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鏡よ、鏡、世界でいちばん美しいのは誰? 黒田コマラ

色がひらく神秘の扉ー
白雪姫のお話のなかでも、鏡は嘘をつかないとあります。
鏡はありのままを映しだします。
鏡に映ったものを、否定したり、疑ったり、歪んで見たりするものは、わたしたちのなかにあるマインドです。  
 ―黒田 コマラ

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色は魂のガイド

 オーラソーマ® システムの創始者であるヴィッキー・ウォールさんは、60代になってから失明するという苦難に出会いながらも、そこから宝物のように光輝く美しい色のボトルを生みだしました。

 色は、わたしたちが視覚として肉眼で見るだけではなく、バイブレーションとして感じることもできます。ヴィッキーさんは、オーラソーマのたくさんの色のボトルの違いを感じることができたといわれています。

 色や音をバイブレーションで感じたりすることは、人の感受性が繊細であれば、かぎりない世界を開きます。

 チベットでは、『死者の書』という本があって、人が肉体を離れると、魂が黄泉の国を旅するガイドとして、枕元でこの本を読んであげる習慣があるといわれています。日本の仏教の伝統でも、人が亡くなると、死に装束として旅支度を整え、戒名として魂の新しい名前をお坊さんからいただき、魂の旅がはじまります。

 魂をガイドする要素のひとつが色です。肉眼では見えないのに色が識別できるのだろうかと、不思議に思うかもしれませんが、意識や魂は、色を知覚できるといわれています。色が視覚によるものだけではないこ
とがわかります。

 ヴィッキーさんは、オーラソーマシステムを、「自分を思いだしたい人、見にいらっしゃい」と紹介したそうです。
 世の中には、「本来の自分を知るため」の、いろいろなメソッドが紹介されていますが、オーラソーマシステムでは、美しい色のボトルを鏡とし「自分を思いだす」ために使います。

自分を映すボトルと出会い、「自分を思い出す」

 白雪姫のお母さんは、鏡に向かって「鏡よ、鏡、世界でいちばん美しいのは誰?」と聞きましたが、オーラソーマシステムでは、たくさんならんだ色のボトルの鏡の前で「わたしをいちばん呼んでいるボトルはどれ?」と自分のなかで思うことで、自分の受容性を開き、自分を映しだしているボトルと出会っていきます。

 わたしたちは大人になると、たいていの人は転生してきた魂よりも、宿った先の肉体、そこに形成された人格や条件づけ、まわりから受けとった価値観や信念など、自分の外面である一部にしか過ぎない「自分」にアイデンティティを見いだし、それに自己を同一化して生きています。

 白雪姫のお話のなかでも、鏡は嘘をつかないとあります。
 鏡はありのままを映しだします。

 鏡に映ったものを、否定したり、疑ったり、歪んで見えたりするものは、わたしたちのなかにあるマインドです。

 オーラソーマシステムの色の鏡は「自分を思いだす」ための、ひとつの機会です。

 心の窓からその鏡をのぞいてみると、そこに「世界にひとりしかいない、大切な美しいあなた」を発見するかもしれません。そしてそれは、ずっと昔からどこかで知っていた自分であり、大人になって忘れてしまっている自分かもしれません。

 わたしたちは、どこかで直観的に知っています。

 「今の自分以上の自分がいることを」

 人格の層を超えて、鏡を通して色が導いてくれる、魂のレベルでの「本来の自分」を思いだす旅は、いつからでもはじめられます。

 色は神秘への扉です。

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黒田コマラ

オーラソーマアカデミーの代表マイク・ブース氏の専属通訳として、また、マイクの最新の情報にも詳しく、日本人のティーチャーとしても第一人者として活躍中。


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