OK牧場(自分軸他人軸の話も)
こんにちは。
心理学用語で出てくる交流分析の、OK牧場って言葉はご存知でしょうか?
自己肯定感にも通じる話です。
自分軸他人軸にも通じます。
I'm OK
I'm not OK
You're OK
You're not OK
これが、基本的なスタンスです
第一の立場は
「I'm OK. You're OK」
自己肯定・他者肯定です。これが健康的なポジション。
私もあなたも大切な存在。
「自分軸他人軸どちらも存在してる」と言いかえられそう。
第二の立場は
「I'm not OK. You're OK.」
自己否定、他者肯定。
周りの人は立派だが私はダメ。
これは「他人軸」ともいえますね。
第三の立場は
「I'm OK. You're not OK.」
自己肯定、他者否定
私はいいがお前はダメ
これは「よくない自分軸」です。
第四の立場は
「I'm not OK. You're not OK」
自己否定、他者否定
わたしもお前も大したことない。
これは、なんでしょうね…辛いことがあった人なのかしら。
交流分析では「第一の立場」を目指しましょう、と言われています。
さて、ではTwitterでよく出てくる自己中男性の「自分軸」ってどの立場だと思いますか?
わたしはよく言われる女性の「他人軸」は第二の立場だと思っています。
わたしは思うのですが、本来の「自分軸」は
「私もあなたも大切な存在」と思うことです。
それすなわち「自分他人の境界線がしっかりある」と言うことです。
そうです、傍若無人に振る舞うパートナーは本来の自分軸ではなくただの「自分と他人の境界線が曖昧なDV野郎・女かクソ野郎・女」. です。
これはもちろん男性だけでなく、女性にもいますね。
イビる先輩とかね。
「第三の立場」の人って多くないですか?
・「俺の遅刻はいいけどお前の遅刻はだめ」
例1)採用面接でよくある、遅刻厳禁なので15分前に到着したが担当者は本来の約束の時間より15分遅く入ってくる。
例2)電車遅延で会社に遅刻連絡をしたら叱責された、翌日叱責した本人が寝坊して遅刻してきて謝らない。
例3)普段遅刻する恋人や友人が、一度だけ遅刻した自分を責める。
などなど。
・「わたしの手抜きはいいけど、あなたの手抜きはダメ」
例1)嫁いびりで化学調味料を使うことを叱責する姑が、本人は科学調味料を使う
例2)会社で手順を抜かして仕事をする先輩、それを真似したら叱責してくる。
例3)〇〇さんは許すけど、〇〇さんは許さない。
・「頼みごとをすぐやってくれないのに、頼み事はすぐしないと文句を言う人」
例)「洗い物してね」と頼んでも数時間放置するのに、自分の翌日着る服がないと「気が利かないな〜」などと文句を言ったり怒る人
・「それは困るからやらないで」と言っても忘れる人
・「それは嫌いだからやめて」と言っても繰り返す人
・「それ苦手なの」と言っても強制する人
この上の例、自分軸に見えますけど…違います。
他者との境界線がないんです。
自分の選択できる範囲と相手が選択できる範囲を履き違えているので、そうなります。
この話の落としどころはどこか、と言うとね。
無理して「第三の立場」「第四の立場」にならなくていいんです。
自分軸を育てるということは「自分にOKを出す」ということなんです。
無理して現状を「I'm not OK」にしなくて良いんですよ。
もちろん相手に「察してよ!」って言うのは違います。
でも「自己肯定感を阻害する相手の振る舞い」はそれ以上に違います。
あなたもわたしもOKなんだよ。
その気持ちを捨てずにいてください。
最後に
OKであると同時に、普通に嫌な時はNOと言ってくださいね。
あなたもわたしも基本はOKだけど、NOをいうことは大切にしてください。
このスタンスを忘れずにいていただくと、生きやすいと思います。
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