マイク・ブース(オーラソーマアカデミー学長)2度目の来日によせて by『LIVING ENERGIES④』
このインタビューは、オーラソーマアカデミー学長であり、オーラソーマプロダクツの責任者であるマイク ・ブース氏が、1998年11月に2度目の来日をした際に行われたもので、『LIVING ENERGIES Vol.4』からの転載です。
内容は当時のものとなります。
※『LIVING ENERGIES Vol.4』は、こちらのサイトでお求めいただけます。
2度目の来日についての感想
今回の来日についてはとても興奮しています。日本の状況は非常に良い方向に向かっていると思いますし、現在日本で起こっていることはオーラソーマ全体から見ても、とてもエキサイティングだと思います。
すでに日本でも何人かの経験豊かなティーチャーが育ってきています 。ファウンデーションコースからアドバンスコースまでを教えられるティーチャーがすでに数人、そのレベルまでのティーチャーとしてのトレーニングを終えつつあります。
それは、オーラソーマを学ぼうとする人々が自国の言語・文化を持ったティーチャーからオーラソーマのエッセンスを学べることを意味します。
私は第一波の日本人ティチャーたちの質と彼らのオーラソーマに関する理解について、非常に満足しています。二年前の来日以来の発展は目を見張るものがあり、これは又この惑星上における意識の変革がもたらしているさまざまな兆候と合わせて見ても非常に意義深いものだと思います。
ライトビーマーペン、天使のコース、ブレス・オブ・ライフなどのワンデー・イベントの参加者たちには熱意とオーラソーマについての真の理解がはっきりと感じられました。二年前にもすでにその兆しは見えていましたが、状況はさらに良くなっているように思います。
日本というユダヤや西洋のエソテリックな伝統を伝達することが難しいと思われる異文化の中で人々の理解が深まりつつあるということは、とても勇気づけられることです。
オーラソーマが日本で理解されるにはもうすこし時間がかかるのではないかと私は考えていましたが、実際は全くそうではなく、すでに日本でも根付き始めているように感じています。
今週始まるアドバンスコースで教えるカバラについての人々の理解や興味が深まっていること、そしてアドバンスを2回目、あるいはなかには3回目を受講しようとしている人たちのカバラについての理解は本当に深いものがあると感じます。それを見ることは本当に嬉しいことです。
カバラのような概念が日本に紹介され、それが理解されるということは、そこに深い洞察が生まれ、東洋と西洋の統合が起こるということです。
それは、その他さまざまなことに関しても今後起こってくるであろう東と西の融合についての好ましい兆候を示していると思います。
私たち全てが、人間はその根底あるいは本質的な部分では実際はそんなには違っていないのだという理解に到達するかもしれません。
そして過去のそれぞれの文化がどんなに違っていたかに拘わらず、私たちは世界文化の創造に向かって動き出し、色と光、エネルギーセンターやチャクラを通して世界文化を考えることのできるニューマンの誕生そしてそこから又更なる新しい理解が生まれてくるかもしれません。
オーラソーマ タロットについて
オーラソーマタロットは、世界中で個展を開催しているフィリス・マホンというアイルランド出身のアーティストと共に、二年の歳月をかけて完成させました。
過去のタロットに使われているシンボルについてパム・ロビンソンと私が理解していることを統合して、新時代のタロットを創り出すために協力してくれるようフィリスに依頼しました。
実際にはどのように作業を進めたかと申しますと、まず過去の色々なタロットに使われている様々な神秘的なシンボルについてのパムと私の知識と体験を見直すことから始めました。
さまざまなタロットの中で、意識の成長という観点から本当に必要なシンボルはどれかを検討することが必要でした。生命の木と対応するエネルギーのパスを理解するために役立つシンボルはどれかを考えました。
なぜなら、タロットは生命の木のパスに対応していて、イクイリブリアムとタロット、そして生命の木には相関性があるからです。
さまざまなシンボルとタロット、ボトルの色、生命の木の間には何らかのシンクロニシティがあることが非常に重要でした。このような作業を行なったうえで、フィリスにこれらのシンボルやアイディアを絵に起こすよう依頼しました。
彼女は時間をかけてパステルや水彩でこれらのイメージを描きあげました。私たちは一枚一枚検討し、フィリスはそれらを持ち帰り、描き直したり、新しく描いたりしました。私たちはその絵のオリジナルを全て持っていますが、現在98枚になっています。素晴らしい出来栄えに私たちは驚きました。
