離婚したい
ヤツは自営業を営んでいる。
実家も自営。
実家の方はなんだかんだと年老いた義父の横繋がりでずっと蓄えを得ている。
地方の良いところだ。
同じ自営でも息子である夫はまるっきり違う業種で独立した。
結婚当初は雇われだったけれども不況の煽りを受け随分前にリストラされている。
だがね。
今だからわかる。
リストラされても屁とも思っていなかった夫はただのバカだったと。
だからなんとかするだろうと期待した私はもっとバカだった。
ポジティブ思考はネガティブ思考より是とされるが、思慮の浅い人間が何も考えずに何も努力もせずにポジティブオンリーにしかならないは…
そう。
ただのノー天気(笑)
ヤツの場合はノー天気というより…救いようがない。
後からわかったことだが
例えば使っている家電や設備が壊れるとする。買い替えですよね。
出せないことはないのだけど毎回まさか全部実家に買ってもらっていたとか思わないじゃないですか。
ていうか、あの実家、
「息子に金を出す」ことこそが唯一の幸せなようで。
それを「自分の両親マヂ尊敬」とばかりに素直に、そう「とても素直」に受け取っていた夫なのです。
「自分の幸せより相手の幸せ。両親が自分に金を出してくれることが幸せなら自分も幸せ」らしく
「いやいやおかしくない?てゆーかまさか買ってって言ってるの?」
「あー言うよ。母ちゃん買い物好きだからね。喜んでるよ。知ってるでしょ?」
ま、そんな訳でパンツやら靴下やらの衣料品、食料、私の知らない所で今も「買い物好き両親」から買ってもらっている。自分の稼ぎで買えよ…
キモチワルイ…
だがね、自分の生計を立てなきゃならないヤツの本業の自営業に至っては経営は苦しい。それは私が一番よくわかっている。
そしてヤツは両親を「悲しませたくない」だけの理由で自身の経営難を告白できずにいる。否「告白」じゃない「相談」すら出来ない。
実家は法人となって久しい。なら何らかの知恵もあるだろう。それなりの知人も周囲に一人くらいいるだろう。
何なら借り入れだって良いじゃないか。
それが、出来ずにいる。
そして私にも一切の相談もない。
なのに
「大丈夫オレだから」
「今生活できてるでしょ?ならいーじゃない」
そこに
「明日」や「十年二十年後」「妻や子の幸せ」はない。
経営悪化はなんとなく肌で感じている。
聞いても本当のことは教えてくれない。
なぜなら私も悲しむだろうから。
※注釈※「悲しませない」と「幸福」は同義であるとのこと。
「毎日楽しく生活したいのに暗くなるような会話したくないじゃない?」
ちがう。
そうじゃない。
ポジティブを通り越してバカだ。
何で今頃?
それには私の過去も関係するし
そもそも「会話」をしてこなかった。
だから傷が更に深くなる前に離婚する。
離婚。
離婚一択。
私は幸せになりたい。
4/26 GW何しよう…
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