ギフトにつながるエクササイズ「LIVING ENERGIES⑦」
※『LIVING ENERGIES Vol.7』は、こちらのサイトでお求めいただけます。
廣田雅美
「あなたの選ぶ色があなた自身であり、あなたの存在が必要とするものを映しだします」
オーラソーマカラーケアシステム® に出会うと、繰りかえし耳にするヴィッキーの言葉です。
「それはあなたのような人や、あなたに似た人ではなく、あなたそのものです」
とマイクは言います。
4 本のボトルに映しだされる自分自身の姿、使命、目的、ギフト、才能・・・気づいているものも、まだ気づいていないものも。
2本目のボトル
コンサルテーションで選ばれた2本目のボトルは、以前「チャレンジ&ギフト」のボトルと呼ばれていました。人生に繰りかえし現れてくる困難な状況、なかなか克服できないと感じているパターン、触れるのを拒んできた
側面──そういったチャレンジは、180 度ぐるりと方向を変えて見れば、ギフト(才能)であることを表しています。
みなさんは、コンサルテーションでクライアントにギフトの側面を伝えたときに、否定的な応えが返ってきたという経験はありませんか?
例えば、ピンクのボトルを選んだ方に、「あなたはまわりの人に配慮することができる、暖かさや優しさを持った方ですね」と伝えたところ「いいえ、私はイライラしてすぐ怒ってしまい、ちっとも優しくないです」と
いったように。
ギフトとチャレンジは、まさにコインの裏表であることを教えてくれます。私も、初めてコンサルテーションを受けたとき、そんな風に感じたことを覚えています。
「あなたは、とっても優しい人ですね」と、ギフトを伝えられたのに「そんなに私は優しくない。私が感じる“優しい人”は、私よりもっと優しい。それに比べたら私なんて・・・」と、今にして思えば、とても否定的に
自分のことを捉えていました。
実際、「どうしてもっと優しくできなかったのかしら?」と思うことが何度もあったから、そう感じていたのです。でも、そう感じるのは、優しさがあるからで、自分で思うようには表現できなかっただけで、確かに優しさとい
うギフトは存在していたのでしょう。
でも、その当時はそうは思えませんでした。その後、コースの受講を通して、またイクイリブリアムボトルなどのプロダクツを使いながら、あるがままの自分自身を受け入れることを、何度も練習してきました。
そして、選んだボトルは本当に自分自身の中にあるギフトだと信頼できるようになったのです。
2 本目に選んだボトルを、チャレンジ&ギフトのボトルと呼んでいた頃、プラクティショナーはボトルの中に見えるチャレンジの側面についてクライアントに伝え、そのテーマについて話し合いながら「でも、それは見方を変えるとギフトなのです」とギフトの側面を見いだすようにコンサルテーションを進めていました。
でも、もともとクライアントの中には、かつての私のように、自分のチャレンジの側面にフォーカスする傾向があります。すると、チャレンジの側面を伝えるとそれが強調されてしまい、なかなかギフトの側面に意識が向けられないという状況が起こります。
本当はギフトにつながる 2 本目のボトルが、“なんとなく使いたくないボト
ル”となってしまうのです。思いだしたくないチャレンジの側面が、ボトルを使うとまた出てきそうな気がしてしまうからです。
実際に「初めてのコンサルテーションで“愛が足りない”と言われ、確かにそのとおりだったので、とてもショックだった」という体験を持っている方もいます。
もちろん、ギフトの側面も伝えられたのでしょうが、その部分は記憶には残らず“自分は愛がない”ということだけが大きくなり、とても落ち込んだそうです。
こうなると、コンサルテーションを受けたこと自体がショッキングな出来
事となってしまいます。オーラソーマのシステムが進化する中で、2 番目の
ギフト&チャレンジのボトルは、ギフト&タレントのボトルと言いかえられるようになりました。
こうした変化の過程において、プラクティショナーはギフトに、よりフォーカスするようになり、クライアントもよりギフトに目をむけることできるようになりました。
すると、曇っていた空に、光が射し込むように、今まで見えなかったギフトの輝きが増して、はっきりと姿を現すようになっていきます。
コンサルテーションにおいては、クライアントのボトルに映しだされたギフトにフォーカスし、また、プラクティショナー自身が、自分のギフトにつながっていることがとても大切です。
なぜなら、プラクティショナーもまた、選ばれたボトル同様、クライアントの鏡となっているからです。
そのために、コンサルテーションを始める際に、プラクティショナーは「内なるスター(ゴールドのエリアにあるインカーネーショナルスター)に意識を向けること」が求められます。
