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ど平日の福岡空港で小学生の娘に、会社に行かなくてもいいかも...と伝えた話。
こんにちは。福岡に移住してフリーランスをしている酒井です。
今、福岡空港で飛行機を待っています。
横にはお正月に買ってもらったNitendo Switchをやっている小学一年生の娘がいます。
AM10時35分。ド平日の金曜日に、明日千葉で行われるラグビー観戦のために成田空港に向かうわけですね。
こんな未来、若い時の自分は一ミリも想像していませんでした。
もっと具体的にいうと、36歳の時点では全く想像していなかった。(36歳って若いのかどうかは謎ですがw)
36歳の頃の僕といえば…
・会社勤め、一応、デザイン部の部長ではあったが橋から飛び降りたくなるようなこともあった。
・結婚はしたが、「親」にはなっていなかった。
・週3回は居酒屋で飲み会。ちょいデブでアゴの下が気になる。
みたいな感じでしたからね。
いわゆる普通のサラリーマンだったわけです。
ただ、そこから一年足らずで会社をやめてフリーランスになり、自分自身の時間は自分で管理しなければならない、いや管理したほうが気持ちいい。
と決めてからが、本当に「生きる」ということについてたくさん考えてきたような気がする。
「人生の指針のような言葉を持ったほうがいい」みたいなことを読んでいた本や人生の先輩方が言っていたので、
「そこにいると空気が良くなるような、空気清浄機みたいな人間になる」
と、決めてそこからズレるようなことはなるべく避けてきたら、今、45歳で福岡空港と娘にいるわけです。
今はデザインを使ったコンサルタント業を営むことで収入を得て、基本は今このキーを打鍵しているこのパソコンさえあれば、なんとかなっている。
運も絶対あるけど、本当に自分にしては上出来な40代のおじさんになっている。
空気清浄機になるべく、行動も変わった。
横にいる人が気にならないように、身だしなみや見た目、臭いなどにも気を使うようになった。
そのおかげで、
ぶくぶく太らないように飲み会を減らして、階段ダッシュも始めた。
口臭などが気にならないように、歯医者に定期的に通い、気持ちの良い香水を探し妻から評価を受けてみたり…
何より「興味のあること」に対して遠慮をしなくなった。
キックボクシング、ウクレレ、釣り、そして移住。
たった一度きりの人生だから、やりたいことがやれるチャンスがあるなら、とりあえずやってから考える。
というスタンスが、多分、僕にとって「息がしやすい生活」になっている。
失敗しても、まぁ、しゃぁない。と思えるし。
あ、書いていてわかったけど、今から行く「ラグビー観戦」もやっぱり行けるなら行きたい。だから行く。
娘には
「学校休んで飛行機に乗るのってなんかズル休みみたいだね」
って今朝言われた。
僕「そしたら、お父さんは毎日、ズル休みしてるみたいじゃん、まぁお父さん会社にも行ってないしなぁ。」
娘「そしたら、まいにち、なにしてるの?」
僕「家でパソコンしたり、たまに東京行ってお客さんと会ってるなぁ。」
娘「あと、このまえ、テレビでてたね」
僕「あれは面白かったね」
娘「カイシャって、いかなくてもいいんだね。」
僕「いいのかもしれんなぁ。会社に行かなくても。」
娘「ふーん。わたしは、しょうらいゲームつくるひとになりたいなぁ」
僕「いいじゃん。だったら、その勉強すれば。」
娘「ふーん。わたしは、しょうらいゲームつくるひとになりたいなぁ」
僕「よっしゃ。」
と言って、早速、↓のSwitchでゲームを作れるソフトを買ったわけです。
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小学一年生にはちょっと難しいかも、と思ったが、そこはNitendoクオリティ。なんか楽しそうにやっている。
というよりも、「やりたい!」という気持ちが子供の能力を引き上げているのかもしれない。
結局、人間ってモチベーションが全てだと思う。
自分が「やりたい!」と思うことを見つけられたら、そこに全振りする。
そうすると大体なんとかなる。
大事なのは「やりたい!」がしっかり見つかるか。
生きている間、ずっと課題になりそうだし、これがなくなった瞬間、もしかしたら自由じゃなくなるのかもしれない。