鎌倉さんぽ部 古都トコトコ日記 ―由比ガ浜海岸の巻―
三方を山に囲まれ、残る一方を海に臨む鎌倉は、その昔守るに易しく、敵側からは攻めるに困難な自然の要塞でありました。
今でも鎌倉に住んでいると、大きな器の中で守られているような感覚を覚えることがあります。
大きな器の中に居ながらも、一方に大きく開けた海があることで閉塞感からは自由となるのです。
そこで鎌倉の地形にとって重要な要素である海、そして私にとって最も身近な海である、由比ヶ浜海岸をご紹介したいと思います。
由比ヶ浜海岸は大きく分けて7月、8月の海の家のある夏と、そ