見出し画像

患者失格

手術痕に照射してもらったレーザー。
絆創膏を剥がす時が来た。

んーーーーーーー

なんかビミョーに照射場所がズレてないか?


医者に訴えたいことを正確に伝えることは難しい。教科書に載るような典型的な症状なら何も言わなくても良い。
抗生物質を点滴後40度超えの高熱でガクブルしてたら即入院ベッドを用意してくれるし
高熱、発疹、無理です…と電話で伝えたら「至急受診を」と隔離病棟へ回され適切な治療が(ほぼ)自動的に施されます(ました)。

しかし
更年期障害の不定愁訴やら、夫との不仲で精神ヤラレて不眠、不安が続き日常生活が送れないのを助けて欲しいと精神科を受診、などは何をどう伝えればよいのかわからず…
わからないのではない。
精神が混乱している状況では話したいこと、伝えたいことがあっても言葉すら出て来ない。
「不眠です」「ずっと不安です何も手につかない」「心臓のバクバクが止まりません」と言えればまだ良いけれども医者を前にここまで追い詰めた夫のほくそ笑む顔が頭から離れずについ
「夫が…」などと口をついたりすると医者もそれぞれで「相談なら別の所行って下さい」や「役所に支援課ありますよねえ、御存知ですかあ?」
それで終わったりもする。

だもので
それが見た目の治療ともなるとね、
自分が毎日鏡で見る顔
初対面の医者が対面で見る顔

私が指差す憎き場所と
「そこじゃないこっちでしょ?」
と医者に指される場所の違い

難しいです。
難しいんです。

患者も賢くあらねばとはよく言いますが
切羽詰まっている時や
精神が崩壊寸前な時など
待合でチャート式のAIで問診とかあればよいのに
と思うこと多々あります。

もとい、
人と接するのが嫌なだけ
なんですがね…。

4/21 ヒトガニガテ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?