それから、それらをコンピューターでスキャンして、コンピューター・グラフィックの観点から検討しました。細部を浮かび上がらせたり、オーラソーマの色と合わせるために色を濃くしたり、光を当てるなどの操作をして、タロットを完成させました。それは私が思い描いていたような、伝統的な生命の木のパスに適合した新しいタロットでした。
この新しいタロットはすでにヨーロッパでは、しばらく前から出回っています。このタロットはオーラソーマをより深く、そして正しく理解するために非常に重要な製品だと思っています。
なぜならこれらのカード一枚一枚が、ボトルの持つエネルギーについての洞察を与えてくれるからです。ボトルと長年にわたってワークしている人には明白でも、新しくボトルに出会った人にはわからないボトルについての情報を、タロット・カードが絵を通して教えてくれます。
それは、自分自身の潜在意識、無意識、あるいは集合無意識の側面についての手掛かりと、ボトルの意味に関する洞察を得る可能性をも与えてくれます。
ライトビーマーペンについて
もう一つの昨年の新製品はライトビーマーペンです。これは友人のドイツ人の医師と数年がかりで開発したものです。
何年も前のことですが、彼がバイアル入りのオーラソーマのセットが欲しいと言い出しました。テスト用のミニチュアセットは彼の考案で創り出されました。
鍼灸治療の際にクライアントをテストするために彼はこのミニボトルを使ったのですが、これはキネシオロジストたちにも様々なテスト用として使われました。このミニチュアセットの開発中に、その友人が体のある特定の場所に使うことができるように、バイアルに光りを通すことが出来れば、非常にパワフルで素晴らしい効果が期待できるのではないかと思いついたのです。
彼には長年にわたって鍼灸治療を行なっている、ドイツ人医師たちの団体に所属する友人がいました。もしこれが製品化できて、これらの医師たちに紹介できれば、オーラソーマのエネルギーが、彼らを通して沢山の人々を助けるために使われることができると彼は思ったのです。
そこで、私たちは彼の考えを具体化するための方策を考え始めました。その結果生まれたのがライトビーマーで、なんとかバイアルの中のエネルギーを安定させるまでにこぎつけました。
光がトーチを通過する時に、その波動と共にクリスタルや貴石あるいは植物の波動も共に伝達され、これらのエネルギーが体内に伝達されていきます。これは世界中で、特に私の友人の医師からドイツ人鍼灸医の団体に紹介されたドイツで、非常にポジティブな結果を得ています。
ライトビーマーペンはオーラソーマの新製品です。“ライトビーマーのような製品は、自分で選択する無理強いしないセラピーというオーラソーマの原則に反するのではありませんか?”と言う人達がいます。私は、ライトビーマーには基本的に2種類の使用法があると考えています。
その一つは無理強いしない自分で選択するという原則に完全に一致したものです。誰かが自分の好みで4本のボトルを選んだ時に起こっていることは、その人の本質がそれを必要としているということです。
オーラソーマでは、「あなたの選ぶ色があなたなのです」と言いますが、それはその色があなたの本質が必要としているものを反映しているということです。
私たちは2番目のボトルを治療に最も必要なボトルとみなしていますが、それは実際に体に塗って使うためのものです。私たちが発見したことは、2番目のボトルの色のバイアルを用いると、その色の波動と植物、クリスタル、貴石の波動がポジティブな効果をもたらし、体に良い影響をおよぼすということでした。
ですから、この方法は無理強いしない自分で選択するセラピーという原則に合致しています。
もう一つは、鍼灸医たちが色と光によるセラピーのトレーニングを受けることで、鍼灸などの伝統的な治療法に植物やクリスタル、貴石のエネルギーも含んだ色という全く別の次元の、非常に効果的な治療のためのツールが加わるということです。
エアコンディショナーのパッケージの変更について
エアコンディショナーのパッケージの変更はとてもわくわくする出来事でした。でも最初は見直しに若干の抵抗がありました。なぜなら、エアコンディショナーを生産するプロセスの中に、エアコンディショナーをパッケージングするプロセスが上手く収まっていたからです。
アルミニュームはイギリスでは比較的リサイクル可能な物質ですので、スイスやドイツでも同様な取り扱いがされていると思っていましたが、スイスではそうではありませんでした。スイスではアルミニュームをリサイクルする手段がないため、パッケージ材料として認められませんでした。スイスとドイツはオーラソーマ製品の重要なマーケットですので、この問題を解決する必要がありました。それでまあ必要に迫られて見直しを始めた訳です。
