自分にピッタリくる方法がまだ見つかっていない気がするのですが、探すために色々な方法を試してみたいなぁと思いました。 例えばなのですが、仁美さんのブログを私が朗読で読んでみるというのは、、、どうでしょうか。。。 思い付きなので深い事考えてなくて申し訳ないのですが、、、もし、何かピンとくるものがあったら教えていただけると嬉しいです。

中田星子様(30代・会社員)

***

大切な瞬間に立ち合わせて頂き、本当にありがとうございました。ここからまた新しい作品やコラボが生まれそうです。

次回の連続講座はまだ構想中なのですが、また決まりましたらお知らせさせてください。いつもありがとうございます。



最後までお読みくださり、ありがとうございます。書き続けます。