社会貢献型ビジネスとは? 伊勢隆一郎さんインタビュー
「ライフスタートアッププロジェクト」の発起人のひとりの伊勢隆一郎さん
は、Web マーケティング界の著名人。『お金と時間と場所に縛られず、僕
らは自由に働くことができる』や『人は感情でモノを買う』などのベストセ
ラー作家としても知られています。
伊勢さんの実業はそれだけではなく、最近ではミャンマーで教育関連のスクール設立に関わるなど、積極的に社会貢献活動を行っています。
日々多方面で活躍されている伊勢さんの目に映る、社会貢献活動とは?
2018年11 月初旬、ライフスタートアッププロジェクトのクルーズから帰国した伊勢さんに、お話を伺いました。
ライフスタートアッププロジェクトは無事ゴールを迎えましたが、印象に残ったチームや活動はありましたか?
伊勢 プロジェクトの期間中とにかくずっと、みなさん全員の熱意に圧倒されていたって感じですね。応募者がたくさんなのも本当に驚きでした。お金を払って何かを習いに来る人達よりも真剣で、お金をもらえるわけでもないのに、なんでこんなにやれるんだろうって(笑)。
今回のプロジェクトから感じたことなどあれば教えてください。
伊勢 みなさん社会貢献とビジネスを両立させることが課題ですよね。今後さらに活動を続けて行くには、ほかのことも考えていかなきゃいけない。そこをどうしていこうか……ということで悩んでいる方が多かったです。社会貢献というからには、当然求められる役割がありますが、自分がいいと思うことだけをやっていると成り立たなくなります。本当にやりたいことを、職業とか型とかにとらわれず見つけられると、活動はもっとよくなるのかなって気がします。本当に必要なものであれば、間違いなくお金にもなっていくと思います。
おもしろかったのは、「餅つきを広めていく」というテーマのチームがありましたが、なんで餅つきかというと、とにかく餅つきは楽しい。楽しくて、餅をついてるときに笑顔にならない人はいない。自分達が楽しいと思うことを広めていきたいという活動です。餅つきって、昔の日本の村社会の、みんなが仲良くなる役割として存在したのかもしれないですね。最終的にちゃんとお仕事として呼ばれるようになったそうです。
自分達が楽しくて、かつ人々を喜ばせてあげられる。活動しているうちに相手からお金をもらえるようになるという、これはひとつの理想的な形と思っています。
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