見出し画像

【⑤R6年度診療報酬改定】ベースアップ評価料・算定開始から3ヶ月経過して


ベースアップ評価料算定・賃上げについて

ベースアップ評価料の算定が6月より開始され、3ヶ月程が経ちました。
当事務所でも、各所からご相談いただき、計画書の届出サポートを行ってまいりました。
この「note」ページからもご縁をいただいた先もありました。
ありがとうございます!

さまざまな理由から算定を行っていない、もしくは検討を続けておられる医療機関もおありかと思います。

本年10月1日からは、最低賃金が引き上げられ、
昨年の大幅最賃アップに続き、
全国的に過去最高の50円アップが決定される見込みです…
この賃上げの傾向は、今後も継続していくことが予想されます。

インフレによる光熱費、医療資材等の高騰もある中、
診療報酬で新設された本制度の活用は、
医療機関の経営に役立つものになるのではないでしょうか。

6月に大阪府医師会より出された郡市区等医師会当通知には、
ベースアップ評価料についてのお願いとして、
下記内容がホームページに掲載されていました。
https://www.osaka.med.or.jp/upload/files/20240619_165020_328645.pdf

(郡市区等医師会当通知より抜粋)
ベースアップ評価料は、
①患者さんのご協力(負担)で職員の給料のベースアップが行われること
②これまで自院で賄っていた基本給等の引き上げに要する経費を削減する目的もあること
③算定しない医療機関が多数ある場合、財務省は多数の医療機関が算定しないことを理由に、次回診療報酬改定での不利な条件を突き付けてくること(賃上げ財源は内部留保で対応することなど)が予想されること
が想定されますので、医療従事者が勤務されている医療機関は、医療人材を確保するためにも、できる限り算定していただきますようお願いいたします。


オアシス社労士事務所では、ベースアップ評価料に関するお問合せ受付中です。
検討段階のご相談も承っております!