内なるスター
スターの中には、私たち自身のギフトの輝きがあります。その輝きにしっかりとつながっていれば、自分自身にくつろいでいる状態で、いちばん
伝えたいギフトの側面をクライアントに伝えることができます。同時に、プラクティショナーのギフトの輝きが、クライアントのギフトを輝かせることになるのです。
PPS コースにおけるパーソナルギフトのコンサルテーションのエクササイズで、こうした流れを体験することができます。
パーソナルギフトのコンサルテーションは、通常のコンサルテーションとは異なる方法で行われます。
クライアント自身は、選んだ 4 本のボトルのギフトにのみ焦点を合わせ、今までの体験から思い起こされる自分のギフトについて、プラクティショナーに話していきます。
通常のコンサルテーションでは、プラクティショナーがコンサルテーションをリードし、クライアントの中にあるギフトを引きだしていきますが、パーソナルギフトのコンサルテーションでは、クライアント自身が、ボト
ルの中に見られるギフトについて、体験を振り返り、自分の言葉で表現していきます。
プラクティショナーも、ギフトにフォーカスしてクライアントの話を聴き、もし、クライアントが話につまったり、チャレンジの側面に傾きはじめたら、方向を修正します。こうして行われるコンサルテーションからはさまざまな気づきがやってきます。
クライアントとして、自らの体験を振り返り、自
分自身の言葉でギフトを表現すること
人によっては、なにか恥ずかしく、居心地が悪いと感じることもあります。そうだとしても、ボトルの中に見られる、体験を通して得られたギフトの輝きは、確かに自分の中に存在していることが実感できます。
「あなたが選んだ色は、あなた自身を表します」という実体験です。とても素敵なことに、自分のギフトを認めはじめると、ギフトの輝きが増し、よりよく活用できるようになります。
実際にそのギフトが自分自身の中にあるという信頼が生まれると、それは自信となって、さらにギフトが分かち合われるようになるのです。
ギフトについて話していたつもりが、「そうなれたらいいけど、なかなかうまくいかない」と、チャレンジについて話していることに気づく場合もあります。
「人間の持つ最大の権利は、決してネガティブにならないこと」とヴィッキーは言いました。でも、油断をすると、たちまち光の方向を見失ってしまうのです。こうした自分の考え方のパターンに気づく機会でもあります。
ギフトについて話すのは、楽しくて気持ちがいいと多くの人は感じます。最初はなんだか自分を褒めているようで照れくさかったのに、話しているうちに、どんどん色のメッセージが浮かんできて、体験と色のメッセージ
が重なり合います。
選んだボトルが自分自身であることが実感でき、ボトルをとても愛しく感じ、同じように自分自身を愛しく感じます。あるがままの自分自身を認めることできます。
私たちは、他の誰かからギフトを教えてもらう必要はなく、自分で自分のギフトを見つけることができるのです。もちろん、そこには話を聴いてくれるプラクティショナーの存在が助けになっていることは明らかです。
自分ひとりでボトルを前にしてギフトについて話すとしたら、とても難しいでしょう。コンサルテーションは、ボトルとクライアントとプラクティショナーの共同作業で成り立っています。
プラクティショナーとして、クライアントのギフ
トにフォーカスすること
クライアントが、自らのギフトについて語るのを聴く体験は、とてもワクワクします。美しいボトルの色が、いきいきとしたストーリーとして語られるのを聴くのは楽しく、目の前のクライアントのギフトがキラキラと輝く様子を見ることができます。
プラクティショナーが、ギフトにフォーカスし、くつろいでいることが、クライアントがより深く自分のギフトを見ていくことを助けています。
クライアントのギフトにフォーカスし、話を聴いていると、ときには同じギフトがプラクティショナー自身の中にあるのに気づくことがあります。クライアントがプラクティショナーの鏡となって、クライアントのギフトの輝きが、プラクティショナーのギフトを輝かせます。
こうしたことは、もちろんパーソナルギフトのコンサルテーションにかぎらず、通常のコンサルテーションの中でも起こっています。私たちが、スターに意識を向けることで、お互いにギフトにつながることが、より簡単に
できるようになります。
そして、オーラソーマのすばらしさは、なんと言ってもイクイリブリアムボトルなどのプロダクツを使うことで、ギフトにつながることができることです。コンサルテーションでギフトに光があたり、プロダクツは光に栄養を与え成長を促します。