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牧のうどんの「素うどん」で本物のサービスのありがたみを感じる。

こんにちは。福岡に移住してフリーランスをしている酒井です。
東京出張から帰ってきた後ほど、福岡うどんが骨身に沁みます。

毎月、仕事で東京にうかがっているのですが、今月はほぼ一週間東京に滞在していました。
そうなると、辛くなってくるんです。何を食べたら良いのかわからなくなってくるんです。

福岡にいる時は迷ったら「うどん」って決めてましたから。
安いってのもモチロンあるんですが、単純にうまいんですよね。

東京にもモチロンうどん屋さんは山ほどありますが、正直、福岡のうどんのような「癒し」を感じることができないんです。

というわけで、出張明けの次の日に早速僕のパワースポット「牧のうどん イオンマリナタウン店」に行ってきました。

近所に牧のうどんがあって本当に良かった。

申し訳なさを払拭させてくれる優しい接客が嬉しい。

実は、「牧のうどん全メニューチャレンジ」も残すところ数メニュー。

温かいうどんで食べていないのは「素うどん 360円」のみ。つまり一番安いメニュー。これを頼むのってちょっと気が引ける。

というのも、牧のうどんさんって、こんなに美味しいのにとにかく値段が安いんですよ。

「スペシャルうどん」を除いて、単品トッピングで一番高いエロい味のする「鴨うどん」ですら620円。

さらに、「ネギ」「揚げ玉」などの薬味は無料。
こんなにしてもらって、素うどんは360円。

正直、申し訳ない。360円で受けられるサービスじゃない。
募金箱があるなら募金したい。

ということを考えてしまう僕なのです。牧のうどんが好きすぎて。

しかも、イオンマリナタウン店は直接レジに口頭で注文しに行くスタイル。

他店のように「自ら赤鉛筆で伝票書き込みスタイル」だったら、ここまで緊張しない。

だから、今回はオーダー時に声が震えましたよ。
「すっ…す…素うどん 一つ」
言っちゃった…申し訳ない。

でもね。こっからの店員さんの対応が神だった。
いつもどおりの気持ちいい「はぁい↑」という返事をいただき、うどんの提供口前で待っていると、いつもとちょっと違う声をかけてくれた。

というのも、通常なら、
「ネギ入れますか」と聞いてくれるところを、

「ネギと揚げ玉は両方いれますか?」と聞いてくれたんですよ。
そう、イオンマリナタウン店はフードコートにあるので、テーブルに薬味を置けない代わりにうどんの提供間際に薬味の有無を聞いてくれるのです。

ただ、通常は「ネギ」のことしか聞いてくれない。「揚げ玉」が欲しければこちらが申告する必要があるんですね。

ただ、素うどんの時は「揚げ玉」まで最初から全部聞いてくれる。
入れたほうが良いんじゃない?美味しいですよ。という雰囲気まである。

これ、本当にうれしかったー。
素うどんを頼んでも、やっぱり当たり前のように優しいんですよ。
美味しいものを腹一杯食べさせたいという気持ちに溢れているんです。声が。

で、出てきたうどんがこちらです。

綺麗なうどん。これが360円。
本当に牧のうどんが好きな人って、多分素うどんで十分なんだと思う。

だって、今までで一番「スープ」の味がわかるもん。
他のトッピングに気を取られないから、スープに全集中できるんですよ。
呼吸するかのように、うどんを味わえる。

フードコートで周りにお客様がたくさんいるはずなのに、僕の心は静かだ。
うどんを啜るたびに、ありがとうありがとうと、手を合わせたくなるくらいうまい。
透明なスープなのに、輪郭がはっきりした旨味。はっきりとわかる素材感。

福岡うどんすごい。うまい。

モチロン、麺の硬さは「やわ」で頼んでいるので、どんどんうどんがスープを吸って増えます。
食べるスピードが増えるスピードについていかないんですよ。心で拝んでるから。

そして、スープを吸い切ったところで、スープをもらいに行くと、この様子。


食べる前に注がれたスープ以上のスープを注いでくれる。

で、ここからがまた美味いんですよ。
うどんが最初よりも溶けてこない分、さらにダシ感がガツンと感じられるスープを味わえる。

初期段階のスープが「優しさ重視」だとしたら、注ぎ足し後のスープは「攻め重視」。

とにかくここからは、ますます無心になっていて記憶が曖昧だ。イっちゃってる状態なのかもしれない。

そして、気がつくと完食完飲。
お水を一息にのんで、ふぅーうううううう。と息を吐くと、体がほかほかになっているのに気づく。

この経験が360円で出来るって本当に…牧のうどんさん。
ありがたさしかないよ!
福岡のうどん文化をこれからも引っ張って行ってください。

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