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フリーランスの事例その②:街おこしに必要なのは「グルメとトイレ」二つのマップだった?!

こんにちは。
東京から福岡に移住したフリーランスデザイナーの酒井です。

さて、今回は僭越ながら僕の仕事事例のご紹介。
「街おこし」をどうやって盛り上げていったのか。をご紹介しようと思います。

東京・品川にある東京一距離が長い戸越銀座の盛り上げを、
「よりみち、とごし」というサイトを使ってお手伝いしたというお話を書こうと思います。

街おこしに一番必須な能力。それは「傾聴」。

さて、まず最初に「戸越銀座商店街」のこと、みなさんはご存知ですか?

テレビ取材とコロッケの街・戸越銀座

商店街の名前は知らなくても、実はテレビなんかでみたことがある人が多いかもです。

というのも、
戸越銀座っていう場所は東京の各テレビ局から程近い場所があるんですね。

それでいて、昔ながらのほのぼのとした雰囲気が流れているので、街頭インタビューにぴったりの場所なんですよ。

さらに、商店街の長さが1300mと、東京最長とも言える長さを誇っています。

そんな長い商店街を「食べ歩きの街」として売り出していることもあり「コロッケ」が有名。
商店街の飲食店や惣菜店は、オリジナルのコロッケを店頭で売っていまして、それを片手に歩く人もちらほら見受けられます。

商店街には、文化をつくってきた人たちがいる。

さて、そんな戸越銀座商店街。
じつは、戸越銀座商栄会商店街、戸越銀座商店街、戸越銀座銀六商店街「3つの商店街」が集まってできた商店街なんです。

この3つの商店街の魅力を、ひとまとめにして発信できるような。
ウェブメディアを作ろうということで始まったのが…
「よりみち、とごし。」プロジェクトです。

このサイトを作る前に、まず僕らが最初に行ったのが、
商店街の先輩方の話を聞くこと。

戸越銀座商店街がこんなに大きくなったのも、もともとこの地域を盛り上げようとしていた人がいたからこそ!

様々な商店街の寄り合いや、歴史の長い地元のお店のご主人さん。
逆に、戸越銀座に引っ越してきたニューカマーのお店の方。

商店街ごとの文化を知るためにも、とにかくいろんな人の「戸越銀座への愛」を聞いて、共通する想いはなんなのか。
ということをお伺いしました。

そこで出てきたのが、「ウェブで見ることができるガイドマップ」という考え方です。

それまでも紙でマップは作ってきたらしいのですが、やはり一回刷ってしまうと修正が効かない。

そして刷り直しをするとお金がかかるので、そんなにたくさん発行できないわけです。

ただ、東京一長い商店街で、食べ歩きを推している戸越銀座商店街。
初めて訪れた方にとってはガイドマップはやっぱりあった方がいいわけですね。

そこで考えついたのが、
「よりみち、とごし。」というサイトをスマホで見ることができるウェブガイドにすれば良いのでは?
というアイデアです。

食べ歩きに必要な「グルメ」&「トイレ」の2つのマップ。

スマホで見られる「長いグルメマップ」

それがわかった上で、最初に僕らが行ったのが「戸越銀座の飲食店・全店レビュー」

商店街の人に対して挨拶の意味も込めて、戸越銀座にある食べ歩きできる飲食店さんを訪れ食べ歩いて、それをマップにしていくという試みです。

これであれば、各店の美味しそうなグルメを写真も一緒に見せることができます。
さらに、新店が出来てもすぐに訪れることができます。

また食べログのようん情報がバラバラにならないよう、あえて1ページに全ての店舗の情報を集約。

今では「戸越銀座 食べ歩き」で検索すると1位に表示されるくらい、ご利用いただいています。

食べ歩く人には「トイレマップ」がものすごい重要だった。

さて、この取材を続けていく中で、僕らが実感したこと。
それは「トイレ問題」です。

食べ歩きって店内で食べるわけじゃないので、もしトイレに行きたくなったら公衆トイレに行くしかないんです。

東京一長い商店街、トイレを探すのも一苦労ですよね。
そんな不安を消し去るために、次に取り組んだのが「トイレマップ」

こちらも写真付きでご紹介しています。
「戸越銀座 トイレ」で検索すれば、こちらも一番最初にこの記事が出てくるようになりました。

ターゲットと同じ目線になるには、自分が体験するのが一番だ。

この案件で強く感じたのが、「見にいった方が早い」ということ。

食べあるきを売りにしている商店街の街おこしをするなら、

商店街を今まで大事に育ててくれた人たちの想いを知ることが大事だし、
商店街で食べ歩いてみて何が必要かを考えた方がいい。

自分たちが経験して必要だと思うから、作る。
かつてあの発明王エジソンが言っていた「必要は発明の母」が当てはまるわけです。

ウェブ検索で情報を知った気にならず、まずは実際に経験することを大事していきたい。それが結局、仕事を楽しむことにもつながると僕は思います。

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