オーラソーマ 大勢の人にとって役立つものへ『LIVING ENERGIES⑧』
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マイク・ブース インタビュー
インタビュアー:江谷信壽
江谷 今年、2013 年は、オーラソーマカラーケアシステ ムがヴィッキーさんを通して誕生してから30周年になります。この間、オーラソーマがここまで広がってきた背景にはマイクのこれまでの貢献があると思います。
ところで、オーラソーマの発展を俯瞰していくと、3つの時代があったように思われます。 ひとつは、オーラソーマがヴィッキーさんの瞑想中に降り てきた啓示から生まれてから、ヴィッキーさんが亡くなるまでの時代。
その後、マイクがヴィッキーさんのヴィジョンを引き継いで、発展していく時代。そして、AEOS(エイオス) コスメティックスが生まれてきた時代。
そこで、今回のインタビューでは30周年にあたり、原点をふりかえるという意味で、そもそもヴィッキーさんのヴィジョンとはなんであったのかを。次に、それを引き継いで、 マイクはどのような思いとヴィジョンを持ってオーラソーマ に取り組んできたのか。
そして、AEOSが誕生し、これからのオーラソーマについてお伺いしたいと思います。 まず、マイクの目から見て、ヴィッキーさんはどのような 思いでオーラソーマをこの世に伝えようとしていたのでしょうか?
マイク ヴィッキーはオーラソーマのことを、とても貴重なものであり、また実際にスピリットから与えられたものとして見ていました。 ヴィッキーにとってオーラソーマがなんであったのか。
そして、それがどのように世界に展開していくのかについて、 彼女はたくさんのヴィジョンを持っていました。そのヴィジョ ンは、年月をかけて少しずつ分かち合われていきました。
ヴィッキーは、はじめはオーラソーマがなんであるかを明らかにしなかったのです。 私がヴィッキーと過ごした7年間をかけて、オーラソー マがなんらかの成長を遂げたと彼女は信じていました。
そして、彼女は人々を本当に助けるためのものを世界に与えているのだ、という使命を持っていました。オーラソーマを、日常生活のなかで自分自身のいろいろなパターンに、より気づくことに興味のある人たちを助けるためのツールとして見ていました。
かつては世俗的なことから離れて自己修養をするためにあった僧院や修道院、アシュラムのようなものが身近ではなくなり、現代において人々が必要としているものは、 日常生活のなかでのワークとして、自らの行動に目覚めていることである、という視点を彼女は持っていました。
だから彼女が感じていたことは、人が日常生活のなかでもっと気づき、目覚める助けをするサポートにオーラソー マがなりえるということでした。人は自分の行動、行為を変える必要はなく、ほかの誰かになろうとする必要もない …、日常生活のなかで、もっと気づきを持ち、人生をさら に幸せに、充実して生きること…オーラソーマはその助けになるのです。
ヴィッキーは、オーラソーマの要素である3つの王国のエネルギー、植物、クリスタル、色と光のエネルギーのすべてがすでにあり、創造主、存在それ自体から呼ばれた スピリットたちのすべてが、その助けの一部として存在し ていると感じていました。
人類はいま、歴史上で最大の危機のときにあり、また 重要な変化のなかにあることを彼女は強く感じていまし た。それは人類が地球からあらゆるものを搾取し、資源を奪いつづけることのひきかえに目覚める必要があり、その状況のなかで人はTaker( 消費する人 )からCaretaker(世話する人)に変化し、地球という存在に配慮すること が必要になっていくだろうと考えていました。
地球は、この大いなる計画の一部を共有するために、身体を持ってここに存在するよう大勢の人々を招待しました。私たちに与えられたオーラソーマは、この地球の計画に参加する人類の役割に目覚めるためのプロセスを助け
ます。それは人類にとって解決の一部となります。
江谷 ヴィッキーさんが亡くなったことは、オーラソーマにとって大きな出来事だったと思います。あなたはそのとき、どう感じたのでしょうか? オーラソーマを引き継いで、どのようなヴィジョンを持って取り組んできたのでしょうか。
マイク 彼女が亡くなったとき、オーラソーマにおける私の役割が終わったのかどうか、その時点ではわかりませんでした。なぜなら、私が受け取って感じていた全体像のなかの自分の役割とは、ヴィッキーの世話をして、彼
女に与えられたものに沿ってサポートをすることだったからです。
私の内なる感覚、内側で聞こえる静かで小さな声によると、彼女をサポートすることが自分のすべきことであり、私に与えられた使命であり、求められたことだと感じていました。
私にとって、それはとてもクリアーなワークだったのです。ですが、彼女が亡くなったとき、これで終わったのか…?自分はこれからなにか他のことをしていくのだろうか…? という問いかけが、自分のなかに明らかにありました。
