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「虹の中 の 光」アドヴァンス・カウンセリング・スキル・トレーニング (エナジー・リーディング・トレーニング)について 『LIVING ENERGIES⑤』

この記事は、2002年8月に発行された『LIVING ENERGIES Vol.5』からの転載の記事です。内容は当時のものとなります。


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※『LIVING ENERGIES Vol.5』は、こちらのサイトでお求めいただけます。


空に虹が出ると私たちはその精妙な色の美しさ、光輝くレッド、オレンジ、イエロー、グリーン、ブルー、インディゴ、バイオレットとそれらの間の微妙な色合いに魅せられて、目を離すことができません。
そしてこれらの美しい色が、たった一つの純粋な白い光の反射にすぎないとは、とても考えられないのです。

同じように人間のチャクラ・システムも、美しい虹の7色として認識されます。それは意識という一つの純粋な白い光から生まれ、この生における私たち一人一人のユニークな個性を形作っています。
私たちは自分というパーソナリティとそのユニークな色彩に惑わされ、それと同一化して、これら全てのものの背後にある一つの意識をしばしば忘れてしまいます。

アドヴァンス・カウンセリング・スキル・トレーニング

アドヴァンス・カウンセリング・スキル・トレーニングは、「虹の中の光」とも呼ばれるエナジー・リーディングのトレーニング・コースです。
このコースでは7つのチャクラの神秘を探求し、これらのチャクラ・センターとその周囲にある様々なエネルギーとその様相をリーディングする方法を学びます。

チャクラの神秘はそれがどのチャクラであっても、ある一つのチャクラの中心にまで入っていくと、そこで私たちは全てのものの中に浸透している存在の源と再びつながることができるということです。
私たちはなぜチャクラの色やその中味をリーディングしたいと思うのでしょうか? 普通のマインドは、もしリーディングができればいろいろな構造を改善したり、古いパターンを変えて、より良い人間になれるから、と考えるでしょう。

確かにそれも可能です。しかしもっと深いレベルにおいてエナジー・リーディングは、存在が私たちをすでに出来得る限り完全なものとして創造しているのだと気づくことを助けてくれます。
これ以上何もつけ加える必要はない、何も変える必要もない、改善しなければならないことは何もないのです。

私たちは愛と気づきの光のなかに映し出される自分の姿を見て、自分のユニークな個性に気づきはじめます。現在の自分とは違う自分になりたいと願うこと、それは神聖な創造のエネルギー、他ならぬ神自身に異議を唱えるようなものです。

チャクラ

エナジー・リーディングの目的

エナジー・リーディングの目的は拒絶や自制、自己非難、自己判断、愛の欠如、不信感など様々なことが原因で今まで隠されてきた傾向や構造を明らかにしていくことです。
これらのパターンは全て、何千年にもわたる様々な過去生や、自分はこうでなければならないと私たちにある種の先入観を植え付けてきた両親、教師、僧侶、政治家、社会からの今生における条件づけによって作り上げられて来たものです。

これらは、現在の私たちの肉体やマインドを形作っている基本構造そのものです。これらのパターンが突きつけるチャレンジに私たちは喜んで、正面から向き合わねばなりません。エナジー・リーディングはそれらのパターンをより透明にして、あなたのユニークさを表に出して見せてくれます。

変化は、これらのパターンにただ気づくことで起こります。実際、自分が干渉してもしなくても、変化は常に起こります。
私たちが自分の意識、愛、光、理解を存在に向ければ、より良い変化が起こってきます。

硬直した構造は流動性を取り戻し、そこに再び自然な流れが生まれます。その自然な流れが私たちの「真」の色を明らかにして、やがて意識の海についての理解へと私たちを導きます。
その自然な流れは、意識の海から始まっているのです。

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アートを学ぶ

最初のカウンセリング・スキル・トレーニング・コースで私たちは心理的な枠組を超えて、人々と共にいるためのアートを学びました。その中で私たちは受容性の錬金術、ハートのシンクロニシティの中でクライアントと共に安らぎリラックスすることを体験しました。
私たちはクライアントが自分の問題を解決し、自分自身で一つの理解に達することができるように、クライアントをサポートする方法を学びました。

私たちは自分が、私たち全てを結びつけている始まりも終わりもない生命エネルギーの一部であること、そして自分が感じている分離感は単に自分自身の投影に過ぎないことに気づきました。そのような認識の中でこそ、投影を自分の側へと引き戻し、否定されたエネルギーを再び自分の生の流れの一部として取り戻すことができるのです。

アドヴァンス・トレーニングで私たちはクライアントとのシンクロニシティにさらに深く入って、チャクラ・システムの虹を一つの全体像としてみること、そしてチャクラを取り巻き、その中に浸透している様々な層に愛と光をもたらすことを学びます。リーディングの魔法と神秘は、それ自体が全体性への扉を開くことです。

自分のあるがままの姿を愛の目を通して誰かから見られる時、私たちは自分自身にくつろぐことができます。そのくつろぎの中で、今まで闇の中に隠されて来たものが光の中へと表れ出ることができるのです。
そのくつろぎの中で、無意識の覆いを取り払われなければならないものが、意識の表面に浮かび上がって来るのです。

意識の光の神秘とは、それが単に闇を追い払うことです。
それは太陽が影を探そうとするのと同じことで、太陽は決して影を見つけることはできないでしょう。

いきる


エナジー・リーディングはその副産物として、生に対して否定的なエネルギー・パターンを癒してくれます。しかしそのより深い目的は、それぞれのチャクラ・センターにつながる橋を作り、そこへの入り口、通路を開いていくことです。それはそのチャクラを取り囲む沢山の層を、より透明にしていくことによって可能になります。これが私たちを自分の本性、その中には何もない器そのものへと導くのです。