オーラソーマに関しては始めは分からなくても、最終的に全てが良い方向に向かってくれることが多いのですが、今回も物事がそのような形で進みました。
様々な角度から検討した結果、私たちはエアコンディショナーをエッセンスやティンクチャーと同じバイオレットのガラス瓶に入れることを思いつきました。それはパッケージとして、とても良いものだと思いました。
それでエネルギーの状態を測定するテストを行なった結果、バイオレットのガラス瓶に入れることでエアコンディショナーのエネルギーが25~30パーセント高まることが分かりました。これには興奮しました。
タロットの話の時にご紹介したフィリス・マホンが素晴らしい絵を描き、それが新しいエアコンディショナーのラベルとして使われていますが、ボトルやクイントエッセンス、タロットなどとも良く合っていて、システム全体とよく調和しています。
エアコンディショナーは新しく、また改良されたものになっています。それはディスプレーの観点からも、とても魅力的だと思います。エネルギー的にも効果が高まっていますし、使用上の新しい可能性が生まれると思います。家庭や、オフィス、クリニック、あるいは温泉などでエアコンディショナーのエネルギー、香り、色が環境を全く変えてしまう可能性を持っています。
シーエッセンスとバタフライエッセンスについて
これらの製品はエリックの担当なので、彼に話をしてもらうことが良いと思います。ですから、エリックを日本に招待してこれらについてのイベントを企画するようお勧めします。ティーチャーが協力してセミナーや経費についての計画を立てることが必要でしょう。これについては、彼に任せたいと思います。
新しいボトルがマイクを通してどのように誕生するか
ボトルがどんな風に誕生するかですが 、 初めてヴィッキーからボトルを誕生させるように頼まれた時のことを思い出します。
その時、私の内側は強烈なパニック状態でした。でもそれは全くどうしたら良いのか分からないからではなかったのですが。
44番目のボトルが誕生した時のことです。良く晴れた日で、ヴィッキーとの毎日の散歩に出ていた時のことでした。ヴィッキーは木々に祝福を与えていました。家に戻ると彼女が「クローディアと一緒に実験室に来て頂戴。あなた達に次のボトルを誕生させてもらいたいの」と言いました。私たちはお互いを見詰め合って、それから瞑想しました。
それまでにもヴィッキーが沢山のボトルを誕生させる場に立ち会いましたが、実際にどのようにして誕生するのか、はっきりとは分かっていませんでした。その時から現在まで、44番から98番までのボトルの誕生に関わっていますので、今ではそのプロセスにも慣れましたし、それほどパニックにもなりません。
それでもボトル誕生のプロセスを考える時に、いつでも思い出すのは以前私が陶工だった時のことです。
その頃、時々プロダクション・スローイングという方法を使うことがありました。それはどのようなものかといいますと、例えばカップを1個だけ作るのではなく、何百というカップを一時に作るのです。
大きな注文が来た時に例えば1週間、毎回2~3時間ずつ、ろくろの前に座ってただマグカップだけを作り続けます。最後には棚という棚にマグカップばかりが並びます。
そのような時には体の動きや呼吸、水の具合、ろくろの上のスポンジの動き、その他全ての動きが、ただ機械的になっていきます。
私はと言えば、起こっていることをただ見ている。そして粘土の塊を次から次へろくろの中心に乗せ、作業をただ繰返しているのですが、その時何か非常に特異な体験をするのです。
それはあたかも瞬間の魔法とでもいうように、何百と作り続けているマグカップの内の1個が特別な輝きを放つのです。
まるでそのカップについては全てが筋書き通りに進んでいくかのように粘土は簡単にろくろの中心に収まり、粘土と指の間に必要な水の量もちょうど良く、雑念も無く、全てが自動的に起こっていきます。
その時私自身は、花が開く時のように全てが自然のプロセスに基づいて、たやすく起こっていることの不思議をただ目撃しているかのようでした。
そして棚の上で乾燥させている間も、そのカップだけが何か輝きのような光を放ち、再びろくろに戻した時も足は自然にろくろを回し、何の苦もなく中心を定めることができるのでした。
そのカップに関する限りは全てが上手くいき、完全に乾燥した時も、他のカップと共に並べた時も、最初の火入れの時も、そのカップは直ぐに見分けがつき、さらに上薬をかける時もそのカップについては完璧な出来栄えでした。
他の何百というカップと一緒に窯から出した時も、それはすぐに見分けがつきました。店頭に並べた時もそのカップは私を魅了し、一見同じようにみえる何百というカップの中から最初に売れるのは必ずそのカップだったのです。