と、同時に、そこには漠然とした期待もあって─なぜなら彼女は生前、いつもそれを表現していました─それは、私が彼女の後継者として選ばれたのだということでした。
実際に、ヴィッキーは私にさまざまな処方を託すだけでなく、ケアーテイカーである私にオーラソーマのすべての部分を残し、それを続けていくよう提案してくれていました。
しかし、その時点では、それが自分に求められているという確信がありませんでした。その後、生前から強くあったヴィッキーとのテレパシー的コミュニケーションが、彼女が肉体から離れ出たあと、さらに強くなりました。自分に求められているものがいったいなんなのか、次のステップがクリアーになったのはそのころのことです。
それは義務感からではなく、ヴィッキー・ウォールと約束を交わしたという感覚からでもなく、人として彼女が誰であったのかも関係なく…実際に自分に求められたことをやりたい、という自分自身の内側にあった最も深い感覚からのものでした。
私は、最善をつくして行動したいと思いました。私たちがいつでも求められていることを完璧にしようとするプロセスのなかで、それでもいつも完全にはできないことを知りながらも、私は自分のできることの最善をつくそうとしました。
私に求められたことは、明らかにオーラソーマを発展させることでした。
それは、ヴィッキーが表現したように、彼女がこの世にオーラソーマをもたらし、私がさらに世界に羽ばたかせる助けをすることでした。
ある意味それは、自分がエネルギーを注いで事業を経営し、世界に向けて運営していくこと…世俗的な明晰性と経験をもたらす役目であることがクリアーになりました。
そして、私はその明晰性をオーラソーマに生かし、比較的小さなものから少しずつ成長をさせようと試みはじめました。そうすることで、実際にそれがたくさんのきっかけとなり、大勢の人にとって役に立つものとなり、人生の助けとなっていくことでしょう。
それはヴィッキー・ウォールの仕事であり、かつオーラソーマのなかで彼女が天から与えられたものを通して、多くの人が自分自身をケアするサポートをするということの確認でもありました。
江谷 そして、AEOSが誕生しましたね。昨年はメイクアップシリーズも誕生し、AEOSの比重も高まってきたように思います。そこで、オーラソーマとAEOSとの関係について…、これからのオーラソーマはどのようになっていくのでしょうか?
マイク 私がヴィッキーと過ごした年月の間、彼女は人が自分の肌につけるものの重要性についていつも語り、強調していました。彼女は、オーラソーマが生まれる以前から、長い間作っていたクリームやバームといったコスメティックについて、いつも考えていたようです。
そして彼女は、私にさまざまな処方箋を遺しました。ですから、オーラソーマがある時点に行き着いたとき、もっと多くの人のためになるものについて再び考えることは、自然な成長だと私は感じました。
そうすることで、自らの助けのために色に呼ばれるわずかな人たちだけではなく、もっと普遍的なありかたでオーラソーマのエネルギー的側面をだれもが受け取ることができるでしょう。
私がヴィッキーから受け継いだ、オーラソーマの特別な手段やテクニック、そして特別な理解が、もっと一般的な人たちの感覚のなかでも役に立てるだろうと感じました。ですからAEOSはまさにその試みなのです。
AEOSはエナジャイズされたオーガニックスキンケアであり、私たちがオーラソーマで扱う同じ原材料、同じエネルギーをそのなかで使っていますが、それはもっと実践的な感覚で、毎日の美容や化粧のなかで人をサポートしていきます。
そうして、オーラソーマと同様のエネルギーが、もっと一般的な方法で使われるのです。
江谷 最後に、マイクの今後のオーラソーマへのヴィジョンをお聞かせ
ください。
マイク 時間のサイクルが変わるこの時点、特に今年2013年の7月以降、さらに多くの人が目覚め、本当に人生で大切なもの、価値あるものに気づきはじめるだろうと私は思っています。
大勢の人々が、サバイバルについて必要以上に考えているかもしれません。誰もがその理由を理解できるでしょう。サバイバルについて問われるようなことが起きてもおかしくない時代に私たちは生きているのです。
この7月以降に物事がシフトして、サバイバルの重要性から、おそらく目覚めへと潜在的に移行するかもしれません。そして、私はオーラソーマとAEOSは、その状況のなかで助けになると思っています。
江谷 日常生活のなかでの気づきと、目覚めのためのサポートをするというオーラソーマの役割は、今の時代にますます必要とされてきているように思われます。
今回、お話しいただいたインタビューで、ヴィッキーさんがもたらしたオーラソーマのヴィジョンが多くの人にも理解され、共有されるきっかけになればと思います。お忙しいところ、インタビューに応じていただき、ありがとうございました。
(インタビューの監修と翻訳 黒田コマラ)