本来の自分とは、中味の背後にある意識です。本来の自分とは全ての物語の背後にある意識であり、本来の自分とは純粋な目撃者、永遠の臨在なのです。この臨在は一つであり、あなたの中にある臨在と同じものであり、私の中にある臨在と同じものであり、木々や動物や鳥たちを生み出すその臨在と同じものであり、また1個の岩の中にも存在しているものなのです。それは全宇宙を造り出している本質そのものです。

愛と臨在と気づきを持ってあるチャクラに入っていく時の奇跡とは、私たちがチャクラを取り巻く幾つもの層を通ってこの本質へと導かれ、全ての存在の中に浸透し広がっている、いわく言い難いこの存在の中心へと導かれていくことです。
その存在の中で安らぐ時、何生にもわたって探し求めていたものが私たちに明かされるのです。

私たちが求めていたのは平和、愛、安らぎ、全体性でした。私たちは家に帰りたい、安全で守られていると感じていたい、信頼したいという衝動を自分の中に持ち運んでいます。不思議なことに、これらの質はそのどれもが、全くの空〈クウ〉である自分という存在の中に隠されているのです。愛と慈悲の目をもって存在に出会うことは、「ここ」から「ここ」への大いなる旅への第一歩です。

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存在に出会うこと

存在に出会うことで、分離していると思われていたものが一体性の中に溶け込んでいきます。体験と一つになる、あるいは体験そのものになると、二元性や葛藤、分離といったものが溶けてなくなり、それまではそこになかった第3の側面、第3の質が生まれるという神秘的な副産物がもたらされます。

私たちは何度となく、悲しみに出会い、そして拒否することなくトータルに悲しみの中にいることで、悲しみの最も内側にある愛と存在を発見するという体験をしてきました。痛みが消えるようにと考えずに痛みに出会うことで、その中心にある愛という途方もない広さと広がりを発見するのです。

エナジー・リーディングを受けることは、ハートから、そして愛と受容の目で、人から見られるという美しい経験です。それはまるで最愛の人から見つめられるかのようです。この、人から認められるというフィーリングの中で、今まで必死に闘ってきたものが全て溶けさっていきます。

チャクラ・システム

私たちのチャクラ・システムという虹は、それぞれのチャクラが更なる虹の層に囲まれて、あたかも精妙な多面体のダイヤモンドのようです。私たちはそれぞれの面の美しさにのみ気を取られ、ダイヤモンドそのものを忘れてしまいがちです。多くの人々が、その価値を知らずに、ダイヤモンドを投げ捨てようとしてしまいます。

エナジー・リーディング・トレーニングでの試みは、ダイヤモンドのさまざまな面を認識して、さらに深く探求していくことで、「形あるもの」から「形ないもの」へと移っていくことです。「形あるもの」をトータルに喜んで受け入れることから、「形ないもの」への扉が開かれます。このようにして「形ないもの」?仏陀と、「形あるもの」?ゾルバの間にダンスが始まります。そのダンスとは満ち足りて生きること、両極を探求する喜びの中へ入っていくこと、そして私たちの源、永遠の存在の中へと戻っていくことです。

マインドにとってはっきりしている唯一の問題は、存在の源の中では「私を」、「私は」という個々のアイデンティティの感覚や体験を見つけられないことです。そこでは自分が分離していると感じることが出来ません、なぜなら私たちは全てのものの中に浸透している「これ」だからです。

この一体感を認識することから、私たちは相手を自分自身のある一面を写し出す素晴らしい鏡として見ることができるようになります。「相手」は誰も ? それがネガティブな「相手」であれ、ポジティブな「相手」であれ ? どちらもネガティブあるいはポジティブよりさらに深い何か、ただ単に存在するもの、を指差しているのです。

この真理をはっきりと認識することは、ベルが鳴って目覚めるようなものです。この真理に目覚めることこそが、人として望むことのできる最上のものです。それは探求の終わりであり、発見の始まりです。
ここから何千、何万という存在の花びらが尽きることなく開き始め、それはこの肉体が滅びても終わることなく開き続けるのです。

この場所から私たちはやって来るもの、そして去っていくものを見ていることができます。
この場所で、私たちは来ることも去ることもないものの中に安らぎながら、目の前にくり広げられるショーを楽しむことができます。これが私たちの本当の家なのです。

私たちは自分が「虹の中の光」であることを発見しました。

愛と祝福を込めて
ラハシャ

 —チャクラを開く― 
https://unityinstitute.jp/opening_chakras

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ラハシャ・フリッチョフ・クラフト博士のプロフィール
ラハシャ・フリッチョフ・クラフト博士はドイツで医学を修め、医師として活躍していました。そしてよりホリスティックな観点からヒーリングの研究をするため、フランス、アメリカ、インド等で東洋医学やカウンセリング、プライマルセラピー、エンカウンター、ブレス、エイクソニアンヒプノシス、タントラ、メタフィジカルリーディング、オーラソーマ、エナジーワークなどの様々なセラピーや、瞑想についても研究を深めました。ここ16年間はグループ、セッション、瞑想およびセラピストのためのトレーニング等をアメリカ、オーストラリア、カナダ、ヨーロッパなどで指導しています。現在オーラソーマ社公認のカウンセリングトレーニングの講師を勤めている。

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