全ては自ずと起こるというその魔法、その自発性、その不思議が、実際に起こったかのようでした。ボトルが誕生する時にはいつもこのことを思い出します。
物事が自然に起こるに任せて、邪魔をしない。ヴィッキーは始めのボトルが誕生した時の経験をこのように描写しています。
全てを手が動くに任せて、自分は起こっていることをただ目撃している、そしてただ導かれてボトルを誕生させる。自分が邪魔をしなければ、そしてただその不思議の中にいれば、その瞬間にのみ魔法は起こり、ボトルが私を通して生まれてきます。
多くの占星術師たちがボトルのバースチャートを作っていますが、驚くべきことに、そのボトルの意味、色、そしてエネルギーと出生時間の惑星や星の位置との間にシンクロニシティが見られるのです。
マーガレット・コクビンが亡くなったことについて
オーラソーマの歴史上もう一つ重要な出来事はマーガレットの死です。
彼女はオーラソーマの歴史のみではなく、20代から60代でリタイアするまで行なっていた頭蓋整骨療法においても先駆者でした。
彼女はイギリスばかりでなく世界でも最初の頭蓋整骨療法士の一人でした。人体の中でも非常に精妙な部分である頭蓋骨にワークするというパイオニア的な領域において、彼女のプロフェッショナルライフの全てを治療に捧げ、常に最先端にいた人でした。
リタイア後、ヴィッキーと彼女がそれまでに仕事で作りあげた財産をすべて無くしてしまった時には、全てを賭けてヴィッキーと新しい事業に乗り出しました。
初期のオーラソーマの運営や、ヴィッキーのために書いた手紙、人々の処遇に関するヴィッキーからの指示、その他諸々のことがマーガレットを通して遂行され、彼女はその仕事にすべてのエネルギーを注いだのです。
彼女はオーラソーマの誕生と初期の段階において非常に重要な役割を果たしました。また1991年にヴィッキーが亡くなった時には私とクローディアを支え、守り、その後七年間にわたってオーラソーマの発展に尽力してくれました。
彼女は最後の日まで、オーストラリア・センターの状況や庭園のプランについて考えていました。オーストラリア・センターの設立については財政的問題から多くの困難がありました。それにも拘わらず、マーガレットは彼女が亡くなる前に、コフスハーバーに私たちのためのバンガローを建ててくれたのです。
ヴィッキーの死についてとても残念だったことは、デブ・オーラに彼女のために建てたバンガローにヴィッキーが移り住むことが出来なかったことです。彼女の死の一週間ほど前に完成したそのバンガローに、ヴィッキーは実際には住むことができなかったのです。
けれども、マーガレットの場合には、天は素晴らしい采配を振るってくれたと思います。ニュージーランド人の建築家であるラインハルト・フック氏の協力を得て、マーガレットはバンガローを建てたいという彼女の夢を叶えることができました。
フック氏は天然の建材を使って環境と調和する素晴らしい建造物を設計している建築家ですが、それはマーガレットの夢でもありました。ヘザーはマーガレットの夢を実現する手助けをしてくれました。マーガレットは亡くなる前の1ヶ月間そこに住むことができたのです。
彼女の死は彼女が生きたことの証しであり、魂の祝祭だと思います。それはある意味では完成であり、また新しい始まりでもあります。私は古い肉体から自由になった彼女の魂の喜びを感じました。
彼女と交わした最後の会話でマーガレットは自分が新しい肉体を得ること、そしてその肉体の中で今生では虚弱な体質のために出来なかったさまざまなことを成し遂げることが出来ると語りました。
それはオーラソーマのボトルに最後に加わった98番のサンダルフォン、ライラック/コーラル、が誕生する前でしたが、マーガレットは私たちと旅した南アフリカでオレンジ色の大地に生えたジャカランダーの木を見て言ったものです。
「マイク、いつかこのライラックとコーラルの色のボトルが生まれたら素敵でしょうね。」
私は答えました。
「もちろん。きっとそうなると思うよ、マーガレット。」
そして、今年の6月21日サンダルフォンが誕生したのです。わたしはこのボトルに“マーガレットのボトル”とサブタイトルを付けました。
マーガレットの死と変容のプロセスはあのライラックとコーラルのエネルギーを映し出しているかのようです。彼女もまた新しいキリスト・エネルギーの一部であり、この地球を訪れ、最後の瞬間まで喜びを持って人々への奉仕にその生を捧げたニューマンであったと思います。
マーガレットの魂に限りない感謝と尊敬の念を抱いています。あの世への旅路で彼女は沢山の魂たちと喜びの再会を果たしていることでしょう。そしてヴィッキーと共に変わることのない愛で、この肉体の中にいてオーラソーマの世界に生きる私たちをサポートし続けてくれているに違いありません。
