牧のうどん「花巻うどん」は地味に見えて華やか。獲れたて海苔はやっぱりうまい！
こんにちは。福岡に移住してフリーランスをしている酒井です。
朝から雪が舞い散る福岡の朝、お昼は温かいうどんで決まりでしょう。
さて、いつも通りお昼のラッシュ時間を避けつつ牧のうどん、イオンマリナタウン店に向かった僕。
こんな2月の寒い日には、午後気合い入れるためにも「肉うどん」行っちゃおうかな〜。と思っていたんですが、
「はい、今年もやってますよー。一ヶ月限定、有明海で獲れたて、売り切れごめんの花巻うどん。無くなり次第終了ですので、ぜひご賞味くださぁ〜い📣」
の声が厨房から聞こえてくる…。
花巻うどん？
とレジ横を見るとこんな貼り紙が。
あぁ、「海苔乗せうどん」ってことね。
花巻…って岩手県の花巻市のこと？
いや、でも有明産一番海苔って書いてあるし、福岡県の有明海のことよな。それって。
と色々わからないので調べたところ…
どうやら「花巻」って食べ方が江戸時代に広まったらしいんですよ。
花＝海苔のことらしく…
かけそばに散らした海苔が、花のようであったということが由来となり、
花巻そばと呼ばれるようになったという説や花巻そばに使っていた海苔の浅草海苔を、「磯の花」と読んでいたということが花巻そばの由来になったとも言われています。
あ、そういうことね！！！
土地の名前じゃ無いのね。
ってことは、まさしく有明の恵みタップリのTHE・地産地消牧のうどんってことじゃないですか！！これは食べるしかない。
早速注文してみました。
一瞬でスープが華やかに！海苔の旨み半端ないって！
ただね。少し躊躇はしましたよ。
だって「海苔」うどんですから。
海苔ってメイン張れるの？ねぇ。
って思ってましたよ。素うどんに比べて130円アップだし。そんなら素うどんで良いんじゃない？とかね。
出てきたうどんがこちら。
海苔が８枚。想定通り海苔のみ。
まぁ、とはいえ、牧のうどんのことだから絶対に何かあるだろうと思ってスープを啜ってみると…
は、、、、華やか〜！！
え！！こんなにスープの味変わることある？
鼻を突き抜ける磯の香り。
いつもなら、ガツンとくる出汁の味がこの海苔の香りの後ろに控えるくらいの華やかさ。
「海苔増し」って東京にいる時は家系のラーメンとかでよくやってたんですよ。海苔をスープに浸して、ライスに乗せて食べる。みたいなこと。
それとは全くの別物。
この海苔、掴めないんです。スープとの馴染みが良すぎて。持ち上げた瞬間、ほろほろと解けてしまう。
だが、それがイイ！！！
うどんを啜るたびに、海苔の香りが波のように押し寄せるんですよ。僕の鼻腔に。ざっぷんざっぷんと押し寄せる潮の香り。
獲れたて海苔ってこんなに香りが良いもんなんだ。海苔侮ってました。本当にごめん！経験価値としてこの海苔代、130円はちょっと安すぎるわ！
念の為、普段の牧のうどんのスープはどんな感じだったか、注ぎ足して確認したんですが…
やっぱり別物！いつもの牧のうどんのスープは節の香りが強いもんね。
本当に騙されたと思って食べてみて。マジで華やか。
僕的にはこの花巻うどんは「山いもかけ」も一緒にしたら良いんじゃ無いかと思いますよ。
きっと、華やかさがさらに強調されて、ニルヴァーナ（安らぎの境地）に導かれそうな気がします。ととのいそう。
期間限定、無くなり次第終了。
これはもう食べにいくしか無いでしょう！もう一回僕も行こうっと！