カウンセリングスキル・トレーニングについて
ラハシャのカウンセリングスキル・トレーニングがオーラソーマのトレーニングコースに加わったのは、イギリスのインターナショナル・アカデミーでトレーニングを受けている多くの人が、直感から表現することはできても、カウンセリングの基本的なスキルを持っていないために最善のコンサルテーションをすることが難しいと感じていたことがきっかけです。
私は常々、ラハシャは世界で最も優れたカウンセリングスキルのトレーナーの一人だと思っています。私は彼の仕事を非常に尊敬していましたので、彼をアカデミーに招待することにしました。そしてこのコースをオーラソーマのディプロマ取得のための生理学の代わりとなるコースにすることにしたのです。
私たちはオーラソーマのワークを進めれば進めるほど、それを学ぶ人達が身体や分泌系の作用、体の諸器官の配置、そして分泌系と諸器官・腺との相互関係について学ぶ必要があると考えましたが、それにもまして、基本的なカウンセリングスキルが重要であることに気がつきました。
なぜなら、カウンセリングスキルはコンサルテーションの際に必要だからです。そのためオーラソーマのトレーニングのなかにカウンセリングという新しい流れを取り入れ、それをディプロマ取得の一部とすることとし、ラハシアが招待されることになったのです。
オーラソーマを学ぶ人たちへのメッセージ
さきほども申しましたように、日本の現状、日本におけるオーラソーマの成長には素晴らしいものがあり、勇気づけられます。
オーラソーマへの旅を始められたコンサルタントやセラピストの方たちに申し上げたいことは、私たち一人一人が別の次元からのサポートを受けているということです。私たちはただその可能性に対して開いていればいいということです。
オーラソーマのトレーニングにおいては、自分の知識が十分でなくても心配する必要はありません。むしろ自分を通して必要なことが表現されるのを許してあげさえすればいいのです。もし起こることをただ信頼できれば、もし生のプロセスを信頼できれば、あなたがコンサルテーションの中で提供するものは、それを受ける全ての人々を豊かにしてくれるでしょう。
オーラソーマの今後の展望について
ガタサンサ(和尚アートユニティ代表:江谷)と話し合っていることの一つに、日本にトレーニング・センターを設立する可能性があります。
オーラソーマ・ティーチャーたちのワークの基盤となり、また外国からティーチャーたちが来てコースを教えられ、又生徒たちにとっては日本のオーラソーマのホームあるいはハートと感じられるようなセンターの設立が望まれます。
今現在ではそれは単なるアイディアにすぎません。ガタサンサと私とでちょっと話し合っただけのことですが、それはとてもエキサイティングな可能性を持った種子だと思います。将来的に沢山の人が貢献し、自分がその一部であると感じられるようなものが実現されればとても素晴らしいと思います。
今後の来日について
今後の来日については私のスケジュールをみながら、あなたたちや他のティーチャーたちにとっても都合の良いタイミングを検討する必要があります。
私が日本に来るのは日本の状況をできるだけサポートするためです。今回の来日では、トレーニングを継続し、自分の知識や理解を深めるための可能性が常に準備されていると人々が感じるような環境を作り始めることを考えていました。
今回のコースについては、宿泊設備や食事など全ての点で満足しています。こういったことも参加者をまた別の方向からまとめる効果があると思います。瞑想ができる会議室などのあるホテルもあると思いますので、テキサスやデヴ・オーラ、その他のところで行なっているような一つのイベントの中にさまざまなセミナーを盛り込むというようなことも考えてみたら良いと思います。
年に一回のイベントを、色々なレベルを教えられるティーチャーを招待して開催し、さまざまな経験を持ったファウンデーションからアドバンスまで全てのレベルの学生が日本中から集まり、彼らがクローディアと私にも接する機会を設けたり、いろいろな可能性が考えられると思います。
マイク・ブース
オーラソーマが生まれて間もない1984年に、創始者ヴィッキー・ウォールと出会い、彼女が亡くなる1991年までともに働きました。ヴィッキーはマイクのことを、自分の「目と耳であり、たえざる道づれ」と呼び、後継者として託しました。現在、オーラソーマ社の社長であり、イギリス、オーストラリア、アメリカにおけるオーラソーマ・インターナショナル・アカデミー・オブ・カラーセラピュティクスの学長です。
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